49.図書館の怪談①
図書館を出る前に、先生に気になっていた会談の件を一応尋ねておこう。私は
「先生、私、図書委員になりました。先生は図書委員の担当ですか?」
「あぁ、そうだよ。3学期の図書当番表がまだできてないから、今日は俺が番をしてるんだよ。」
「そうなんですね。ところで先生、私、生徒の方々から図書館にはお化けが出ると言う話を伺ったんですけど、先生がここにいる間、変なことはありましたか?」
「あぁ、あの噂ね。そんなことを言う生徒がいたから教員が交代で見廻りもしたんだけど、何にも無かったって聞いているよ。それに帰りの会が終わって今までここにいたけど、何にも無かったよ。だから安心して図書委員の仕事をしてくれ!」
「わかりました。では、失礼します。」
と私が挨拶をすると、西さんと鈴木くんも「さよならー。」と挨拶をして私達は図書館を出ました。
「じゃあ、また明日ね。」
と西さん。
「ああ。おつかれ。な」
と鈴木くん。私も
「じゃあね!」
と挨拶をして家に帰りました。
「ただいま。」
「おかえり。遅かったじゃないか。」
「部活じゃないけど、同好会に入ったの。この前連れて行ってくれたうどん屋さん、西っていうお店。あそこおばあちゃんよく行くでしょ。」
「あぁ。」
「そこの娘さんが作ったうどん同好会に入部した。」
「うどん同好会?」
私は入部に至った経緯を話した。
「へぇ、あの子は結構面白い子だったんだね。よく店の手伝いもして感心な子だよ。」
「へぇー。そうなんだ。あ、それでね、ちょっと師匠に相談があるんだけど。」
「何だい?」
私は図書館の噂を師匠に話した。
「でね、放課後行ってみたんだけど、特におかしなことないの。魔物の気配もなかったし。でもなんか引っかかって・・・。」
師匠はしばらく考え混んで、
「夕飯前に散歩に行くよ。昼を食べたら夕飯の準備するから。」
「わかりました。」
「さ。そろそろ行こうかね。」
夕方のおつとめが終わって師匠と私は散歩に出かけた。
「師匠、この方向って。」
「学校にいくんだよ。」




