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五月病と1500走

『だるっ(-_-)』


と五月病マキシマムのタケちゃんマン。


彼は今、体育の授業の真っ只中である。


『タケ、ボーッとしてんじゃねー‼』と跳び蹴りを喰らわせて来たのは同級生・・・ではなく、陸上部顧問の『多賀橋』だった。なんでコイツが、俺の体育の授業にいるかって?コイツは幸か不幸か俺のクラスの『体育教師』なのだ(×_×)


部活になれば嫌でも会うのに、作者の陰謀かと思いつつチューボーから高校デビューした俺等の戦闘力を測る為のコントロールテスト中である。


種目は100m、幅跳び、400m、円盤投げ、そして、1500m・・・


ここまでの俺の戦闘力は


100m 15.1


幅跳び 4.05


400m 66.5


円盤投げ 22m


と、陸上部には到底思えない壊滅的な記録だった(×_×)


短距離はしゃーないかも知れんが、せめて1500m位頑張らないとカッコつかないなと思いつつ、1周200mの土トラックのスタートラインに向かった・・・


『200mだから、7周半か・・』


とかなんとか考えていたら1500mはスタートした。タケちゃんマンは、自慢する程では無いが、小学校の時は持久走でトップを取ることは一度も無かったが、学年内(50人)では常に10番以内に入っており、中学迄は野球で無駄に走り込みをさせられていたので、持久走にはそれなりの自信があった。


部活では、顧問の『多賀橋』にイジメと言うか、シゴキと言うか、かわいがりを受けてきたので、ザコなりにも陸上選手っポクなってきたつもりだった。


3周目を通過し、タケちゃんマンは以前トップをキープしていたが、後ろからついてくる奴等がいた。同じクラスで、陸上部のたまき皮口かわぐち、バスケ部の名具母なぐも、中学迄陸上部だった日寺田かじただった。彼等はそこから一気に私を追い抜いていき、結果的に私は5番目でフィニッシュし、タイムは5.43と振るわなかった(×_×)


『クソッ(-_-;)』と思いつつ、トップでゴールした皮口から一言


『ペース考えて走らないとダメダメ(ヾノ・∀・`)』と。


『ペース⁉』


どうやら俺のペース配分は自分の能力にあってない事を皮口から指摘される。


『まあ、陸上素人だからそんなんわかんないよね。イーブンペースとか言ってもわかんないよね?』


うん、まさしくその通りである(笑)


ここでアホの武本に変わり、作者が説明すると、タケちゃんマンは前半の600mを2分で通過したまでは良かったのだが、そこからペースを維持出来ず、一周ごとにラップを大幅に落とし、フィニッシュタイムが5.43(T_T)


対してトップでゴールした皮口は600m通過後も200m1周40秒ペースを維持して、5分でフィニッシュしていたのだ!Σ( ̄□ ̄;)


と、陸上をかじっている人がみたらたいした事ではないのだが・・


では、イーブンペースで武本が走るにはどーしたら良かったのか⁉


次回 体内時計⁉ に続く

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