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30.思い出作り⑨

「こちらデザートとお飲み物です。」

 テーブルにデザートと飲み物が配膳され、私とみっちゃんとマチは興奮が最高潮に。配膳されたデザートはどれも美味しそうで、見た目もとても美しいのだ。私たちがデザートに見惚れていると、馬鹿皇子は、

「早く食べないとアイスが溶けるぜ。」

と言って私たちを現実に戻してくれた。私は

「ありがとう。おいしそうなデザートに見惚れてた。アイスが溶ける前にいただくね。」

と言うと、みっちゃんも、マチも

「そだね。勿体無いけどいただこう。」

と言って、私たちはデザートをいただき、そのおいしさに感動して、お互いのデザートを交換しながら食べた。どのデザートもとてもおいしかった。その様子を見て馬鹿皇子は

「俺のパウンドケーキもどうぞ。まだ手をつけてないから。」

と言って差し出した。私は

「鷹西くんも食べて!おいしいから。おいしいものはみんなで食べなきゃ。」

と言って差し出されたパウンドケーキと、私のアップルパイを馬鹿皇子の前に並べた。するとみっちゃんとマチも自分達のデザートを馬鹿皇子の前に並べた。馬鹿皇子は私たちの圧に負けて

「あ、ありがとう。」

と言って、並べられたデザートを一口ずつ食べた。



「あーおいしかった。ごちそうさまでした。」

私たち3人は馬鹿皇子にお礼を言うと、馬鹿皇子は

「喜んでもらえてよかった。」

と言ってベルを鳴らした。そして店員のイケメンに

「迎えを。」

と言った。するとすぐに店員のおばさんがやってきて、

「馬車の準備ができました。」

と知らせてくれた。私たちはお店の方々にごちそうさまでしたとあいさつをして店を出た。


 行きと同様に馬鹿皇子のエスコートで馬車に乗り込むと、中央駅前まで送ってくれた。私たちは馬鹿皇子にお礼を言い、ここで別れた。時計を見ると1時10分。みっちゃんが

「お昼代浮いたから、写真屋さんに行かない?小さいものだと1枚600円で撮ってもらえたと思うの。駅の向こう側の写真館行ってみない?」

と言ったので、私たちは駅構内を通って(駅の)向こう側にある写真館へ向かった。


「はい。そう。顎を引いて。はい取りまーす。」

と言って店主が言うと、店主の持っているライトが光った。 そして店主は

「はい。お疲れ様。」 

と言って、紙に何か書き、

「仕上がりは28日です。29日から1月5日まではお店がお休みだから年内に受け取りたいのであれば28日に取りに来てね。」

と言ってみっちゃんにその紙を渡した。紙を受け取ったみっちゃんは

「写真ができたら手紙と一緒に送るね。

と言ってそれを大事そうに財布に入れた。


 写真館を出た私たちは雑貨屋や服屋でウインドウショッピングをして楽しんだ。あっという間に時計の針が4時をまわり、そろそろ帰る時間になった。私たちはバス停に向かった。

 私達はバスに乗ると、急に寂しくなり互いの手を握りあった。私たちは到着するまでの間互いの手を握りずっと黙ったままだった。

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