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7‐3王立中央学院

…何コレホグ◯ーツ?


遠くから見ていて、

あぁ、きっとこれが王城何だろうな。そう思っていた建物。

何とそれが王立中央学院だった。

後ほど話を聞くと昔は本当に王城だったが一部がたが来ており、新築するに当たって旧王城を学校として改築したのだそうだ。

でかいな…。

「お父様。これが王立中央学院なんですね。」

立ちはだかる巨大な門を見上げながら呟く様に言う。

「あぁ、これが私とキュベア、リアンやアルマ、アティは面識無いだろうがディランもここの卒業生だ。」

昔を懐かしむ様に父が答える。

「さて、入ろうか。」

父が紙の様な物を取り出す。


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「クロノス・マスグラン・トピアーゼ様。ヨウコソイラッシャイマシタ。オハイリクダサイ。」

目の前の門が独りでに開く。

きっと魔法なのだろう。時代背景は中世なのに随分現代的なセキュリティシステムだ。


入るとそこには一人の人がいた。

見た目若いし生徒だろうか?

「良く来てくれました。クロノス君。」

見た目父よりいくらか若いが同級生なのだろう。

「お久しぶりです。モーガン先生。今は校長をやってなさるそうで。」

…聞き間違いだろうか?

「…先生?」

「あぁ、そうだ私の恩師、モーガン先生だ。」

「モーガン・ドレイト・ トゥーリスと申します。以後お見知りおきを可愛いお嬢さん。」

とりあえず自己紹介か。

つーか校長若いな!?

「アティーニャ・ラグラン・トピアーゼです。以後お見知りおきをミスター。」

リアン先生に仕込まれた通りに優雅に礼をする。淑女としては完璧だ。男だけど…。

「そちらもクロノス君のお子さんですか。」

「ルナシア・ラグラン・トピアーゼです。」

「メルキウス・ドグラン・トピアーゼです。」

「アレスト・ドグラン・トピアーゼです。」

皆一様に礼儀正しく自己紹介をする。こういう作法は完璧だ。

「君がアレスト君か。うん、たくましく聡明そうな子だね。」

「ありがとうございます。」

アレス兄はホント真面目だ。

そんな時突如

「先生はおいくつなんですか?」

そんな質問をしたのはメル兄だ。

「メルッ!いきなり何を!?すいません!先生!」

父が厳しく諭す。

「ハハッ、良いんですよ。良く聞かれますし。」

正直ストレートに聞く気にはならないが気になっていたので俺としてはメル兄はファインプレーだと思う。初対面としては完全にアウトだが。

「私は今年で352歳…でしたかね?になります。」

とんでもない年齢だが異世界ならまあありかなと思う。

俺の感覚も大分狂って来た様に思える。

「先生は確か魔族の不死種でしたっけ?」

「そうです。まあ不死といっても他よりいくらか生命力が強く、老いで死なないだけですけど。」

とりあえずそれを一般的に不死身と言うのではないかと思うが。


「では私とモーガン先生はお話があるからアレス達は学校の見学でもしてなさい。」

そう言い渡され、学校の見学をする事とした。

とりあえず見学して遭難なんて事にならない様に気をつけないと…。

この学校ならそんな話も実在しそうだ。

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