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幻獣使いの運命  作者: 蒼空
幻獣使いと幻獣
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蒼い炎

こちらはだいぶ開いてしまいましたが、これからも続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。

では、どぞ(/・▿・)/


俺は狭い建物と建物の間を走り抜けている。

目標は一番高い建物。

おそらくそこに美依がいるだろう。


「このままいけば、あと数分で塔につ――」

「まだまだね!」

「っ!」


危なかった、あと一歩止まるのが遅ければ、水の弾丸が足元に当たっていた。


「私とリンが援護しかできないなんて、私言ったかしら?」


建物の屋根の上に、美依が立っていた。

その手には、一回り小さきなっている銃――リンがある。


「こっの!」


俺は美依の言葉を無視し、先手を撃った。


「いい判断ね」


しかし美依も交わしながら俺に向かって放つ。

お互いの弾丸は壁に当たるだけだった。


「よく見て撃ちなさい!」

「わかってる!」


そういうと、美依は交わすだけ、俺は撃つばかりとなった。


「ほらほら、弾なくなっちゃうわよ」

「うらぁぁあ!」


こうなったらがむしゃらに撃つしかない。

俺は残りのマガジンの弾を乱射した。


「その使い方、デュランが見たらなんて思うでしょう、ね!」


美依は俺のマガジンが空になるのと同時に、屋根から飛び降り、俺に馬乗りになる。


「いい?この子達も生きてるの、そんな適当に使ってると、いつまでたってもデュランも言うことを聞いてくれないわよ?」


俺を押し倒し、馬乗りになってまま、俺に銃口を向けた。


「さようなら」

「――っ!?」


美依はトリガーを引いた。


「と、これが実践なら今ので死んでたわ」

「くー、つめてぇ!」


銃口から放たれた水を、俺は目を閉じる暇もなく受けてしまった。


「そうね、合格じゃないけど、私と一緒にいるなら、戦闘には出れるわね」

「俺の保護者ってところか?」

「フフっ、そうね」


美依は笑いながらリンをアクセサリーの中へ封印した。

普段は美依は球状のペンダント型のアクセサリーにリンを、俺は指輪にデュランを封印している。

本来は使用者本人の体内にいるのだが、それでは使用者の精神力が持たないことから、特別なアクサセリーが作られ、そこに封印していると聞いた。


「今日はもうこれだけだから、自由にしていていいわ」

「あぁ、そうさせてもらう」


一応午後からは予定を入れてある。

最近は忙しくて街に出てないから、街の商店街とか色々と行きたい。

幻獣の被害があってから、この街はいろいろと日々たくさんのものが変わる。


「俺は少し街に出るよ」

「絶対にだれにも幻獣のことは言わないこと、いい?」

「わかってるよ」


俺は軽く受け流しつつ、インカムを美依んび渡して地上へと戻る。


「うん、いい天気だ」


地上に出ると、空は青く、雲一つない。

出かけるには最高の天気だ。






「う~ん、ここが確か・・・」


今俺は、道に迷っている。

嫌、正確には、変わりすぎてわからなくなっている。

いつものように近道をしたつもりが、弱い幻獣による小さな被害で、橋が壊れたり、地面が数メートル落ちたりして、いつもの道が、通れなくなってしまっていた。

早い話、来た道を戻ればいいが、それもわからない。


「まさか自分の生まれ育った街で迷子になるとは・・・・・・」


こんなとこ、美依に見られなくてよかった。


「シュン?」

「美依!?」


後ろから声をかけられ、とっさに声を出してしまった。

当然後ろにいた子はびっくりしている。


「あ、ごめ・・・っ魔衣?」


前にあった時と、服は違うし、青い髪は後ろで束ねられ、ポニーテールになっているが、マイだった。


「嬉しいわ、覚えてくれてたのね」

「当たり前だろ。それよりごめん、脅かしたか?」

「ううん、大丈夫よ、シュンの慌てた感じ、とても面白かったわ」


魔衣は小さく微笑みながら言った。


「ほんとに、美依かと思った、髪の色も同じだからさ」

「その美依って子と、そんに似てるの?」

「あぁ、双子みたいだ」

「そうなの。・・・それよりこんなところでどうしたの?」


俺は忘れていたことを思い出した。

迷子になっていたのだと・・・。


「えっと・・・迷子?」

「それは大変ね! 私この辺知ってるから、案内しましょうか?」

「ほんとうか! 助かる」


俺は言われるがまま、黙って後ろを着いていくと、見覚えのあるアーケードに出た。


「マジでサンキュー、俺に何か買わせてくれ!」


魔衣は最初、きょとんとしていたが、少し辺りを見て、ある店を指さした。


「あれ、欲しいかな」

「・・・ビーズアクセショップ?」


店員が手作りでビーズを使ったアクセサリーを売っているお店だった。


「へえ、すごいな」


魔衣に手を引っ張られ、俺は店内に入ると、中には複雑に組まれたビーズのアクセサリーが、所狭しに置いていた。

その中の、ウルフと書かれた狼の形に作られたアクセサリーと同じように作られた、鳥と書かれたアクセサリーを手に取った。


「ん、それでいいのか?」

「うん、これでいいわ」


値段を見たが、一個数百円と言ったところだ。


「俺の財布のことは気にするな、さすがにそんな少なくないから」

「・・・これでいいの」

「そ、そうか?」


俺はなぜ彼女がこれを選んだのかわからず、少し謎に思ったが、狼の形だけあって、美依の分も買っていってやることにした。


お店をでて、俺は魔衣に買ったものを渡した。


「はい、これ」

「ありがと・・・とこれで、それは誰に渡すの?」


俺の持つ紙袋に、疑問を持ったのだろう、魔衣が訪ねてきた


「これは俺のパートナーにな」


そういって俺は小指を立てた。


「そうなの? フフっ、いいわね、そういうの」

「魔衣にはいないのか? そういう人」

「私には、いないわ、そういう人も・・・家族も」


その言葉で俺は、地雷を踏んだことに気づいた。


「っと、ごめん!」

「気にしてないわ、もうほとんど記憶に残ってないわけだし」


そうは言っても、少し悲しそうな顔をしていた。


「あ、ねえ、これつけてよ!」

「えっ、別に構わないけど」


魔衣は俺に先ほどのアクセサリーをつけてほしいと言った。

あのアクセサリーには、どうやら首にかけられるペンダントになっていたらしくカウンターにもっていったら、店員の人がタダでつけてくれた。


「じゃあ、つけるぞ?」

「うん」


彼女は蒼く、腰まである長い髪をまとめてたくしあげ、俺はそこから除く、白くきれいな首にペンダントを回し、つける。


「・・・んっ・・・少し、くすぐっいかな」


俺の指が触れる度に、魔衣は艶っぽい声を出す。

なんか変なことしてるみたいだ・・・。


「よ、よし、終わったぞ」


俺の手が離れると、髪を下ろし、愛おしそうに胸元に垂れている狼と鳥のアクセを手に取って見つめている。


「・・・ありがとう」

「・・・・・・あ、ごめん俺いかないと! 今日は本当に助かったよ、ありがとう」


急に端末に美依から連絡が入って、戻って来いと言われた。

用件は特に書いてなかったが、まあだいたい幻獣についてだろう。


――俺は魔衣と別れてすぐに帰った。




「やっときたわね、遅いわよ!」

「あ・・・と、ごめん」


到着すると、玄関に美依が立っていた。


「・・・前回の人工幻獣のことについて、話があるの、春、あなたの部屋で話すから」


そういって先に家に入り、俺も後についていき、俺の部屋へとやってきた。


「前回の人工幻獣なんだけど。あれ、倒したんじゃなくて、弱ったところを誰かに捕獲されたみたいなの」

「ほ、捕獲?」

「あ、違うわよ、捕獲っていっても、春の考えてることじゃなくて、自分のパートナーにするってことなの」


つまりは、誰かの幻獣になったと。


「それならいんじゃないか?」

「・・・それがよくないのよ、調べたところ、どこの幻獣使いの本部に聞いても、該当者が現れないみたいなの」


つまり、その本部ってのに所属してない幻獣使いだってことか。


「話はそれだけ、近いうちにその謎の人物と出くわすかもしれないから、気を引き締めておいてね」


そういって美依は部屋をでていった。

そっからは、いつ幻獣が出てきていいように、自宅待機だった。





そしてその夜のことだった、街のビル街に、中型の幻獣がでたと報告を受けて、俺と美依が行くことになった。


「春、これ。デュランがいうこと聞かなかった時のために持ってて」


そういって渡されたのは、以前模擬戦の時に使ったあの銃だった。


「でもこれ水鉄砲じゃ・・・」

「いったでしょ、その子もいろいろな銃弾に変われるの・・・でも覚えておいて、威力はデュランの二分一予よ」

「・・・わかった」


そういわれて、ためしにデュランを呼べるか試したが、やっぱり出てくる気配はなかった。


「・・・春、リンが見つけたみたい、行くわよ」


幻獣の捜索に出していたリンと意思疎通し、見つけたことがわかったらしい。

美依は恐らくリンのいる方向へ走っていったのだろう、俺もそのあとを追う。




「いたわ! リン、噛みついて!」


相手の幻獣の大きさはあまり大きくなく、リンとさほど変わらない程度だった。

そしてリンは美依に命じられるがまま、目標の喉元に噛みついた。

そのまま食らいついていれば終わりのはずだが、しばらくして、リンが幻獣を拘束からはずし、距離を取った。


「ん・・・何かいるわ」


リンが距離を取った直後、そのいた場所が青色の炎で包まれた。

その炎はすぐに消え、そこにいた幻獣は炎によって消されていた。


「美依、今の炎って・・・。」

「勘がいいわね・・・そうよ、恐らくこの間の人工幻獣の火よ」


すると美依は目を閉じて、感覚を研ぎ澄ませた。

それに応じてリンもじっとして集中している様子だ。


「足音、距離からしてすぐっそこよ!」


そういって強引に俺をリンの背中に乗せて、数階建てのビルの屋上に上った。


「・・・いたっ! 追ってリン!」


美依の指示に従って、リンが走る人影を追いかけた。


「あっ! 避けて!」


しかし、追いかけていることに気づいた人物は、俺たちの乗るリンに向かって青色の炎の弾をぶつけてきた。

回避行動をとったことで、体制を崩したことで、体制を崩し、俺と美依は投げ出されてしまった。


「いっ!。リン、うん、大丈夫平気だから」


美依は心配そうに近寄って来たリンに一声かけた。


「危なかったな」

「でも、謎の幻獣使いに人工幻獣が使役されてることは分かったわ」

「まあ、それもそうだな」


美依は、足に焼けど負ったリンをペンダントの中に還した。


「次あったら、絶対に逃がさないわ」

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