同日、帰路 夕方 後編
『……もしもし』
「……藍坂河月か?」
『……ああ』
「わかっているな?
お前がこの世界に存在出来る期間……後半年だ」
『……わかっているさ。
……とっとと用件を言ってくれないか?』
「……いいだろう。
お前が生き残る為の条件……
それはこの半年の間にターゲットを殺す事だ」
『……そうか』
「とりあえず基本的なルールと情報を教える」
『頼む』
「お前は半年の間にターゲットを誰かを見つけ出し期間内に殺害しろ。
ちなみにターゲット以外を殺してもペナルティーは無いが、
ターゲットを殺した場合消滅するがターゲットでは無い場合消滅しないのは当然だ。
この世界の警察に追われたくなければターゲットだけを殺せ。
ターゲットに関してだが、ターゲットにはお前と同等の情報が与えられる。
ちなみにターゲットが殺される前にお前が自らの命を狙う者である事に気付き殺される前に殺し返す事は認められている。
そして、ターゲットにはハンデとして……
いや、お前に対するペナルティーとして武器が与えられる」
『武器か……何だ?』
「50口径の拳銃だ」
『!……そうか』
「半年の内にお前かターゲット、
そのどちらかの死亡でこれは終わる。
ちなみにどちらも死んでなければ二人共消滅。
ついでに死亡であれば、事故死だろうが病死だろうが認められる」
『どちらにしろ俺も相手もどちらかが死なない限りは消えるんだろ?』
「そうだ」
『……ターゲットの情報は何か無いのか?』
「そうだな……余り詳しい情報は言う事が出来ないが……
承認されている情報くらいなら、伝えてやってもいい」
『頼む』
「ターゲットは……
お前と親しい女の中の誰かだ」