中学生になっておしめなんて 4.経過入院とお見舞い
昭和の中頃、子どもの頃の家庭医療、お浣腸の思い出について
翌朝、早く目が覚めてしまいました。自分でも昨日より調子がいい感じがします。溜まった便のお通じがきちんとできて腸も動いているようで、そうなるとお腹も減っているようです。
「ああー、お腹か減った」
と、独り言を言ったつもりですが、ちゃんと返事がありました。
「おはよう!」
まだ夢を見ているのかな。
「んん?」
「おきた?」
「!」
寝ぼけていた頭が、その一言で覚めました。
「ねえや」
「おはよう、どう具合は?」
そう聞くと、布団がはだけていたのを思い出し、慌てて布団を掛け直します。
(おしめカバーの前あて、見られちゃったかな…)
「お腹、良くなった?その…」
ねえやはしっかり見てしまったようです。昨晩、あらかた処置内容を聞いて女将に報告しましたのでどうしたのかは分かっているのですが、今、おしめカバーの前あてに書かれていた文字が頭から離れません。
「うん、良くなった」
「よかった。お腹減ったでしょう。さっきそう言っていたものね。簡単だけど、おじやとおにぎり持ってきたのよ」
飯盒型のお弁当箱に入れたおじやと銀紙に包んだおにぎりを出した。
「どっちがいい?おじやは玉子とかしてあるの。お腹にはこっちの方がいいかな?おにぎりは軟らかめに炊いたので一つづつ包んであるけど、ちょっと崩れるかもしれないので気を付けて食べてね」
「じゃあ、おじや」
「そうね、まだ暖かしいし、冷たくなると美味しくないからね。はいどうぞ。こぼさないでね」
子供用の割れスプーンとお弁当箱を渡します。
「今、何時?」
食べながら、時間を聞きます。
「もうじき、6時半ね」
昨晩は9時か9時半に寝たので、9時間くらい寝ていたことんあります。
「そんなに寝たんだ。ねえ、ねえやは、何時に来たの?6時位?」
「その位ね」
「朝早くから、ありがとう」
「いいえ、大丈夫よ、それよりもう少ししたら回診に来ますって、婦長さんが言っていたわよ」
「看護婦さん来たの?」
「婦長さんがね。昨夜から泊まり込んだって。だから看護婦さん困らせないように、ご飯食べたら、その準備しよっか」
ご飯食べて、おしっこのため、おしめカバーとおしめを取ってもらって、お小水をし終ったところで婦長が入ってきました。
「あら、おしっこ?お便はどう?」
「昨夜からは無いようです。もう出切ったのでしょうか?」
とねえやが答えます。
「どうかしらね?では、お腹の調子と脈見ますからそのまま寝て下さい」
本当ならパンツくらい履きたい処ですが、先ほどまでおしめなのでそう言うわけにもいかず、中学生にして全裸で寝台に仰向けになります。
「お腹、大分、動いてきているみたいね。脈も体温も問題ないみたいね。9時になったら診察室に降りてきてね」
そう言うや、また、おしめをして浴衣型の病院服を着させられます。それまではすることもなく、病室でねえやと一緒に過ごします。
時間になったので、病室専用の階段から診察室に入ります。すでに一般の診察の時間になっており、ざわざわと待合室からも診察を待つ人の雰囲気が伝わってきます。昨日はいなかった看護婦さんに、すぐに案内されてレントゲン室に誘導されます。同じく昨夜居なかったレントゲン技士に、待ち時間無くx線撮影をしてもらいます。浴衣とおしめを取って全裸で撮影し、直ぐに着直して、一旦、病室に戻るため階段を上ります。すると病室から歓談の話し声が聞こえます。ともとみちゃんです。もとみちゃんがお見舞いに来ていました。今日は土曜日なので学校は半日あるのでどうしたのでしょうか?
「お母さんが、回覧板、持っていったら、ひろくんが、入院したって言うからびっくりして、それに私も昨日夕方通院して、今日も来るように言われたの。だからついでに、来ちゃった。お見舞い。迷惑だった?」
「ああ…いや…」
ああ、やっぱりあの女の子はもとみちゃんだったのか…よりによって幼馴染に知られるなんて…
「ひろくん、どう?お腹壊したんだって?」
「うん。でも、もうだいぶ良くなった」
「そうよかった!今診察してきたの?」
「うんん、違うよ。診察はまだ。先にレントゲン撮ったの」
「そうなんだ」
「もとみちゃんは?どこが悪いの?」
「どこって…わ、私もお腹壊したのょ…」
「そうなんだ。一緒だね」
そうそう浣腸もされたんだよね。そうれも一緒だねと聞きたいのですが、そんなことは恥じらいのある女子中学生に聞けません。
「あっ、もうこんな時間!私もこれから診察なの行かないと…やだな…」
「診察は嫌だよね、でも頑張って行って来なよ」
「うん…」
と言うもとみちゃんを見て、
「その治療、そんなに辛いの?」
「そうじゃないんだけど…」
と、昨日の事もあり何かを察しました。また今日もされるので憂鬱なのです。それを昨夕の帰りに窓口で言われたのでしょう。
「もう行かないと…」
来週学校で合おうねと言い残して、待合室の方へ降りて行ってしまいました。
それと入れ替わりに、徹夜で当番をしてくれた婦長と別の看護婦が2人、部屋にやって来ました。
「具合どうかしら?お便はあった?」
そう言われ、
「便は無いですが、具合はだいぶ良くなりました」
と受け答えします。
「そう、それは何よりね。でもね、もう1回お浣腸しようか?」
何も言わないでいると、
「レントゲン、まだ便があるみたいなの。先生からも指示があったの」
もう一人の看護婦さんも、
「ごめんね。いやだけどすぐやっちゃおうね」
と、否応なく腕を掴まれてしまいました。
丁度、その頃、同じように浣腸宣言をされた娘がいました。そうです、もとみちゃんです。文字通り背中を押されながら、重い足を押し出すように進めます。日勤の看護婦さんにてあの浣腸室に連れてこられました。2つある診察台の片方に案内され、スカートと下を脱いで横になる様に言われますが、なかなか手が進みません。やっと吊スカートを脱いだところで、もたもたしているのを見かねて、
「お手伝いしますね」
と、助手の見習いさんに木綿の下履きと化繊の重ね履きを一気に脱がされてしまいました。
「はいこちらを頭にして、横臥ください」
渋々、そうすると、ガラスビーカーに同じガラスが触れる音と、きゅーっと吸い上げる音も聞こえます。浣腸は何よりも恥ずかしさが先に立つもので、何度されても慣れないですが、ここで嫌がっても、どうせされることが分かっていますので、こうなったら何とか早く済ませようともう抵抗は止めます。
「はい、入れますね」
その瞬間、人が入ってきました。仕切に簡単にカーテンは引いてありますが、隙間も多く、一瞬ですが顔が見えました。ひろくんです。相手もきっと誰か分かったと思います。ひろくん自身も恥じらいに浸る間もなく、もう一つの診察台に寝かせられて、おしめを取られて全裸で仰向けに寝させられてしまいました。ひろくんが、おしめを開かれたその瞬間、もとみちゃんは内筒が押されて浣腸液が全て入りました。もう後戻りできません。
おなかに入ってから1分ほど経過したグリセリンの薬は、排便を徐々に促しつつあります。2分ほど経った今はもう我慢でき居ない程の、便意が募ってます。
(どうしよう、我慢できない!でも、でも今したら…)
そう思っていると、看護婦さんから、
「どう」
と聞かれますが、意地でも隣に聞こえてはなりません。歯を食いしばって我慢します。
「もういいわよ、跨って」
そういって、排便場所のオマルを指さされました。これだと聞かれてしまいます。それに匂いも、そこで看護婦さんに
「お便所、使っていいですか」
幸い、お便所は自分の診察台側にあります。ひろくんに気が付かれないで、お便所に行かれるかもしれません。
「いいけど、動ける?」
「何とか」
とは言うものの、限界であることは自分でもわかっていますが、気力全力で移動をしようと、一歩、足を出します。その体重が片足にかかった瞬間、ぴゅーっと肛門から薬剤が漏れ出しました。それを見た看護婦さんも、ここに掛けてとオマルに跨らせます。こうなるともう一回踏ん張って立ち上がることなどできようはずもなく、
「ぶぶぶぶー」
と排便が始まります。
「あら、やだーー」
先ほどから小声でのやり取りを聞いていました。そして、今の排便中の声を聴くにつけ、心の声が思わず声に出てしまいました。
「もとみちゃん?」
「ひろくん?ああー恥ずかしいぃー、お、お願い、みんなに黙っていて!ぶぶぶぶっぶ」
もう止まりません。
「わ、分っているよ、や、約束するよ、僕の事もね」
全てが終わって病室に戻ると、そこにはもとみちゃんだけが居ました。
「おねえさん、お洗濯に行くってさっき出って行ったの。さっきはごめんね」
「ごめんねって?」
「だから…」
「ああ、あれ。さっきのされたこと?」
「そう」
「もとみちゃんも、お腹悪いの?本当にそれだけ?」
「…うん…便秘なんだ」
「便秘?なんだ、そんなこと」
「なんだっ、そんなことって」
と、さっきの気弱なもとみちゃん、ちょっと怒っています。
「ごめん、実は僕もだよ」
「ひろくんも?」
「そう、母親譲り」
「母親譲り?そう言えば女の子っぽいものね。あっごめん、悪い意味ではなく、雰囲気も優しいし。でも便秘症なの?」
「そう、便秘症。で今日もここにいるわけ」
「じゃあ、おか、か…」
「お浣腸?そう、昨日から何回か浣腸もされた。安心した?」
昨夕も浣腸されたよねとは聞かずに、代わりに自分の事を答えてあげました。
「うん、ありがとう。じゃあこれは2人だけの秘密にして、その代わり…」
と言うと、上に乗って口づけをしてきました。そのとき浴衣がはだけて、腰ひもで結わかれたおしめカバーがはっきり出てしまいました。
「あっ」
「これ、おしめカバー、中学生になっておしめなんて…」
「うん、恥ずかしくないよ。今日の私と一緒」
そう言って、浣腸処置用と書かれた文字をなぞりながら、
「本当だね」
なんか気が晴れたのか、ちょっと惹かれはじめた幼馴染同士、お互い抱き合って…
浣




