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13-2六色の魔法と新担任

「ふぁ〜…。」

つい欠伸が出てしまう。

「ちょっと、お姉様。授業中ですよ?」

ルナが小声で注意をしてくる。

しかしトレイ先生の授業は退屈で仕方ないのだ。

昨日は天界に行ってて、あまり休めて無いし…。

良くも悪くもこれといった変化は無かった。

今現在は周囲の人々の運命もそこそこ良好。後はあの馬鹿王子をどうにかするばかりかと言ったところだろうか。

トリークの件以来少しでも近しい存在の人は『生きとし生ける者の大図書館ライブライブラリー』での確認を欠かしていない。

そうしないと安心した信頼関係を作れない自分が少し悲しくなる。

しかしながらトレイ先生はなかなかに信頼に足る人物のようで安心した。

あと最近は、こっちでも神力を使えるように修行を始めた。

しかしこれがなかなかに難しい。

もっぱら裏庭での修行なのだが思いの他、人が来るし、修行の成果という成果も今のところ無い。

というか何をすれば良いのかやはり分からない。

学院に通うとしたらあと二年しか無いというのに…。



「「ありがとうございました!」」

さて、今日も授業は終わった〜!

これからどうしようかな〜?

授業さえ終われば割と自由時間はある。

しかし娯楽が少ないが為に持て余すのだ。

仕方ないここは有意義に神力の修行をするとしよう。

修行と言っても出来るかも分からない物をひたすらに実現させようとする物である。例えるなら現実で舞空術とかを本気で練習している様なところである。うん、とても痛々しいね!

しかし俺はそんな自分は何をしているんだろう、みたいな目はとっくの昔に潰した。だって死活問題なんだもん…。


さて、裏庭だ。

現段階では俺以外には誰もいない。良い環境だ。色んな意味で見られるとまずい。

「さーて、頑張りましょう!」

といってもいつもここで何をやるべきか分からずに止まるんだけどさ。

今日は原点回帰といこうか、まずは瞑想からのイメージトレーニングとしよう。

天使曰く、神力の使用には明確なイメージの形が必要ならしい。

魔法にも似通う所はあるし、この過程で魔法が使える様にでもなれば儲け物だ。


という事で今は座禅を組んでみたりする。効果があるかは知らないけど何か一番それっぽい。

ドレスがいくらか汚れるけど気にする程俺は繊細じゃない。

しかしドレスで座禅とか奇妙極まりない光景だな。

というかこんな事を考えている時点で雑念だらけで効果ないんじゃ…。

そんな事が頭の中でグルグルと回り近づく者に気付かなかった。

「あの…、お嬢様?そんな所に座って何を…?」

「ぴゃうっ!?」

変な叫び声と共に尻尾がぴーんと伸びる。

変な方向に意識を向けていたせいで不意に声を掛けられ飛び上がる。バッと背後を振り返る。

「…トレイ先生?」

そこに居たのはトレイ先生だった。


一ヶ月振りの投稿となります。

待たせた割に相変わらずの薄い内容…。

皆様本ッ当に申し訳ありません!!

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