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10‐1リアン先生の婚姻

アレス兄が入学してからもうすぐ一年。

俺とルナは8歳となった。

今は隣で俺達と共にメル兄が必死にリアン先生の授業を受けている。

何でも中央学院の試験が近いのだそうだ。

ちなみにアレス兄はこの時期焦った様子は無かった。

そこら辺から察して欲しい。

メル兄は案の定魔法科を目指すそうだ。

もちろん魔法実技に至っては百点を越えられるなら千点にしたって良いくらいの実力だが、そこはどう足掻いても百点。

逆にその他の教科が結構絶望的。

魔法にしても筆記に関して言えばメル兄にとって魔法発動のプロセスなどあって無い様な物だからそこまで良い訳ではない。

総じて何をや言わんかと言えば、結構危ない。

中央学院は平民も当然の様に受け入れるが、逆に実力が満たなければ貴族だって追い出す。そんな厳しい学校なのだ。

裏口なんてのも無くは無い、しかしここは天下の公爵家。エリート中のエリート。そんな事が発覚すれば信用もがた落ちだろう。

それに最初から父がそんな事を許さないだろう。


そしてこんな無駄な事を考えていればいつも通りリアン先生からの愛の教本が飛んで………来ない?

リアン先生は何やらニコニコとして上の空。

逆に怖い。とゆーかキモい。

これはどういった現象だ?

俺は決してMではないがいつも叩かれているだけに物足りなさすら感じる。決してMではないからな!!

ちなみに今やってんのは算数。これは年齢相応の内容。逆に言えば俺にはとても退屈な内容だ。


「これで今日の授業を終わります。ありがとうございました。」

「「「ありがとうございました!」」」

「ん〜っ!終わった〜。」

グッと背を伸ばすメル兄。

「…おかしいですね。」

呟く。

「何がですか?お姉様。」

不思議そうにするルナ。

「だって私はともかくメル兄様まで今日は叩かれて無いじゃないですか?」

「…確かに。」

納得するルナ。不満そうなメル兄。

「そこ納得するんだ…。」

メル兄が不平を言うが、とりあえず日頃の行いを省みて欲しい。

「でも確かにそうだね〜。」

「何かあったんでしょうか?」

ふむ、確かに何かあったのかもしれない。

でも一体何が…?

「病気とか〜?」

「縁起でも無い事言わないで下さい。それにあんなに笑顔だったんですよ?」

俺も病気では無いと思う。

「じゃあ男の人とか〜?」

「リアン先生に限って…。」

自分で言って固まった。

そうだ、初めて天界に入った日。見たではないか彼女の運命を。

「いや、きっとそうです!」

「お姉様?どうしてそう言えるんですか?」

…言う訳にはいかないよな。

「勘…かな?」

不思議そうな顔をされたが知らぬ顔。

言えないし、言っても電波扱いだろう。


タイトルがまんまですね…。

もう少し違うのが良かったかも…。

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