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8番目の初恋。  作者: のん


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8番目、実家へ帰りたい!?123


結婚を誓った一応結婚している私とベル様。

普通に考えたらどういうこっちゃだけど、そもそも15年ぶりに再会して、1時間後には結婚(仮)をしたのだ。この世には常識がないと思っておこう。



三ヶ月後には結婚を‥と、何もかもすっ飛ばして誓って、これからどうなっちゃうの〜〜?!なんて思っていたけれど、今回の大きな事件をすっかり忘れていた私。



なかなか捕まらなかった犯人をようやく探し当て、証拠人もいるということで野菜でいえば大収穫!そうなると芋づる式に関わっていた人達を捕まえ、事情聴取し、証拠も抑え、なおかつ王家転覆を狙っていたから王族にも納得いく報告も必要である。


要はめちゃくちゃ忙しくて結婚どころの話ではないのだ。


朝は早く、夜は遅く、それでもなんとか合間を縫って家に帰っているそうだが、結婚を誓ったあの日以来、私はほぼベル様に2週間ほど会えていない。恋愛って、結婚が決まった時が一番盛り上がってたわよね〜〜!と、言ってた姉ちゃん達、‥妹は今日も元気に畑を開墾しております。



「リニ様〜、お茶が入りましたよ〜。一息入れませんか〜?」

「はーい!ありがとうございます!」



爽やかな青空の下、今日も私は野菜を育て、雑草を抜いている。

首にかけたタオルで汗を拭き、中庭のテラスに用意された綺麗なティーセットにほうっとため息をつく。


「カップ、すごく素敵ですね!」

「はい!なかなか使う機会がなかったので、せっかくなのでご用意しました!」


そう言ってレーラさんが、ティーポットから虹色のお茶を淹れてくれた。‥今日は虹色なのか。まぁ味は慣れたし、別に問題ないか。こくこくと甘いようなそうでないような、どこか変わった味のお茶を飲んでいると、レーラさんがソワソワした顔で、



「そういえば先日の事件、ようやく犯人達が全員捕まったそうです!隣国のリベルニとも協議を詰めて、そろそろ結果が出そうです」

「それは大変でしたね‥」

「なにせ敵対している国ですからね。あちらの貴族が勝手にしでかした‥と、いうことにするそうです」

「あ、そういう方向になったんだ」

「戦争になると大変ですからね‥」



戦争‥。

そりゃ起こさないのが一番いい。

なにせ被害を被るのは弱い立場の人間だ。争いなんてしないのが一番だ。


「ひとまず決着がつきそうですし、そうなればすぐに帰ってきますよ!」

「そうですね‥。体調とか、大丈夫かな」

「そこはご心配なく!魔力も力も回復して、以前よりずっと元気ですから」

「それはなによりです」


人間健康第一だからね。

ほおっと息を吐いてほっこりしていると、フィプスさんが手にいくつか手紙を持ってこちらへやって来た。


「リニ様、ご実家からお手紙と贈り物が届きました」

「贈り物?」


小さな木の箱を開けると、中にはジュースが入った瓶が二本。



「あ、そっか、そろそろこの季節か‥」

「これは‥?」

「母が作る果物のジュースです。もうそろそろブルーベリーの収穫シーズンなんですよね」



果物が大好きなお母さんの為にアレコレと植えたお父さんに「やり過ぎ!」と怒られた様子をつい思い出して笑ってしまう。ドタバタとこっちへ来ちゃったけどお父さんとお母さん、元気かな‥。事件の後、手紙をすぐに書いて送ったけど、どうしているだろう。


そんな事を考えていると、向こうの空からベル様がノルチェに乗ってこちらへやってくるのが見えた。


「え、ベル様!?」

「今日は随分早いですね」


ふわりと静かにノルチェが中庭に着地して、そばまで行くとベル様が照れ臭そうにこちらを見て微笑んだ。



「リニ、元気だったか?」

「はい!ベル様は‥大分お疲れ、ですね」

「そ、そんなことはない。ちゃんと元気だ!」



いや‥、心なしか疲れた顔をしているよ。

体力はあっても色々大変だったんだろうな‥。レーラさんも「お顔の色が悪うございます!」と、横で頷いてくれた。


「大丈夫だ。今日と明日は休みをもらったからな!」

「え、休みをもらえたんですか?!」

「‥‥流石にトップが連続勤務をしていると、下が休めないだろうとヴェリに言われて‥」

「それは、そうですね‥」


でも二日も休みなんて久しぶりじゃないか?!

ゆっくり休んで欲しい!それと何か美味しいものを作ろうかな?なんて思っていると、ベル様は私を見て、



「明日は、その、どこかへ出かけないか?」

「え!?でも家で休んだ方が‥」

「ここのところずっと仕事ばかりだったんで、どこか出かけた方が仕事を思い出さずにすむかと‥。あと、その、デートもしたい、から」

「デート‥」



顔が一気に赤くなる。

そ、そうでしたね、結婚を誓ったけど、デートをすれば何かと色々巻き起こってしまう私達。今度こそは普通のデート、してみたい気持ちもなる。



「あ、なら実家へ帰ってもいいですか?」



そう聞いたら周囲が凍りつき、ハッとした。

すみません!!語弊がありました〜〜〜〜〜!!!一緒に行きませんか〜〜!??





一旦完結しようかと思ったんですが、もうちょっとだけ続きます〜!

(で、まんまと更新するのを忘れていた‥)

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