25.
屋外に出る。まだ塀のなかなのに、空気が軽い。さらりとして心地いい。早咲きの桜が、庭を彩っている。一時期ここに住んでいたのに、知らなかった。
「幸さん」
「どうしだ」
前を歩く彼をぎゅっと後ろから抱きしめる。大胆な行動、わたしにもできたんだ。残念ながら腕が全体には届かない。
「ありがとうございます」
一度止めた涙が、また溢れてくる。しっかりつかまえたはずなのに、まわした手が開いた。幸が解いてしまったのだ。
嫌がられてしまったか。そうだよね。
悲しい気持ちは、一瞬だった。
ふっと引き寄せられ、とん、となにかにぶつかる。と、幸の腕の中に、すっぽり包まっている。
「待たせて、悪かった」
悪くない、来てくれたもん。
「怖かったな」
怖かった。ずっと怖かった。生きていることを忘れたくて、一時は心を、感情を捨てたほど。
「よくがんばった」
ぽんぽん、と頭に手が乗る。ああ、これだ。涙が溢れ、流れて、声を上げて泣いた。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ひどいこといって、ごめんなさい」
「謝る必要はない」
よしよし、と撫でられる。
もう、止められない。
「わたし、ほんとは! 幸さんが好きです! 好きなんです! ずっと、一緒にいたくて! ほんとは、あんなふうに別れたくなかったんです! 守られるばっかりだったから、わたしも守りたかった! 好きなんです!」
「そうか」
吹はもう、弱くない。少し苦しいくらいでもいい、ほんの少し強く、両手で抱きしめる。
「俺とのときは、黒引き振袖にしような」
もう少し引き寄せたそのとき。
「ちょっと!」
厳しい声がした。背を向けていた入り口である門。そのど真ん中に、腕を組んだ麗華がどどんと立っている。
「早くなさい! どれだけ待ったと思っているの?」
つかつかつかと音を立てて歩いてきた麗華が、べりっと幸から吹をはがした。見守っていた全員は、いいところなのにタイミングが悪いと思っていた。
「吹、早くそんなものをお脱ぎなさい」
「は、ひゃいっ」
「化粧も落としてさしあげるわ」
車へ向かおうとする麗華を追いかける幸。
「着替える女性を見たくて?」
ぴしゃりと言われて、幸はすみませんと引き下がるしかなかった。叱られた子犬のようにうなだれる幸を、ある人はおもしろそうに、ある人はかわいそうと、ある人は同情してなぐさめていた。
「うんばっちり」
顔もすっきりしたと思ったら新たに軽く化粧を施され、着物はクリーニングに出して返すと引き取られ、かわりにワンピースをばんざいしてずぼっと頭からかぶることになった。
「どうぞ」
おつかれさま、と車へ入った全員。出発してやっと、ふうと息をついた。こんなにさっさと帰っていいのかと思う人はいない。疲れと緊張で、誰も話さない。恵一でさえ会話を始めるきっかけをつかめずにいた。
「あ、あの」
沈黙を消したのは吹だった。
「みなさま、この度は申し訳あり」
「違います!!」
麗華が大きな声で叫ぶ。車で出す声ではない。今日だけは、運転手から注意は飛ばなかった。
「ご、ごめんなさ」
「違います!」
「ごめ」
「ち・が・い・ま・す!!」
ふん、と顔をそむけてしまう麗華。そこへこそりと教えてくれたのは菜穂。
「別にかける言葉があるんじゃない?」
にこにこと笑いかけてくるみんな。
「ありがとう!!」
また涙が出てくる。どうしよう、せっかくのお化粧、とれちゃう。
「正解ですわ」
隣の麗華に抱きついた。仕方のない子ね、と照れた顔をしていたのを、吹だけは見ることができなかった。
「いいところで現実に戻らせて恐縮ですが」
孝支がしばらくして声を出す。これは麗華へだろう。
「吹ちゃん、これからどういたしますか?」
これからどうするか。それは、あの家にいなくなった、縁を切った、自ら勘当された吹には今、身元がない。そして学校にも通っていない。その点についてだ。
「ご心配ありがとうございます。自分でどうにかします。麗華様たちにも、ご迷惑のかからないようにおさめますので。あれ」
吹は気づく。今日は月曜日だ。
「麗華様! みなさん! 今日、講義はどうなさったのですか?!」
「そんなのふけてきたに決まっているでしょう」
「決まってません! 麗華様、申し訳ありません、わたしのせいで」
「おだまり!」
ひぇ、と吹が身を引く。麗華の声なら、叱られても怖くないんだと気づいた。
「ところで澄子、いづみ、菜穂。今、ポイントいくつかしら」
「さきほどちょうど二百になりました」
「そう」
実はもう数えていない。だが、百になったら言うことを聞くという話になったが、それもとっくに超えて倍になった二百。それも超えた。嘘でしょ? いつのまに。
さて、約束がある。吹はできるかぎり聞くと受け入れてくれている。そして約束は守る。
「わたくしのお願いを聞いていただきます」
「え、今ですか?」
「ポイント加算をもう一回したいの?」
「いいえ! いや、ううん、いらない!」
「ではみなさん聞いてくださいませ。吹は、うちで引き取ります!」
三秒ほど、沈黙が流れる。
「へ?」
えーーーーーー! という声が車内に響き、やっほーと嬉しい声と一緒に混ざりあった。
「できる範囲のお願いですわ。それに今のあなたにとって最適!」
わたくし、なんて賢いのかしら、とキラキラと薔薇の花びらを出す麗華に、全員が拍手を送る。どこの舞台女優だ。
「ちょっと待って、みんなにはもう迷惑をかけられな」
「幸さん」
言っておやりなさい、と視線が交わされる。幸はぴんときた。
「おまえが心配で、気が休まらない日々を俺たちに過ごさせる気か」
そこは俺たちではなく、俺と言ってほしかったと麗華たちは歯ぎしりする。しかも台詞が期待したものと違う。だが効果はテキメンだ。
「う」
黙り込むこと何分経ったか。その黙っている間、順番にみんなに視線でも仕草でも言葉でも助けを求めたが、全員笑顔で返すだけ。冷たくない顔だがやさしくはない。これは従えという圧だ。
「お、お世話になります……」
悔しい顔で吹が声を絞り出した。
「よし!」
「あの、さ。し、使用人としてじゃ、だめかな?」
きんとにらまれる。蛇に睨まれる蛙になった吹だ。
では手続きをお願いしておきますわね、とすでにスマートフォンをいじっている。
「でも学校は、中退でいい」
「あ、吹さん、退学してないよ?」
いづみがのんびりと言った。
「え?」
吹が徳人と出ていったその日、麗華たちはホームルームをさぼったことで咎めを受けた。呼ばれたのはなぜか学園長室。ちょうどいい、直談判よ! 麗華たちは叱られる顔でなく意気込んで入っていった。
「学園長」
全員で、吹の退学を取りやめるよう伝えた。必ずここへ帰るから。帰ってこさせるから。最後には腰を折って頭を下げる。どうぞ、お願いします。
「頭をあげなさい」
学園長はいつもと同じ調子で、ゆっくりと、でも威厳ある声で命じる。
「彼女については心配ない」
「どうして!」
どこが心配ないのか、かみつく勢いだった。
「彼女は退学していない。正確には、退学にできない」
話を聞いたところ、退学は親の署名と本人の署名が必要で、それは本人が学園長に持ってきて理由を話す必要がある。それが学園の決まりだ。格式高いこの学園で、中退者など特別な理由がなければ出したくない。中退や退学など今までなかったため、本人が学園長に持ってくるという決まりは古臭いものだが、そのまま忘れ去られており、残った決まりだった。
「南指原吹さんの退学届けは、あの自称婚約者が私に持ってきた」
自称、と言うところ、学園長もなにか怪しいと察しているのだろう。
「だから現在はただ、休んでいる状態なのだ。保護者のもとに帰っているといえる」
「ということは」
「いつでも彼女は戻ってこられるよ」
わぁ、と四人は歓声を上げた。
「ありがとうございます」
「なに、君たちのためではない、決まりなのだから」
「はい」
「ものを出していったから、また入れるのが大変くらいだ」
それはどうにでもなると、四人は心底安心した。また、吹と一緒に、勉強して、遊んで、楽しむことができる。一緒に卒業できることに。
「だが」
安心している心をきゅっとつかむ厳かな声が響く。
「君たちは大切なホームルームを連絡なしにさぼった。時間を守れず、先生の言葉も聞けない生徒には処分を言い渡す」
小さなことでも、この学校では違反行為は大きな処分がある。なぜ、を考えるためだ。
「……」
「かしこまりました」
もちろん彼女たちは処分をしっかりと引きうけ、やり遂げるのだった。
先見の明があったのは、学園長のほうかもしれない。
「と、いうわけですの」
だとすると、普通に休暇を明けて戻っただけ、となる。表向きには。
「ただ、退学の話は全校で噂になっちゃったから、なんでいるの? みたいな目はどうにも避けられないんだ」
ごめんね、と謝られる。謝られる部分ではないのに。
「教えてくれた方のおかげで、今がありますもの。わたくしの妹になる準備を恥ずかしくて隠してたってことにいたしましょ」
それならなんとなく筋は通る。のかな?
「れいちゃん、ありがとう」
「と、とうぜんのことをしたまでです」
そっぽを向くときは、彼女が照れるときなんだと理解したのが今。
「あのさ、れいちゃん」
「なにかしら」
「わたし、妹にはならないよ」
「なんですって?! さっき承諾したでしょう!」
二の腕をがっちり掴まれて、何を言ってるのと揺さぶられる。首がぶんぶん揺れた。
「いや、れいちゃんのおうちにお世話になるのはお願いします。でもね」
家族になるとは、まだ言えない。多分麗華の父をお父さんとは呼べない。わたしにとっての父は、あの父であり、母だから。
「わたし、れいちゃんより誕生日早いの」
「なっ」
「れいちゃん、たしか五月でしょう? わたし、四月なんだ」
「な、なんてこと」
妹としてかわいがろうとしていた麗華が顔を青くしている。
「だから、お姉さまはわたしになるよ」
がーんと頭の上に乗っかっている石が見える。
「お姉さまって呼んでね」
「呼びません!」
それを想像した女三人は、ぷっと噴き出して、長い間笑っていた。それを見て、男たちも微笑んでいたのだった。
運転手が男たちをおろし、学園へ向かい、三人をおろし、主人の屋敷へ向かう。すでに今日から自分はそのお屋敷へ行くのかと、吹ははらはらしていた。
「こ、これからお世話になります」
この年代の男の人は苦手だ。まだ幼いころのトラウマが抜けたわけではない。
「お世話になるだなんて。家族の一員になるんだ。歓迎するよ」
にこにこと歓迎してくれた麗華の家族。なんて懐の広い人たちだろう。突然のことに動揺ひとつ見せない。企業の社長は怖かったり嫌な人だったりすると思っていたが、それも偏見だった。全員ではない、のかもしれない。
「お父さんやお母さんと呼んで、とは言わない。強要もしない。君には本当のご両親がいるからね」
吹の心を見透かしたように話す麗華の父。
「でも、私たちは君を家族の一人として、接するからね」
それは優しくも、厳しくもある。家族として愛をくれる。だが、神宮司家の一員として、マナーやなにやらは厳しくされる。後者にはひぃ、と思った。
「あと、麗華から君のことを聞いている」
びく、と体が震える。
「無理はしなくていいからね」
どういう意味に受け取っていいかわからずに、ありがとうございますとだけ答えた。
「麗華を助けてくれてから、麗華がより表情を増やしてね。あの秘書さんたちの関係もあるのだろうが、心から感謝しているよ」
運転手も嬉しく思っているらしいし、その娘は吹に会いたいと言ってくるという。
「吹、と呼ばせてもらいたいが、いいかな」
「はい」
麗華が妹になると騒いでいたらしく、年代は一緒だから、そこはあまり気にしないであげて、と追加された。そんなにショックだったのか。
「とりあえず疲れているだろう、部屋で休んで。起きたら教えてね。必要なものとか、そろえよう」
麗華の母と一緒に部屋へ。
「ほんとにありがとうね。明日はともかく、明後日は楽しみにしているわ」
その意味は、あとからわかった。必要なものを、麗華と同じ勢いで購入に行った。麗華をおとなしくして、落ち着いた印象を持たせて、イメージカラーを青っぽくしたのがお母さまだった。いつか大人になったら麗華がそうなるのだろうか。お父さんはこの二人を扱っているのだ。すごい。吹はお父さん側になろうと決心した。
「ところで」
式の日、運転手に捨てられた男たちも疲れ切っていてほとんどなにもしゃべらずに、とりあえずなにか食べようと店へ向かっていた。そんなときに話を振ったのは仁志だった。こういうときはいつも恵一だが、珍しい。
「あの情熱の告白、胸を打たれました」
幸さん、と最後についてきた。
「え」
「なのにお返事はろくにしないなんて」
にこにこした顔が逆に怖い。珍しく幸にも動揺が走る。返事をしていないわけではないのだ。
「いえいえ先輩、結婚式の話、してたじゃないですか。ずいぶん遠回しでしたけど、あれは幸先輩からのプロポーズですよね」
巧が追い打ちをかける。プロポーズ。その単語にみしっと亀裂が走る。
「あれ、絶対聞こえてないって。聞こえてると思う? ないっしょ。誰でもわかるっつーの。あんなけ泣いて懸命に告白されて返事ないしとか男としてどうなんっすかね」
恵一が頭の後ろで手を組んで、独り言のように言いのけた。
もしかして、返事がないと思われて。いや、そもそもあれは恋愛的な告白なのか、心配になってきた。
「恋愛としての告白か心配になったんだろ、おまえ。ほんとへたれだな」
最後には孝支から。さっきから四人の言葉がぐさぐさ刺さる。
吹と別れたときの最初、助けに行かず、探すこともしようとしなかった幸。なのに、いきなり自分も混ぜろと都合よくやってきて、しかも必要書類に先に手をつけていた自分たちよりもばっちり用意してやってきたことに、怒りと嫉妬をおぼえている。それはまだ続いていて、これは八つ当たりの意味が大きい。まだまだ彼らの糾弾は続く。
「ってかれいかちゃんがうちの子にって言ったときにさ、俺の嫁にするって言うべきじゃねぇっすか? ああ、そんな勇気ないか」
恵一の最後の台詞はぼそっと小さかったが、十分聞こえる音量だ。
「女の人たちが盛り上がってるから、とか言い訳して、吹さんの隣にもいきませんでしたね。これじゃ愛も伝わりませんよ。愛、あるのか心配になりますね」
巧も厳しい。
「たまにさ、ふいちゃんといる相手に嫉妬心見せてたくせに、いざとなると動けないとか、ふいちゃんかわいそ」
吹がかわいそうと言われると、辛い。ぐさ、とまた矢が刺さる。クリスマスやバレンタインデーのことであまりいい思いをしなかった孝支も、嫉妬を強調する。
「自分のことが好きってわかったら、徳人さんのところ、行っちゃうかもしれませんよね~」
仁志はあの話を聞いていたので知っている。絶対に徳人のもとへ行くことはないが、それもありうると考えてしまう幸には効果てきめんだ。
吹はまだ知らないが、徳人は吹のことを恋愛の意味で、女性として好きだ。婚約破棄した今も。そして彼は変わろうとしている。一番痛いところをつくのが仁志だ。体術だけでなく、精神的にも攻撃するのに長けているのか。
みんなの言葉がぐさぐさ刺さる。そろそろ心臓が破裂しそう。言霊についての説明は詳しくは受けていない。だが、思い知った。これは、痛い。
「てか、ご自身がいつから吹さんを好きとかも、わかってないんじゃないですか?」
まだ続く。仁志。
うう、と喉から洩れるような声に、全員は少し満足した。会ったときからだろうと教えてあげる優しい人は、残念ながらいなかった。
手続きとはこんなにも早く終わるのだろうか。さすがに疲れていた吹は、婚姻の儀の三日後から学校復学となった。これからは麗華と一緒に登校という麗華の父に、最後まで寮で暮らしたい、と吹は強く要望した。いつのまにか出ていくことになっていて、いつのまにかものが運ばれてしまったあの部屋に、もう一度戻りたいと思ってしまった。悩んだ末、吹のわがままを聞いてくれた。麗華は一緒に通えることを楽しみにしていたらしく、残念そうだったが吹がこんなに強く要望するのが初めてだったのもあり、我慢してくれた。
部屋に足を踏み入れる。久々に入った学園。約十日間、ここに来ていなかった。もっと長く思える。
校内を歩くとひそひそと聞こえてくるのは、退学の噂を聞いていた生徒たち。事実、退学のつもりだったから間違いではない。あとは、麗華のもとに養子になったという話もすでに出まわっていて、それも事実だからこれはとても話題性の高い噂になる。しばらくの間、すれ違えばこの話題が背中で始まり、姿を見れば話が始まり、おもしろおかしく想像が流れていくのだろう。これは覚悟している。自分でさえ、まだ信じられないのだ。
「おはよう!」
「元気だった?」
「いろいろ大変だったでしょー」
教室の扉を開けると、視線が集中。だがひそひそ話が始まる前に、挨拶が飛んだ。おかげで声はひそひそよりも小さくなり、ちらほら視線は届くが、覚悟していたほどではなくなった。どこで吹が来たことを聞くのか、呼びに行った人がいるのか、他のクラスからも様子を見に来る生徒がいる。心配そうに見つめられるが、大丈夫、と伝わるように首を縦にふる。
これを乗り越えるのも、今後のための試練だよ。
麗華の父がそう言った。麗華と同じ立場に近くなるのだ。これくらいすらりとかわせなくては、社交界ではやっていけない。
やっていけないのは勉強もだった。いない間に進んでいた授業。年度末とはいえ、最終のまとめをやっていた時期を長く休んでしまった吹は、大きく遅れをとっている。もともと勉強は得意でないのに、冷や汗が流れてばかりだ。
嬉しい理由ではないが、休憩時間も勉強のことで頭がいっぱいになり、視線も言葉もあまり入らなくなる。期末試験は追試なしで通らねば、麗華の父にきっちり絞られるだろう。これからは勉強にも身を入れねばならないのか、と思うとずんと心が沈んだのだった。
「吹ちゃん」
「はい」
放課後に先生を捕まえて指導をしてもらったあと、部屋に移動していた吹に、いづみが声をかけてきた。いつもなら図書館を使うが、人目が気になって今日は部屋だ。
「サロンで麗華様が待ってるよ」
もう帰っている時間だ。
「なにか大切なお話かな」
「うん、とっても大切な話だよ」
真剣に真ん前から肩をつかまれる。眼鏡の向こうは、本当に真剣だ。これはすぐに行かねば。吹は部屋に荷物を置いたらすぐに行くと伝えた。




