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1 身バレ

前回短編やったから連載で書いてみようかな。私のやる気が続けばだけど・・・

二作目です。






誰にだって一つや二つ言いずらいことはある。

それがたとえ10年以上の付き合いの幼馴染だったとしても言えないことはある。

隠し事をしている今の状況がつらいわけではない。

だから、話して関係が少し違った形になるリスクがあるなら現状のままでいい。

それに自分が深刻に考えているだけで案外話したら相手はすんなりと受け入れてくれるかもしれないし。

けれど、同じようなことを共有できる人がいるならなら楽しいだろうに・・・





(あおい)先輩、まじで可愛いっていうか美しいよなー。」


俺、吉川千尋(よしかわちひろ)が通う高校には、男女問わず学年も問わず惹かれる美貌を持つ生徒がいる。

それが錦木葵(にしきぎあおい)さんだ。

その美貌は言わずもがな、背も高く、運動もできて、クールな振る舞いに対して誰にでも優しいし、成績も優秀ときたら誰でも彼女を一度は好きになってしまうだろう。

俺は窓から登校してくる葵さんを見つけてそう言った。


「え?千尋(ちひろ)、お前葵先輩狙ってんの?俺らじゃ無理だろ。」

「そんなんわかってるよ、狙ってるとかそんなんじゃなくて普通に美しいなーって思っただけで‥」

「はいはい。わかってますよーっと。」


まぁ、あいつの言う通り少し裁縫と料理が得意なことくらいしか取り柄のない俺には眺めるだけで今後かかわることがないであろう人だ。


「なぁー千尋、今週末みんなでボーリング行かね?って話してたんだけどいくか?」

「あー、今週末は予定あるからパスで」

「なっ!呼べば来てた千尋に用事だと・・?お前彼女でもできたか?」

「違う(¬¬)普通に用事だってば」

「んー(´・_・`)?」


そう、嘘は言ってない。

このイベントはコスプレイベントであることを隠しただけだ。

俺は小さいころに姉と妹に


「「絶対素質あるから!!」」


と、おしゃれやらメイクやら着せ替え人形にされているうちに自分でも少し楽しくなってきて女装を続けている。

といっても、心まで女性っていうわけでもなく、学校でつるんでいるのは男子だし、みんなで女子の好みの話で盛り上がったりもするので女装はあくまでも趣味だ。

そして、今SNSで3万人のフォロワーがいるちょっとした有名人だ。

今までオフイベには参加したことはなかったが、以前から興味はあったのと最寄りからはアクセスがいいけど、知り合いが絶対に行かなさそうなところでやっていたし、共通の趣味を持つ知り合い作れたらなーとも思っていたので今回参加を決めた。


「千尋、何のイベント行くの?」

「・・・、次体育外だから早くいくぞ」

「んんー(´・_・`)?」





そしてイベント当日がきた・・・!

イベントではアニメのコスプレをする予定だったけど当日になって気分が上がって女装もしたくなったから会場までリスクはあるものの女装で行くことにした。



イベント会場についたけど、これ何人いるの?

それに入るときに回り見たら結構人と来てる人多かったけど一人で大丈夫か?

それに結構人いてこんなに大きいイベントだったんだ・・

でもでも、衣装は自分で作ってきて自信あるやつ持ってきたから大丈夫なはず!


それで、着替えて中に入ったはいいけどこれどうしたらいいんだ?

途中何人かフォロワーに話しかけられて写真撮ったりはしたけどすぐどっか行っちゃったし。

周りはもうグループ元からできてそうかもっと有名なコスプレイヤーのとこ行っちゃうし。

結構女性多いけど、女装してるくせに女子とはあんま話慣れてないせいで会話長続きしないし。

今日はもう帰ろうかな。

まあでも雰囲気は楽しかったから次はもう少し小規模のところ行こ。




はあー疲れたー

そんなわけでアニメコスからと行き同じ女装に着替えて階段で座り込んでいた。

楽しいは楽しかったけどなー。

あんま人としゃべれなかったな。

あ、前髪崩れてる直してっと。

・・・やばい、ガチ眠い。

あんまここ人いないしちょっと休憩するくらいなら大丈夫でしょ・・。





「あのー大丈夫ですか?」

その言葉に反応して俺はばっと起きた。

あれ?やばい、熟睡してたか?今何時?

思考を巡らせていると声をかけてくれた男性?をほったらかしてるの忘れてた。

声をかけてくれた人のほうを見るとめっちゃイケメンの人だった。


「そろそろ参加者の皆さんは帰る時間なので準備していただけたらと・・」

「え?女性の声?あぁ、ここイベント会場か。」

「お客さんもめっちゃ女装上手ですね。私も声聞くまで本当の女性かと思ってました。お友達とかに教えてもらったんですか?」

「え、ありがとうございます。メイクとかは姉と妹に教えてもらって。この趣味の友達まだいなくて今回初めてイベント参加して、それで作れたらなって思ってたんですけどあんま周りと会話できなくて。」

「それはなんというか・・良ければまだコスプレ好きなスタッフがまだ残ってるのでお話してみますか?女装男装が趣味なのは私くらいしかいませんけど。」


やばい、この人かわいい?かっこいい?うえに優しいとかちょっと今日の疲弊した俺の心じゃ持たないかも。

今日は結構勇気出してイベントきたし、もう無理だ!


「お気遣いありがとうございます。でも迷惑はかけれないので俺・・、私はこれで!」


そう早口で告げてさっそうと駅のほうへ逃げるようにかけていった。

緊張のせいで素が出ちゃったし。


「あのこれ手鏡わすれてますよ・・・」





「千尋どうしたん?探し物?」

「あー、手鏡がなくてどっかにおいてきたかも。」

「手鏡て、お前は女子か。」


なんだこいつぶんなぐってやろうか。

まーしゃーない、新しいの買うか前の結構古いやつだったし。


「あ!葵先輩が登校してるぜまじでかっこいいなー」


にやけるがら言うこいつはむかつくが、俺も窓から葵先輩を見る。

男はみな美人に惹かれるものそれがたとえ女装が趣味のやつにだって逆らえない男の性なのだ。

葵先輩の長い髪が風であおられ、彼女にスポットライトでもあたっているようにまるで天界から来た神の使いなんじゃないかと見間違えるくらいには美しい。

そんな先輩がこっちに視線を送って目が合った・・・?


「おい!千尋今俺葵先輩と目が合ったぞ!」

「確実にお前ではないから安心しろ。」


いやでも何人も窓から葵先輩の登校姿を見ていたとはいえ確実にこっちの誰かとは目が合ってたぞ。

いや待て、まさか俺と?

いやいったん落ち着け俺に葵先輩と目が合う心当たりはない、だから俺は関係がないな。


「俺いったんトイレ行ってくるわ。」

「んー行ってら。」


と、トイレに行こうといったん教室の外に出たらなんと葵先輩がいる。

それに俺を見つけたようなそぶりでこちらに近寄ってくる。

・・・何故。

え、なぜぇ?


「君、日曜のイベント来てた子だよね。これ忘れ物。」

「この手鏡確かに自分のなんですけどなんで葵先輩が持ってるんですか!??それにイベント参加したことなんで知ってるんですか!???」

「私、人の変装見破るの得意なんだよね。私はを起こした男性スタッフだよ。あとたぶんこの女装アカウント君だよね、昨日の子に似てるし。」


葵先輩が男性スタッフ?

え!あの人葵先輩だったの?やばい身バレした。


「あの、手鏡は大変ありがたいのですが本当に誰にも言わないでくださいお願いします・・。」

「そんな人の秘密を言いふらしたりしないよ。私だって男装してるの知ってるの君除いて一人だけだし。」


え、凄い聖人だぁ。


「ところでさ、今度前の寄りは小さめのオフイベがあるんだけど良ければ来ない?あんま人集まってなくて君も友達ほしいって言ってたしwinwinかなって。それに君めっちゃ上手だったし。」

「え、いいんですか。てか葵先輩の頼みなら絶対行きます!」

「ほんと?ありがと、いったんLINE交換しよ。」


葵先輩のLINE?を俺と交換?

はっ(゜o゜)え、マジ?

そうして身バレはしたものの葵先輩の連絡先を交換した上に次のオフイベに参加できることになった。

ぎりプラスか。





連載にしたから一話って文字数こんなもんでいいのかな

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