74.春休み・(幼馴染からの手紙)
「えっ?!」
私はみっちゃんからの手紙を読んで、ショックのあまりひっくり返りそうになってしまった。
「嘘。みっちゃんに彼氏が?!」
私は手の震えを抑えながら手紙を読んだ。
『このはへ
元気してますか?私は元気です。
突然ですが、彼氏ができたのでお知らせします。お相手は、(おそらくこのはは同じクラスになったことはないと思う。)隣のクラスの岩崎くんです。3学期に同じ保健委員になって、それから仲良くなって彼から告白されてお付き合いする様になりました。このはが帝都に戻ったら紹介するね。
追伸、久々に食べたこっちのうどんの味はどうでしたか?こっちの味を食べて帝都が恋しくなったんじゃない?
あなたの親友、みっちゃんより』
あっ、そっか、みっちゃんに手紙出したの関西と関東のうどんの食べ比べまえだったな。それにしてもいーーなー彼氏。あっ。でもマチは私と似て奥手なタイプだからまだ彼氏はできてないでしょ。そう自分に言い聞かせながらマチからの手紙を開けた。
『このはへ
お元気ですか?私は元気です!最近みっちゃんに彼氏ができて放課後は寂しく独りで下校しています。最初は3人で帰っていたんだけど流石に気を使って2人きりの時間を作る協力をしました。そんな私の良い行いが神様に届いたのか、1年生の後輩に告白されました。彼は陸上部で、登下校の道が一緒で、私を知っててくれたんだって。ちなみに彼はこのはのこともみっちゃんも知ってました。私は彼のことを知らなかったので、お友達からということで今、一緒に登下校したり、遊びに行ったりしています。まだ正式にはお付き合いをしていないけど、新学期にオッケーの返事をする予定です。
このはもいい人ができたら教えてね。 マチより』
はぁ?!2人とも青春してんなぁ!なんで、2人とも彼氏なんかいらない人達じゃなかったの!あー、こんな心にダメージを負った状態では勉強も術の練習も出来やしないよ。誰か寂しい青春をエンジョイしてなさそうな人間は転がってないかな。・・・あ。いた。そういえば馬鹿皇子からもらった手紙読んでなかった。
私は馬鹿皇子からもらった手紙を出すと、封筒をハサミで切った。




