第11話 火の谷は暑い
焼けるような熱い日差しの太陽
じめじめとまとわりつく湿気
そして地面が不安定な砂 見渡す限り砂・砂・砂
私達はそんなところにいる
「あつ・・」
「暑いです・・・私暑いのは苦手ー・・」
あぁ、アインゼが死にそう・・・
水筒に入れておこう・・汚いけど
「大丈夫?」
「な・・なんで3人は平気なのー・・」
「私は一応獣人の血も引いていて、暑いところは平気」
「ボクもー」
「俺はどこにでも対応できる」
うらやましい・・と思ったのはアインゼも同じだったようだ
「うわ・・一段と暑い・・」
「アインゼ、大丈夫?」
水筒の中からひんやりとした空気と声が聞こえる
「快適ですー」
ふと見ると、アウロとシーもこの暑さにはかなわないようだ
「ここは暑いわね・・」
「暑いー!ボクここやだー」
「我慢しろ」
オリスさん容赦ないです・・シーが半泣きしている
「ようこそ、勇者ご一行 わらわはここの主 ファインじゃ」
真っ赤なドレスに金髪の髪 まさに女王というイメージだ
「さて、ここでは暑すぎるであろう?わらわに着いてくるがよい」
そう言われるがままに着いていくと、さっきよりは涼しい場所に来た
「ここなら幾分か良いであろう?ここは火の谷、暑いのは仕方がないことなのじゃ」
「はぁ・・」
適当に返事をしておこう・・
「ファイリア、来なさい」
「はい」
女王にそう言われ来たのは小さい精霊 これが火の精霊なのだろう
「初めまして 私はファイリア、火の精霊です」
「これからよろしく」
「よろしくね」
「よろしくねー!」
「・・・」
「さて、カエデよ 残りの精霊はあと何じゃ?」
「後は風の精霊を保護した精霊使いを見つけるだけです」
「ふむ・・そやつならもうじきこちらへ向かうそうじゃ」
お、ラッキー
「後30分ぐらいであろう、しばらくこちらでお茶を飲もうぞ」
精霊使いってどんな人だろう・・
さて、のこりは風の精霊!
いきなり急展開(笑)しますのでご期待ください!
では次回に続く・・