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93.春休み・(修行に励む日々①)

「おはようございます。昨日は色々ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。又、本日から死ぬ気で修行に励みます。」

とおつとめの前に師匠に言った。師匠は

「おはよう。もうすっかり良くなったようだね。今日から修行を再開しようかね。さっ、おつとめを始めるよ。」


 

 私は日課の(6時〜朝のおつとめ・7時〜掃除、結界張り朝食作りの手伝い・8時〜朝食、後片付け)朝食の後片付けまでを終わらせました。師匠は

「今日は9時から体術と剣の練習をするよ。時間になったら境内においで。」

と言った。私は

「はい。わかりました。」

と答えると部屋に戻った。

「体術のと剣の練習か・・・。あ。魔力が亡くなった時の対処法か・・・。」

私はそう呟くと懐刀を持って境内に向かった。



「師匠、お待たせしました。」

すでに境内にいた師匠に頭を下げた。師匠は、

「まだ8時52分だ。」

と言って腕時計を見て、

「少し早いけど始めるかね。竹刀を取りにおいで。」

と言って作務衣の腕を捲った。師匠は私に竹刀を渡すと、(師匠は)上段に構えた。そして、

「私の体に竹刀で1打でも当てることができれば終わり。体のどこを打っても構わないし、手段は問わない。・・・覚悟はいいかい?」

と尋ねたので、私は

「はい。」

と返事をした。


 私は竹刀を正眼に構えると師匠に向かって飛び込み胴を打ち込んだ。しかし、あっさりと師匠にかわされてしまった。そして師匠は

「休んでる暇はないよ。」

と言ってポンと私の尻を竹刀で叩いた。そして、

「私を魔物だと思ってかかってきな!」

と言って両手を広げた。私は連続で師匠にかかっていくが全く当たらない。手段は問わないと言ったよね。私は地面の砂を蹴り上げ、師匠に目潰しをくらわせて打ち込んだり、術で木の蔓を出し動きを封じて打ち込んだり、風の術で身体を跳ね上げて勢いをつけて打ち込んだり・・・。色々やってはみるものの全く当たりません。師匠は

「サーカスを見ているようだよ。次から次に良く考えつくね。ちょっとした暇つぶしにはなるけれど、この程度で私に1本取ろうってのは無理だね。」

と言って背伸びをした。


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