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8‐6王城訪問と意気消沈

状況整理という名の前回までのあらすじ!

迷子になった→少年と出会う→何とその少年は王子だった→王子からの求婚→現在。


少年が王子だったのは、まだ良いとしても次の段階が何度考えてもどう考えてもおかしい。

ひとまず現実に戻るとしよう。


「えっと、それは…どういう…?」

状況を整理したからといって困惑が解ける訳ではない。

「簡単に言えば俺と夫婦の契りを結ぼうという事だ。ん?余計難しかったか?」

とりあえず彼と俺に言葉の相違が無い事は分かったがそんなの全然嬉しく無い。

むしろ違ってた方が良かった。

「私たちまだ10歳にもなっていませんよ?」

俺の笑顔はもはや引き攣っているだろう。

「愛の前には関係無い!どうか結婚をお許し下さい!お義父様!」

あっちからしたら何の事やらだろうが俺は男と愛を育める程守備範囲は広く無い。

第一俺がこの人と結婚したらルナはどうなる?

これは大きく運命を変え兼ねん。この求婚は何としても断る必要がある。

「アティはどうなんだ?」

「わ、私何かよりルナの方が良いと思います。」

ルナには運命さきの見えない不確定な未来より今見えてる幸せな運命を歩んで欲しい。

「お、俺の求婚を断るのか!?」

あ、でもやばい地雷踏んだかも。

「私は生涯結婚する気はありませんので。」

ここまで言っときゃ大丈夫かな?

「アティ、それは本当なのか?初めて聞いたぞ?」

あー…、意思としては固まっていたけど誰にも言ってなかったしな…。

「はい、これが私の本心です。駄目ですか?」

正直に伝えよう。

「いや、アティがそういうならそうで良いんだ。」

流石お父様、話が分かる。後はこの王子だが…。

「結婚したく無いというのなら俺がいつかその気持ちを変えさせて見せよう!」

黙っていた王子からの何故かの宣戦布告(?)

…何でフラれてからその切り返しになる。前向き過ぎるだろ…。アラン王子。

「嫌ですっ!」

「絶対に変えてみせるっ!」

このままでは平行線だ。

「ハハッ!若くて良い事だ!アラン王子、気に入ったぞ。アティの気持ちを変える事が出来たのなら結婚を認めようじゃないか!」

何だとーーーっ!?

「本当ですか!?」

「ああ!本当だとも!ただし、強引な手段に出るようならこの話は無かった物とさせてもらう。アティの気持ちが最優先だからな。」

まあ、確固たる意思がある分俺有利だが、問題はそこからどうやってルナに意識を向けさせるかだな―…。

というかお父様…、信じてたのに…。

こうして俺の悩みの種を増加させ、この日の王城訪問は終わった。

はあ…。見た目子供なのに最近ため息ばかり吐いてる気がする…。


最近ストックが少なくなってきた…。

一話が短くても毎日更新が売りだったのに…。

まあ、やれるとこまで毎日更新しますけどね。

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