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87.春休み・(大本山での魔物退治①)

「今日の修行は、この池の魔物退治をこれから教える術で行うことだ。」

と師匠は言った。私は

「はい。わかりました。」

と少し緊張して答えた。・・・これから教わる術で私に魔物退治ができるのか。不安な気持ちもあったけれど師匠の胸を借りてここはやるしかない。私は覚悟を決めた。

 師匠は

「この前洗濯物を乾かすために手から風を出す術を教えただろ。それを思い出しながら刀に風を纏わせてごらん。刀身に風の術を被せるんだ。そう。そしてそのまま術を放つ。」

師匠の言う通りに私の懐刀に風の術を被せた。そして言われた通りに刃先を向こう側に向け、術を放つと風が刃先からシュンシュンと飛び出して池の向こう側の岩の壁を削った。術を刀身に纏わせることで簡単にかまいたちを出すことに成功したのだ。すると師匠は、親指と人差し指を立てて眉間の前に持っていき、かまいたちを出した。師匠は

「次は今、私がやったように指を眉間に持っていき、風を出してごらん。さっき刀に風を纏わせたようにそれを指でやるんだ。どの指でもいい。自分が使いやすい指でね。」

と言った。私は師匠の真似をして親指と人差し指を立てて、言われた通りに指に風を纏わせて術を出した。しかし術は向こう側の壁に届かず途中で消えてしまった。

「途中で消えた・・。」

と私が言うと、

「まだこれは難しかったか。まぁ、最初はそうなるさ。じゃあ今日は刀から風を出して魔物を倒すんだ。同じ術を出し続けて、刀に風を纏わせ術を放つ感覚を覚えるんだ。魔物はこれからこの池を刺激して湧出させる。だから1匹も取りこぼしてはいけないよ。」

「わかりました。」

と言って私は刀を構えた。師匠は、

「じゃあ、いくよ。」

と言って結界を解除し、懐から刀(懐刀)を出して腕を切り池に血をポタポタ落とした。すると水面が波立ち、次第に池が沸騰したようにぐつぐつと激しく動き出した。


 その時、


ブワーっと水柱が立った。

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