2.私の大嫌いな奴ら②
「は?お前馬鹿なのか?」
第二皇子(馬鹿皇子)の桜華が上ずった声で尋ねたので
「そうかもしれません。・・・あなたは第二皇子なんでしょ。私は権力を持った尊いお方に意見をし、怒らせた。皇子は私が首を刎ねる提案をしましたら、「お前みたいな生意気なブスにはお似合いの最後だな。」っておっしゃったじゃないですか。権力を持ったお偉いさんは自分の発言に責任を持たないといけませんよね。さっどうぞ。」
と私は答えます。すると取り巻き③が
「桜華様、この刀は偽物ですよ。この女、俺たちにハッタリかましてるんですよ。」
と言って強がるので、私は懐刀を拾って刀を抜き、私の左腕をスッと切った。すると切り口から血がたらりと垂れ、それを見た彼らは震え出した。
「本物です。よく手入れしてますから、よく切れますよ。」
と言って、刀を鞘に戻し、再び桜華の足元に投げた。 すると、取り巻き①〜④は馬鹿皇子を置いて、逃げていった。しかも取り巻き②が
「この女、狂ってやがる。」
と捨て台詞を残して。取り残された馬鹿皇子は
「今日のところは許してやるよ。」
と震えながら言うので、
「許してもらわなくて結構です。私は第二皇子に不敬を働きましたので。覚悟はできています。」
そう言って私はその場に正座をした。馬鹿皇子は
「な、なんだよ。お前、馬鹿じゃね。」
と震えた声で言い、私を見る。私は
「権力を持つ者はその発言と、行動に大きな責任が伴います。あなたは第二皇子なんですよ。まぁ、そんな簡単な事もわからないから執事やメイドをいじめて喜んでいるんでしょうけど。無駄話はこれくらいにして早く殺してください。」
と言って桜華を見上げると、ベンチに座っていた執事が
「申し訳ありませんでした。教育係の私がしっかりしてないばっかりにこんな事になってしまって。坊ちゃまは本当は優しくていい子なんです。」
と言って土下座をしている。すると、水をかけられたメイドも、
「ほ、本当です。坊ちゃまは本当は優しい方なんです。」
と言って土下座をした。私はなぜこんな茶番に付き合わされているんでしょう。
「はぁー。なんなのこれ。そーやってあなた達大人が第二王子を甘やかすから、こんな残念な結果になるんでしょーが。」
と私はため息混じりにそう言って今度は土下座をしている2人を睨んだ。すると、
「このは!お前、何をやっている?」
と父が5、6人の大人と、さっき逃げて行った取り巻きを連れて走って来た。




