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47.うどん同好会①

「私、同じクラスの西ヒカルっていいます。うちは西っていううどん屋をやってるんだけど、最近若い子のうどん離れを感じているの。」

あぁ、こっちに来た日に師匠と食べに行った。

「私、行ったことあるよ。でもお昼ご飯には遅い2時頃に伺ったけど、お客さんたくさんいらっしゃったよ。」

「えー!来てくれたの?ありがとう。お客さんは来てくれているんだけど、若い人たち、中学、高校、大学の学生がめっきり減ったの。うちだけじゃなくて、他のうどん屋さんも若いお客さんが年々減っているんだって。冨久岡にも最近お洒落な洋食屋やカフェができて若いお客さんが流れてるって。それで、若い人にうどんの魅力を伝える為に私は立ち上がったの。3人集まれば、同好会に昇格出来るの。5人以上で部に昇格。芦屋さんが入ってくれたら同好会としてスタートできるの。そしたら部室と少しだけど部費も貰えるのよ。」

「で、そのうどん同行会って何をするの?」

「よくぞ聞いてくれました。これ見て!」

西さんはうどんの歴史、麺の作り方、帝国各地の出汁や麺の違い、トッピングの種類をまとめている。

「よく調べたね。すごい。」

「ありがとう。うどんについて研究して、うどん関連の消費を提案したり、若い人にもウケる究極の一杯をつくりたいの。そうすればうどん業界を盛り上げることが出来るとおもうの。」

「話が壮大だね。」

「そう?ただ私はうどんな素晴らしさ、可能性を知って欲しいだけ。本当にうどんっ完璧なのよ。赤ちゃんからお年寄りまで幅広く食べられていて、健康な時も、体調を崩した時にでも食べることができて、熱くても、冷たくてもおいしくいただけるでしょ。」

「確かに。でも、私が入ったとしても同好会にはならないでしょ。あと1人は?」

「それはご心配なく。既にいるから大丈夫。今日は日直だったからもうすぐゴミ捨てから戻って来るよ。」


 私はなぜかもう1人のうどん同好会の会員?部員?を西さんと待つことになってしまった。・・それにしても、よく調べているなぁ。私は西さんの書いたノートを読んで待っていると、

「どうだった?」

と背の高い男子が入ってきた。すると西さんが

「彼、2組の鈴木聡太くん。私と彼が今うどん同好会(仮)のメンバーなの。」

「鈴木です。よろしく。」

「よろしく。・・・で、ちなみに活動日は?」

「放課後1時間、長期休み、春夏冬休みは基本部活はお休みにしようと思っているんだけど、年1回、ちょっと遠いうどん屋さんに行ってみるとかしてみたいなーと思ってるの。地域によってほら、出汁も違うからさ。」

と言って出汁について書いてあるページを見せてくれた。

「わかった。なんだか面白そうだし。うどん同好会に入るよ。」

「ありがとう。」

西さんは喜んで入部届けを出した。私はその用紙にクラスと名前を書いた。

「顧問の先生は?」

と西さんに尋ねると、

「1年前に関先生がメンバー集めたらなってくれるって。ほら。約束を忘れたとか、無かったことにされると困るから一筆書いてもらってるの。」

と言ってメモ用紙を見せてくれました。

「すごいね・・・。」

「よし!じゃあ早速関先生の所に行こ!」

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