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3‐3眠り姫発寝(はっしん)?

初予約投稿です。

上手く出来てるかな?そんな三日前の作者でございます。

ずっと続いてるかの様に思えた白い空間。天使によるとこれは俺の空虚(貧相?)な想像によるモノだそうだ。


「手軽に図書館、又は本のたくさんある場所を想像して下さい。」


その言葉通り図書館をイメージしようとしたが、夏に涼みに行った位しか記憶が無い。とりあえず学校の図書室にした。どちらにしようと数える程しか入った事は無いが。


周りの景色に変化が訪れる。これは正に俺の学校の図書室だ。


「イメージは付きましたか?私から貴方の想像を伺う事は出来ないので大まかな説明をします。まず運命を見る対象を出来る限り絞って下さい。」


誰にしようか?とりあえず…リアン先生辺りにしとこうか。


「決まりましたか?ではどの本でも良いのでその人をイメージしつつ、本を手に取って下さい。」


棚から一冊の本を取り出す。


『リアン・ベルゼ』


これは確かリアン先生のフルネーム?一番最初の自己紹介で名乗ってた気がする。


「その本に見たい対象の名前が浮かんでいるなら成功です。運命の確認が可能です。」


「これって実際にプライバシーもクソも無くね?」


「それはそうですが、世界の平和の為には多少の犠牲が必要なんです。」


「うわ…何その歪んだ正義っぽい台詞…。」


「それに私達にはその人がどんな人かより世界にどんな影響を与えるかが重要ですから。そんな事より本を読まないんですか?」

結局俺は本を読むしか無かった。


内容はリアン先生の人生だった、運命を見てるのだから当然かも知れないが。

とても平和な内容だった。加えて数年もすれば結婚するようだ。良かったね!リアン先生!


「あとこの本はその人の人生に置いて、重要性の高い事柄のみを残す『絞り込み』も可能です。また逆も可能ですが、やりすぎるとその人が立った、座った、歩いた。とかの話になるので気をつけて下さい。」

流石天上の者たちが作ったシステムだ。便利な事この上無い。

「もう少し位なら居ても良いですが早めに帰って下さいね?」


「あいよ。」

忠告は受け入れるべきだろう。今は無理でも後でまた来れば良い。

「では、私は『あれ』の後始末があるので。」


「お疲れ様。」


「ありがとうございます。」

そう言って天使はいなくなった。


さて、帰りますか!




天使がいなくなってからようやく気付いた。

………どうやって帰るの?


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