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JACK+ 怪談 ショートストーリー  作者: sungen
JACK+怪談 2章 子供時代
14/23

『金縛り』 『時計』



しんと静まった自分の部屋で寝ていると。



体が動かない…。

金縛りだ。


…金縛りって言うのは脳が見せる気のせい、みたいな物で、本当は目を開けていなくて、目を閉じてるんだ。

だから、無理矢理にでも目を開ければ、大丈夫。


これは、いつもの、良くあるやつだと思う。俺は目を開けようとした。

いつもはそれで大丈夫だけど。今日は。




……だめだ、体が動かない。



■ ■ ■


『時計』



「…朔」


「うわぁ!」

俺は飛び起きた。


向こう脛をぶつけてガツンと音がした。痛った!


「??…ばあちゃん?あれ!?」

――あれ?

あ。そうか。何だ、金縛りはただの夢か…。

俺はまだ居間にいた。

時計は午後五時半すぎ。ご飯もまだ食べてない。


ちゃぶ台の下で、座布団を枕にして寝てた。


「だ、大丈夫かい」

「うん――、すねぶっただけ…。あ」


「やっぱり明日、お祭りに行こうかな」

金縛りに遭う前に、兄貴にメールしよう。



……こわい夢を見て、めずらしく得をした。



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