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レント

光希と一緒に、いざ丘のふもとへ。


…、とどうして、毎回毎回…。


「バカ母がいるのよ!」


と、バカ母と瞬がいた。


バカ母はいつものフリフリの服ではなく、珍しくパンツ姿。

全く可愛くないその姿は今から山でも登ろうかと思われる格好である。

瞬もバカ母とペアルックのようなパンツ姿。

でも、瞬は何を着ても似合うから許されるの(笑)


と、ここまでは毎度毎度お馴染みのコンビだから許せるとして、何で?どうして?


「いずみまでいるの?」

それだけでも驚きなのに、いずみの横にいるのは…。


「レント?」

真っ黒のパンツ姿、同じく黒のシルクハット。

「おー、リンネか?やっと会えたな、マイハニー。」


レントが近付き、私の肩を抱き寄せた。


レントはゲームの中でも一番チャラくて少しオレさまキャラで。

正直私は苦手なタイプ。


「リンネがこの世界に来たって聞いてからずっと会いたかったんだぜ。」


タイプでは無いが、やはりイケメンに間近でそんなこと言われるとやはりドキドキしてしまう。


って、今はレントよりも。


「どうして、私がここにいるのかって?聞きたいんでしょ?私はね、拓馬のこと諦めた訳じゃないんだからねっ。」

そして、私に近付き、ぎっと睨み続ける。


「拓馬がね、私との結婚に疑問を持ち始めたから一旦保留にしたものの私の気持ちは変わってない。まだ諦めない。」


その言葉に疑問がうまれる。


「ねー、いずみ、あなた、そんなに拓馬のこと好きって言ってるけど、本命はパートナーに選べないはずでしょう?どういうこと?」


ああ、そんなこと。

といずみが答え始めた。


「確かに、私の第一希望は拓馬じゃなかった。だけど、拓馬と一緒に過ごしていくうちに拓馬の優しさに触れ、気付いたら拓馬のこと好きになってた。」


そう言うことか…。

拓馬はやっぱり素敵すぎて、でも、でも、だからと言って誰にも渡したくない。


バカ母にも、いずみにも、誰にも。


「ちなみに、いずみの元第一希望は?」


いずみが少し笑ってから答えた。


「それは、このレントよ。」


えええーーーーーーーー‼


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