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91.春休み・(大本山での魔物退治翌日②)

「いただきます。」

と言って、私は口の前に差し出された匙をパクリと咥えた。かぼちゃの甘みが口いっぱいに広がります。

「おいしいかい?」

と師匠に尋ねられて、

「はい。」

と私は答えた。今いただいたのはかぼちゃのスープ。カボチャやその他野菜は柔らかく煮込まれていてとても食べやすい。師匠は、私がスープを飲み込んだのを確認すると、

パンをスープに浸して私の口元に持ってきた。私はそれをパクリといただいた。柔らかいパンと、カボチャのスープの相性は抜群です。師匠は私のペースに合わせ食事介助をしてくれます。特に会話はありませんが、なんだか柔らかくて、温かい時間が流れました。食事を終えて横になると、食前より幾分か痛みが和らいだように感じました。温かいスープを飲んだから体の中も温まって魔力の流れが良くなったのかしら・・・。


「ごちそうさまでした。」

私が食事を食べ終わると、師匠は又私を布団に寝かせました。そして、食器を片付けるために部屋を出て行きました。お腹が満たされ、体の痛みも幾分か良くなった私は、なんだか眠たくなってうとうとして・・・いつの間にか眠ってしまいました。



「う〜ん。あいたたた〜。」

「あ、目が覚めたかい。」

私の背中をさすりながら師匠が言った。そして続けて

「体の痛みはどうかい?」

と尋ねた。あ、さっきより痛くない。

「痛みは減りました。身体を動かしても前はどの痛みはありません。」

と答えた。すると師匠は

「それは良かった。魔力が体に通り始めたんだね。」

と言った。


 それから5分くらい経ち、師匠が体をさすってくれているおかげか私の体がぽかぽかしてきた。それと同時に私はお手洗いに行きたくなった。どうしよう。私は

「すみません、師匠。あの・・・お手洗いに行きたいのですが。」

と伝えると、

「あぁ、わかったよ。」

と言って私が起き上がるのを手伝ってくれた。あら?ほとんど痛くない。私は

「師匠、ありがとうございます。お手洗い、一人で行けます。ほとんど痛みが無くなりました。」

と伝えると、師匠は

「そうかい。それは良かった。行っておいで。」

と言ってトイレに行く私を見送ってくれました。




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