絶対的強者への道 始まりの街から
他の作品から来てくださった方。
本当にありがとうございます!嬉しい限りです。
初めましての方。
初めましてこんにちは。御田楽似といいます。
他にラブコメ2作品を連載中です。そちらも読んでいただくと嬉しい限りです。
僕がVRMMOを書き始めた理由は、好きな作品が多いからです。僕も書いてみたいなと思い、書き始めました。でも書いてみて分かったのですが、とても難しいです。下手ならすみません。
この作品はあまり更新頻度が高くないとは思いますが、頑張りますので、ブックマーク登録と評価何卒よろしくお願いします。
「くらえ!ファイアー!」
メラメラ燃えているモンスターのレベルは2。聞くだけでわかると思うが雑魚だ。
「ふぅ・・・新しい技は・・・・なしか。」
俺のレベルは27。そろそろ新しい技下さい・・・。
ファイアーしか言わずに攻撃してるのぶっぱだと思われるので・・・。言い方変える?
Fire!、とか?変わらねぇなぁ。
まぁゲーム開始時にもらえるランダム武器が、なぜか火炎鳥族専用の激レア武器[インボルブ・ファイア]をもらえたからいいや。
この武器、魔法攻撃の威力2倍とか強すぎ。
というか俺の火炎鳥族じゃないんですけど?まだランク50になってないから種族選んでないんですけどいいのかなこれ。
まだ発売から2日しか経っていないこのゲームで、もう種族を選んだ人はまだあまりいないだろう。レベルが上がりにくいため、10時間やってレベルがまだ27なのだ。酷くない、これ?
とそんな思考を、ガサガサという茂みの中から聞こえてくる音が打ち砕く。
ここ、始まりの都市スタンシアのはずれにある「海底の森」は基本弱いモンスターがたくさんいる。ちなみに、もともと海だったところに木が生えたから「海底の森」と名付けられた設定らしい。
「で、どんなモンスターだ?」
音がする方へ近づく。
「あ!メタウノスキーじゃん!!」
牛を結構小さくして、さらに可愛くしたような容姿。
俺が驚いたのは、この森にメタウノスキーが生息していたことだ。
このモンスターは滅多に出ず、スタンシアで出たという報告は2日間でなかった。
この牛(?)を倒すと、莫大な経験値をもらえるため激レアなのだ。
「ファイアー!」
このCDOの中では相殺や防御魔法、無効魔法や相手の魔法の方が威力高い、ということがなければ魔法攻撃は必中である。
メタウノスキーは何もしてこず、体力も低いため一発死である。
「よっしゃあ!レベルはどれくらい・・・うお!」
バトル終了後に経験値が加算されたが、すごい勢いで俺の経験値を示す横長のバーが左から右へとせわしなく動き、ようやく止まった。
「もうレベル42!?っしゃあ!」
スタンシアでレベル42なら次の都市行っても問題ないだろう。いや別に27でも余裕だったんだけどね。
・・・ていうかレベル一気に13上がったのに新しい技何も覚えないんだけど。
「海底の森」を抜けると次の都市だ。
と、目の前にいきなり青いレーザーが上から降ってきた。一瞬驚くが、これは攻撃でもバグでもない。新しくCDOを始めた人がこの世界に降り立つときに出るレーザーだ。
このゲームでは始めた時に、スタンシアのどこかにランダムで落とされる。森に落ちたのか、かわいそうだな、と思いながら新しい冒険者に挨拶だけしようと思い待っていた。
降りてきたのは男だった。
「こんにちは。」
話しかける。
「新しく始めたんですね。」
目の前の男は驚いた様子だったが、すぐに落ち着き話しだす。
「こんにちは。そうなんです。ちょっと洒落にならないぐらい不幸事が辛くて・・・。現実逃避をしたかったんですよ。」
「そ、そうなんですか。」
どんなことかは聞かないでおこう。
「プレイヤーネームは?」
「KENです。名前からとってるんですよ。そちらは?」
「コレクトです。ゲーム曲からとりました。リアルでは16歳です。」
「え?16歳?俺と一緒だ!タメ口にしよう。」
「そうだね。」
この世界で初めて喋った人は、気が合いそうな人だ。
「よかったらKEN。フレンドにならない?」
「ああ。いいよコレクト!」
メッセージをうつと、すぐ承認してくれた音が聞こえた。
「じゃ俺そろそろ行くわ。じゃあねKEN。」
「じゃあな。また会えたら!」
別々の方向に歩きだす。
初めてのフレンドだし、一緒に行きたいが、次の都市にレベル1で行くのは危険だ。
「さぁ次はどんな都市かな?」
この世界はワクワクが止まらない。本当に面白い。
とそこで6時になったことに気づいた。そろそろ晩ご飯だ。ログアウトしないと。
また後でな。
いかがでしたでしょうか。
職業上の都合で、最近あまり書いてませんので次はもう少し先だと思います。
コメント下さると嬉しいです。