【2/10書籍第2巻発売!】転生ものぐさ王女よ、食っちゃ寝ライフを目指せ!
【2026年2月10日、TOブックスさんより書籍第2巻発売決定!】シルヴァーナ王国の直系王女は女神シルヴァーナの血を受け継ぎ、邪悪なるものを寄せ付けない破邪の力を持つため、世界中から尊敬と憧憬を集める存在である。
ある日大陸最大の勢力を誇るソベリオン帝国皇帝アンドレアスから、シルヴァーナの王女を側室にもらい受けたいと申し出があった。病弱で瘴気を集めやすく、明日の命も知れない息子のヴォルフラム皇子を救うための、形式上の妃としてである。
アンドレアスにはすでに相思相愛の皇后がいるため、側室になっても夫から愛されることはなく、一生をヴォルフラムのため皇宮で飼い殺しにされる運命だ。無礼極まりない申し出だが、国力の差を考えれば断ることもできず、女王は四人いる妹王女から十五歳の第四王女、フローラを側室に差し出すと決めた。
しかしフローラは側室入りを拒みたい一心で取り巻きの貴族子弟と密通、まんまと妊娠し、側室入りは不可能な身体になってしまった。
頭を抱える女王に、幼すぎるため候補から外されていた末の第五王女、六歳のガートルードが申し出る。
「わたしが帝国に参ります」
誰もがガートルードのけなげな決意を哀れみ、称えたが、ガートルードは己の運命を悲観などしていなかった。むしろ思うつぼだったのだ。
(これでやっと帝国に行ける。三食昼寝付き、食っちゃ寝のダラダラ生活が待っているんだわ!)
なぜならガートルードには日本と呼ばれる国で、毒親のもと、十二人もの弟妹の子育てをさせられた長女、櫻井佳那の記憶が刻まれていたのだから。
そんなガートルードにはお世話欲をこじらせた異形レシェフモートが侍り、俗世とは関わらずのんびり過ごしたい心とは裏腹の波乱だらけの生活が始まる――。
ある日大陸最大の勢力を誇るソベリオン帝国皇帝アンドレアスから、シルヴァーナの王女を側室にもらい受けたいと申し出があった。病弱で瘴気を集めやすく、明日の命も知れない息子のヴォルフラム皇子を救うための、形式上の妃としてである。
アンドレアスにはすでに相思相愛の皇后がいるため、側室になっても夫から愛されることはなく、一生をヴォルフラムのため皇宮で飼い殺しにされる運命だ。無礼極まりない申し出だが、国力の差を考えれば断ることもできず、女王は四人いる妹王女から十五歳の第四王女、フローラを側室に差し出すと決めた。
しかしフローラは側室入りを拒みたい一心で取り巻きの貴族子弟と密通、まんまと妊娠し、側室入りは不可能な身体になってしまった。
頭を抱える女王に、幼すぎるため候補から外されていた末の第五王女、六歳のガートルードが申し出る。
「わたしが帝国に参ります」
誰もがガートルードのけなげな決意を哀れみ、称えたが、ガートルードは己の運命を悲観などしていなかった。むしろ思うつぼだったのだ。
(これでやっと帝国に行ける。三食昼寝付き、食っちゃ寝のダラダラ生活が待っているんだわ!)
なぜならガートルードには日本と呼ばれる国で、毒親のもと、十二人もの弟妹の子育てをさせられた長女、櫻井佳那の記憶が刻まれていたのだから。
そんなガートルードにはお世話欲をこじらせた異形レシェフモートが侍り、俗世とは関わらずのんびり過ごしたい心とは裏腹の波乱だらけの生活が始まる――。
18・『エラー修正』(第三者視点)
2025/11/14 12:00
19・今年ばかりは墨染に咲け(第三者視点)
2025/11/14 12:00
20・おみ足隊と暗黒の儀式(第三者視点)
2025/11/16 12:00
21・どこに出しても恥ずかしくないおみ足の下僕(第三者視点)
2025/11/18 12:00
22・愛を歌う騎士(第三者視点)
2025/11/20 12:00
23・閃光(第三者視点)
2025/11/22 12:00
24・世界の法則から外れた者(第三者視点)
2025/11/24 12:00
25・忌まわしき女神シルヴァーナ(第三者視点)
2025/11/26 12:00
26・転生ものぐさ王女と少年女神
2025/11/26 12:00
27・転生ものぐさ王女と共犯者たち
2025/11/28 12:00
28・転生ものぐさ王女と皇宮の異変
2025/11/30 12:00
29・転生ものぐさ王女は命名する
2025/12/02 12:00
30・転生ものぐさ王女とおみ足ウイルス
2025/12/02 18:00
31・転生ものぐさ王女は孤立する
2025/12/04 12:00
32.転生ものぐさ王女はつかの間の再会を果たす
2025/12/06 12:00
33・転生ものぐさ王女は目を閉じて
2025/12/06 18:00