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70.終業式

「春休みは宿題はありませんが、今もらった成績表を見てら自分の苦手な科目を春休み中にしっかり復習をして下さい。では、みなさん有意義な春休みを過ごしてください。」

私は関先生の話を聞きながら成績表と睨めっこをしていた。成績はというと、国語5、数学4、理科5、社会5、英語5、保健体育4、美術4、音楽4、家庭科4。過去一の成績に喜んでいる私がいる一方で、師匠と約束していたにも関わらず、結局学年3位を結局取れなかった悔しさも残っている。春休みにしっかり1、2年の復習をし高校受験に臨まないとね!



 放課後、西さんが

「今年度最後、といっても活動は3学期からしかしていませんが。ごほんごほん。」

と一度咳払いをし、

「今日のうどん同好会の活動は、じゃーん!桜華様からお返事をいただきました!」

早っ。え?馬鹿皇子って暇なの?確か1週間前?くらいに送ったはずだけど。私の驚きをよそに、西さんは馬鹿皇子から送られてきた段ボールを私達に見せた。関先生に鈴木くん中村くんが

「おー。」

とお決まりの反応をすると、西さんはカッターで段ボールを開けた。中にはうどん同好会全員と、関先生、西さんのご両親宛にプレゼントが入っていました。私達はそれらを受け取り早速中身の確認をしました。西さんにはピンクを基調とした可愛らしいお菓子の詰め合わせ。西さんのご両親にはお茶。鈴木くんと中村くんにはクッキー缶。関先生にはおかきやお煎餅の詰め合わせ。私は、

「え?」

思わず声を出してしまった。レターセット。便箋と封筒が20セット入っていた。なんで私だけ便箋なんだろ?お菓子がよかったよー。などと駄々をこねるのはとても失礼なのでありがたく頂戴した。あ。もしかしたら馬鹿皇子に送った手紙が2行だけだったことに怒って反省文をこれに書いて郵送しろ!と言うことなのかもしれない、レターセットの箱の中に馬鹿皇子からの手紙が入っていたが怖くて開けることができなかった。

「そのうちに読もう。」

と呟き私はいただいた便箋を鞄にしまった。

 それから私達は、来年度入学する1年生に向けて行う部活動紹介の打ち合わせを行い、今年度の同好会の活動は無事に終わった。



「ただいま。」

「おかえり。」

私は居間で本を読んでいた師匠に成績表を見せた。

「これ、成績表です。」

師匠は老眼鏡をかけると成績表を熱心に見て

「まあまあだね。春休みにしっかり復習するんだよ。」

と言って私に返した。

「あ、それと。」

と言って馬鹿皇子からいただいた便箋を見せた。

「皇帝陛下のご家族がこの前うちの学校に来たでしょ。その関係でもらった。」

西さんのうどん屋に馬鹿皇子が来たことは口止めされているので、ざっくりとした説明になってしまったが、師匠は、

「こんなにたくさん貰ったのかい。」

と驚いていた。そして師匠は、

「明日にしようと思ったけど、まだ4時になってないね。」

と言って時計を確認した。そして、習字道具を準備するように言った。

 

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