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1-3.ライ、初めて宿に泊まる

 本日は本格的な投稿初日!ということで一挙6話投稿します!

 ここは3話目ですね。ここから読み始めた!という方は2話前からお楽しみください。

 ボクが住んでいた村から一番近いこの町にテオに乗ってやって来たボク。門で村のことを聞かれたよ。今日はこの町で泊まることになったんだ。



「ここだ。とりあえず2泊できるように手配をしてある。明日はもしかしたら領主様から呼び出しがあるかもしれないから、朝は出かけないでくれ。いいかな?」


「はい。ありがとうございました」


「おっちゃん!ありがとな!」



 というわけで宿に連れてこられたよ。ボク、町なんて初めてだから緊張するなぁ~!


 扉を開けると、そこにはボクと似たような歳の女の子がいたんだ。



「いらっしゃい!···って、こども?みたことないこね?」


「あ、あの~。ボク、ライって言います。兵士さんからここで泊まってって言われて···」


「えっ!?あ~!そういうことね!きょうから2はくってきいてるわ!やどちょうになまえかいてくれるかな?」


「う、うん」


「あっ!?じがかけないか!ごめんね~。あたしがかいてあげるわ!」


「い、いや。ボク、字が書けるよ(賢者の遺産のおかげでね)」


「すごいわね!じがかけるこなんてあんまりいないのよ」


「そうなんだ···。これでいいかな?テオの分も書いておいたけど」


「いいわよ~!へやはここのかいだんをあがって2かいの207ってへやよ。ゆうしょくとちょうしょくつきだから、よるとあさどっちも7じにきてね!」


「ありがとう。ボク、宿に泊まるのって初めてなんだけど、どうしたらいいのかなぁ~?」


「え?そうなんだ···。とくにやることないわよ?べっどはしーつひいてるし、へやのなかのものをこわしたりぬすまなかったらいいわよ」


「なるほど···。トイレは?」


「2かいのおくよ。てあらいのみずはみずまほうがつかえるならそれでいいけど、たくさんひつようならおかねかかるからね!」


「わかったよ。親切にありがとう」


「これもしょうばいだからね!ゆっくりしていってね!」



 カギをもらってボクたちは宿の部屋に入った。


 ベッドが2つだけの狭い部屋だったね。真っ白なシーツがベッドにきれいに敷かれていたよ。これが宿の部屋なんだね!



「ふぅ~。ちょっと落ち着けるかな?」


「そうだな。メシもついてるって言ってたな」


「でも2泊なのに昼食はないみたいだね」


「金持ってないから、朝たっぷり食べとくか?」


「別にいいけどね。部屋の中だったら無限収納カバンに入ってる料理を食べるのもいいしね」


「それもそうだな~」



 そして夕食までは時間があったので、少し町の中を散歩することにしたよ。


 初めて村以外の町に来たけど、初めて見るものばかりだよ!


 建物は石造りで頑丈そうだね~。道はそこそこ広くて馬車が3台くらい横並びでも通れるぐらいの広さのある大通りがあったよ。


 お店があった。お店なんて初めて見たよ!村では村長さんが馬車で仕入れてきたものを物々交換でやりとりしていたからね。お金も見たことなかったしなぁ~。普通はこういうお店でお金を使ってモノを買ったりするんだね!


 いろんなお店があったよ~!お肉屋さんに八百屋さん、服屋さんに食堂!喫茶店?っていうお茶を飲んでのんびりするお店ってのもあるんだ···。賢者の遺産で知識としてはあるんだけど、こうして見るのは初めてだから新鮮だよ~!


 道を行きかう人もそこそこいたよ。でも、みんなボクじゃなくてテオばっかり見られちゃってるなぁ~。なんでだろ?



「そりゃ、オレがドラゴン族だからじゃないか?」


「あっ、そうか。確かテオ以外、今は地上にいないんだったよね?」


「一応な。もしかしたら地上に降りてるヤツもいるかもしれないけどな」


「でも、なんでテオ以外はドラゴン族っていないの?」


「それは宿に戻ってから話すぜ。ちょっと話が長くなるからなぁ~」


「うん、わかったよ。これで一通り町は見れたかな?家のある方に行っても仕方ないしね」


「そうだな!そろそろ夕暮れ時だし、戻ろうぜ!」



 そしてボクたちは夕食の時間に間に合うように宿に戻ったんだ。



「あっ!きたわね。それじゃあ、そこのまどぎわのせきでまってて!すぐにもってくるわ」



 宿の受付にいた少女が食堂を走り回ってたね。あれだけ走ってよく落とさないなぁ~。



「おまたせ!ママのりょうりはさいこうにおいしいよ~!」


「おいしそうだね!いただきま~す!うん、おいし~!」


「いただくぜ!これはいけるな!」



 どれも食べたことのない料理だったね!町だといろんな食材があるようだなぁ~。ボクのいた村ではあんまり多くの作物とかとれないから、あんまり多くの料理が作れなかったからね。



 食べ終わって部屋に戻る前にトイレに行った。ここで衝撃の事実が判明したんだ···!



「···ん?···え?えぇーーーー!?」


「どうした!?ライ!」


「ボ、ボク···!髪と目の色が変わってる!?」



 そう!ここで初めて鏡で自分の髪と目の色が青色に変わっているって気づいたんだ!!ど、どうして!?



「え?ライってこの色じゃなかったのか?初めて見た時からこの色だったぞ?」


「違うよ!ボクは黒髪で黒目だったよ!もしかして···、賢者の遺産を継承したから···?」


「あぁ~、そういう事か。アキさんの影響が出たのかもな」


「そっか···。まぁ、いいか。なんか変な気分だけど、生まれ変わった(・・・・・・・)と思えばいいか」



 まさかこんな事になるとはね。他にも何か影響があるのかもしれないよ。


 さて、部屋に戻ってテオからドラゴン族の話を聞くことにしたよ。



「おそらく賢者の遺産にはこの知識はないはずだ。ここから話すのはオレが眠りにつく前までのこの世界の歴史だ。ライは知ってるのか?」


「まったく知らない。生きていくだけで精いっぱいだったからね」


「そうか···。じゃあ簡単に説明するぞ」



 テオはこの世界の歴史について説明してくれた。


 アキさんとリオさん、そのほかたくさんの人たちによって魔獣の被害は少なくなっていったんだって。そして人々は魔獣を心配しなくなったおかげでいろいろ技術が発展して人も爆発的に増えたんだってさ。


 ところが、ある時から争いごとが起こるようになり、最終的には大きな戦争にまで発展してしまったんだ。


 そりゃ誰だって死にたくないし、負けたくないよね?そんな欲に駆られた人々は、伝説にあったとあるとんでもない兵器を掘り起こしちゃったんだ···。


『龍脈爆弾』と呼ばれる、整調者(ピースメーカー)さんたちが立ち向かった大魔王が遺した悪魔の兵器。使えばとんでもない範囲のものをすべて消滅させてしまうほどの威力のある爆弾が、10発使われてしまったんだって···。


 文字通り何もかも消滅してしまい、さらにはとんでもない兵器まで人々は作り上げたんだって。


 その力は···、最強種族と言われたドラゴン族の命を利用したものだったんだ···。人を超えた強化人間···。


 この事を知ったアキさんとリオさんの子孫は、これ以上ドラゴン族の力を悪用されるわけにはいかない!と考えて、すべてのドラゴン族を浮遊大陸へ避難させたんだって。


 ドラゴン族は常時湧き続ける魔獣を退治してくれていたんだ。そんなドラゴン族が地上からいなくなってしまったために、地上では魔獣が大量発生することになってしまったんだ。


 頻発するスタンピードで人々は戦争どころではなくなり、住む町とかはどんどん潰されてしまったそうだ···。



「そんな事が···」


「まぁ、このままじゃ地上は近いうちに滅んでしまうだろうな。ドラゴン族のオレとしては因果応報、これも過去の人々が残した呪いかもな」


「なんとかできないかな?」


「いくら賢者の遺産があるとは言っても、ライとオレだけじゃ無理だろうな。協力者がいれば変わるかもしれないけど···、そう甘くないぞ?オレとしてはライを浮遊大陸に連れていきたいぐらいなんだけどな」


「ボクも行ってみたいけど···。でも、ボクはもうボクみたいなつらい思いをする人が少しでも減ってくれたらいいなって思うんだよ」


「気持ちはわかるけどな···。でも、やれることはそう多くないぞ?とりあえず、まずは自分の身を守ること。余裕があれば助けるでいいんじゃねえか?」


「···そうだね。いきなり全員は無理だもんね。ありがと、テオ」



 過去にそんなことがあったと知って、ボクは驚いたよ···。もしかすると、ボクの村も···。


 そんな時だった!!



 カンカンカンカン!!



「ん?何の音だ?」


「魔獣の襲撃だーーー!!」



 そう、この町にも魔獣がやってきたんだ!

 ライくんは賢者の遺産を継承した影響でアキくんと同じ髪の色になってしまいました。姿は変わってなくて髪の色だけですね。

 そして明かされる戦争の歴史。ただ、これもわずかな部分だけでして、この後でもっととんでもない事実が明らかになります。


 さて次回予告ですが、ライくんが泊っている町に魔獣がやってきました!ただ、やってきたのはたった1体だけでも町が壊滅する魔獣でした!しかもそれが4体も!?

 逃げ惑う町の人の中、ライくんは魔獣討伐を決意して立ち向かってしまいます!どうなるのでしょうか!?


 この後昼寝をしますので、次の投稿は17時頃を予定しております。それではお楽しみに~!

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