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二度目の告白。

しかも、同じ相手からの告白。

イケメンで高身長でいつも私を見ててくれる人。

そして…、二次元の相手…。


「前にも伝えたはずです、私…、俺はあなたに寂しい想いはさせない」

強い風が吹き、楓の長い緑色の髪をなびかせる。

「リンネさまのことを愛してます」


ここに来て、何度楓に救われただろうか?

何度、楓の笑顔に力をもらったのだろう?

ずっと支えてきてくれた楓に私は…。


「楓の事は大好きだよ」

これは私の素直な気持ち。

どんなに感謝の言葉を重ねても全然足りないぐらい、私は楓に感謝してる。

「だけど…」

言葉を続けようとした私の唇の上に楓の細くしなやかな指が触れた。


「これ以上は言わないでください、何度も断られるとさすがの私も傷つきます。それに、また振られたとしても私はリンネさまのことを諦めないんで」

楓の声が切なく響く。

たとえ、二次元の人間でも傷つくことはある、楓にそう言われた気がした。

私がいつまでこの世界にいられるかどうか分からない。

だから、だからこそ余計に後悔しないようにここで暮らしたい。


「楓、そろそろ今日のヒロイン返してもらっていいかな?」

振り向くと、ムスっとした顔の拓馬がいた。

拓馬の後ろには、バカ母と瞬もひょこっと覗いてる。

同じく拓馬の事を好きなバカ母は私がまたしても楓に気持ちが向かわなかったことを面白くないような顔をしていたけど。


「あまりリンネを独り占めすんなよな」

楓の前を通る時、ぶっきらぼうな言い方を放ち、私の前に膝まづき手に触れた。


「まだパーティは始まったばかりだよ、プリンセス」

そして、私の手の甲に唇をつけた。


ひゃ、途端に全身が熱くなる。


「やベェ、柄にも無いことするとやっぱ照れるわ」

赤くなった頬を隠すように立ちあがり、

「行こう」

拓馬にリードされるまま中に入る。


「ほら、あんたが食べないならケーキ全部食べちゃうわよ」

現実の世界では中年太り真っ只中のバカ母だけど、この世界ではどれだけ食べても体系が変わることないこと知ってるから、いつも以上に食べるこ、食べること。


「大丈夫ですよ、リンネさまの分はちゃんと確保してありますから」

いつも通り優しい瞬がキレイに盛り付けてくれたお皿を私にくれた。

その様子を見て、バカ母はまた面白くないような顔を見せる。

「何よ、何よ、どこの世界に行っても、ちやほやされるのは結局若い子じゃない」

まぁまぁ、と瞬になだめられ、シャンパンを一気に飲み干した。


「楓と何話してたの?」

隣の拓馬がじっと私を見た。


「俺、考えてたんだけど、一緒に暮らさない?」


な、な、な!







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