表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
117/280

117.春休み・(私宛の電話の後)

 私と師匠と風花様は食事の後片付けをしている。修行は明日からなのに、風花様は自ら進んで後片付けの手伝いを申し出てくれたのだ。

 師匠が皿を洗剤で洗い、その皿を私が濯ぎ、風花様が布巾で皿を拭くと言う流れで作業を行う。風花様に皿を渡すと、風花様は

「さっきは本当にごめんなさいね。」

と私に謝った。私は

「花子さんは悪くないです。だから謝らないでください。」

と伝えると、風花様は

「こんなこと言うと桜に怒られちゃうんだけど。このはさん。桜を嫌いにならないでね。あの子、なんて言うかなぁ。ちょっと素直になるのが下手なの。」

と申し訳なさそうに言った。私はそんな風花様に「無理です。」とは言えず、

「はぁ。」

と、曖昧な返事をした。すると師匠が、

「ははは。」

と笑い出した。私は

「え?師匠?どうしたんですか?・・。」

と尋ねると、師匠は笑いながら

「ははは。これからこのはもいろんな経験をして学んでいけばいいさ。」

と言って私に洗った皿を渡した。私はそれを受け取り濯ぐと風花様に渡した。風花様は皿を受け取ると、なんの脈絡もなく

「私達、ここに来てよかったです。」

と言った。私は訳がわからず、とりあえず

「はぁ。」

と返事をした。


 夕飯の片付けが終わった師匠と花さんは師匠の部屋に行った。(夜に襲われても対処できるように花さんは師匠の部屋で、馬鹿皇子は父とともにいちゃんと客間で寝ることになっている。)私は自分の部屋に戻る前に歯を磨こうと洗面所に行った。暫く歯を磨いて、口をすすいでいると馬鹿皇子が洗面所にやって来た。私は口元をタオルで拭くと馬鹿皇子無視して部屋に戻ろうとした。その時、

「あの、えつと。さっきは・・・。」

と何か言いかけた。何?まだ私に文句があるの?そっか。さっき師匠に注意されて途中で止められたもんね。・・・これ以上関わると面倒だわ。私は

「おやすみなさい。じゃ。」

と言って早足で部屋に戻った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ