46.転校初日②
「帝都っておしゃれでかわいいお店が多いんでしょ。」
「帝都の学生って友達同士でよくカフェに行くんでしょ。」
「バレーボール部に入らない?」
「いや、陸上部に入ろうよ。」
「吹奏楽に興味ない?初心者大歓迎よ!」
「前の学校で部活何に入っていたの?」
「どのあたりに住んでるの?」
などなど帝都の関する質問や、部活の勧誘、どこに住んでいるかなどなど様々な質問を受けました。おしゃれでかわいいお店はたくさんあるが値段がかわいくないお店も多いこと、カフェにはおこずかいに余裕がある時にしか行けないから、友達同士では特別な日にしか行かないこと。前の学校では帰宅部で、この学校では何かしらの部活には入ろうと検討していることは伝えた。
するとクラスメイトの一人が
「芦谷さん、図書委員に立候補してたでしょ。あくまでも噂なんだけど、うちの学校の図書室、出るらしいの。2学期の終わりごろから誰もいないのに急に本が落ちたり、脚立が倒れたり、放課後誰もいないはずなのに変な音がしたりってことが続けて起こったのよ。先生たちが確認したんだけど異常はなかったって。芦谷さんが立候補した時先生は何も言ってなかったし、あくまでも噂だからやめた方がいいよって止められなかったんだよね。もしいやだったら先生に噂の事知らなかったらって係をいきってる男子に変えてもらったら?」
・・・なるほど。そーゆーことだったんですね。だったら私にぴったりな係じゃないの。とりあえず放課後図書館の様子を見に行って、師匠に相談しよう。
「心使いありがとうございます。でもせっかくですから張ってみます。」
と答えた。
しばらくクラスメイトの方々から学校の事、部活の事などの話を聞かせてもらった。すると
「ねえねえ。うどん同好会に興味はない?話だけでも聞いてくれない?」
そう言って人混みをかき分けておさげ髪の背が低いちょっとふっくらしたかわいらしい女の子がやって来た。
「うどん同好会?」
すると私を取り囲んでいた生徒たちが
「長くなるから先に帰るねー。」
「興味があったら体育館で5時まで練習してるから。」
「音楽室前に入部届があるから気が向いたら見学に来て。」
と言いながら帰って行った。
・・・今からいったい何が始まるんだろう。




