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2‐5異界の半神半人

時は変わってただ今食事中。


日本人としては辛い米抜きの生活。主食はパン等だ。あと元々嫌いでは無かったが虎という身体的特徴からか肉を好んで食べてる気がする。


日本人好みの味付けとはまた違うから独特な風味とでも言うべきものにも最初は苦戦した。


食事は良いものを食わせてくれているようで。野菜も農薬使わずの完全な有機栽培でおいしい。


ただ何の肉を食べているかは知らないし、聞く気も無い。


以前に

「おいしいですね。何のお肉でしょう?」

と聞いたら何食わぬ顔で

「それはヤマガエルの舌だ。なかなか取れない貴重な部位だよ。」

と答えられた。リバースはしなかったけど食べる気は失せた。


それからは知らぬが仏。美味しく食べられるなら良いじゃないかという事で聞かなくなった。


食事中は家族皆での食事だが静かだ。そんな正式な料理店に入った事は無いが余り大きくは違わないようで、記憶に残っている限りのマナーでも子供だからかどうにかなっている。



食事も終わり家族でティータイム。

因みにさっきのは晩御飯だ。日本人の感覚としては精々朝か昼に飲む位だがもうこの世界の習慣と考え、当然の事となっている。

良い茶葉使ってるんだろうな…。ホントに美味しい。


「ルナ、アティ。リアンさんから聞きましたよ?勉強を頑張っているそうですね?」

そういうのは母親のキュベアである。


「はいっ、一人で本も読めますっ!」

元気にルナが答える。マジ可愛ええ…。


「アティは?どうですか?」


「私も大丈夫です。」

俺はとりあえず何処でボロが出るか分からないので口数は少なめにしている。


「ほう、流石我が娘だ!これは次の舞踏会では自慢しなくてはな!」

…バカだ。親バカがいる。これはその場にいる者全ての考えだった。


「やめて下さい!お父様…。恥ずかしい…です。」

やばい照れてるルナもめっちゃ可愛い。元の世界にお持ち帰りしたい。ルナたんハアハア…。

とまあシスコンっぷりが暴走し始めたので一旦落ち着こうか。


「アレスも剣術を大分頑張っているそうじゃないか。ディランももう手を抜いてられないと言っていたよ。」


「はい、ありがとうございます。」

アレス兄は真面目だなぁ…。


「メルは実技魔法は頑張っているそうじゃないか。」


「はい、僕も頑張ってま〜す。」


「ただ座学の態度に問題有りと聞いている、頑張りなさい。」


「は〜い…。」

メル兄は一を聞いて十を知らずに二十を知るという何か外れてる天才だそうだ…。



普通に凄い次期公爵家当主アレス兄、偏った天才のメル兄、容姿端麗、眉目秀麗、とにかく可愛い妹ルナ、そして俺こと転生者アティ。

そんなアブノーマルな子供たちがこの家には揃っているのだった。


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