48/102
11月11日、朝 部室 2
「じゃあ、お願いね」
『ま、待て、何でだよ!』
「何でって?」
『何で俺が今日一日こんな格好しないとしけないか、だ!』
「私も千華ちゃんもウェイトレスの格好するのに、
一人だけ違う格好だとおかしく無い?」
『おかしく無い(反語)!』
「おかしいわよ」
『だったら、せめてウェイターの服とか……
……って、ウェイトレス?
今、俺がしてる格好はウェイトレスと言えるのか?』
「猫ゴスロリメイドさんね」
『違うじゃねぇか』
「一人称は『ボク』で」
『キャラ設定?
そんなの聞いてねぇから』
「声だすとバレるから
このスケッチブックに、言いたい事書くといいわ」
『おい、人の話聞いてるか?』
「藍ちゃん。
藍ちゃんは私の言う事に逆らえないわよ。」
『なっ?!何で?!
……って、藍ちゃんじゃねぇ!』
「あなたの荷物と着替え何処にあるか分かる?」
『!!!!!』
俺は絶句した。
「お財布と携帯は返してあげるわ。
けど、着替えは文化祭終わってからね。」
『ひ、卑怯な……』
「言ったでしょ?
女はズルい生き物なのよ」
『……そういう……問題……なの……か……?』
その時
(ガチャ)
戸が開いた。




