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【完結済】継承者ライ、荒廃した世界を生き抜く!  作者: ぷちきゅう
第3章 いろいろ(結果的に)寄り道しちゃって···

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3-3.災厄戦争の名残

 本日と明日は朝と夜に1話ずつ投稿しますよ〜!

 これから作者は遅めの休みをいただきましてクルージングに乗船してまいります!

 おはよう!昨日はたくさん海の幸を食べてお腹いっぱいになったよ。お値段の高い宿だけど、お値段の価値があったね。


 まぁ、これまでお金をほとんど使ってなかったんだよね。グランドの町では食材を買ったのとテオが屋台で買い食いしてた時ぐらいだったからね。


 お金の事をまったく知らなかったのに、いきなり大きなお金を持つことになっちゃったけど、ある程度は使わないとね。



「さあ!朝食を食べに行くぞ〜!」



 テオは早起きだった···。昨日の夕食が気に入ったらしく、朝食が食べたくて起きちゃったんだよね。



 そして食堂に行くと、焼き魚だった。この魚も見たことも食べたこともないね。



「このお魚、あっさりしてるね〜!」


「いろんな魚がいるんだなぁ〜!朝はこういったあっさりの方が食べやすいぜ!」



 さて今日の予定は、町を散策してお昼は町の食堂で食べてみよう。こことはまた違った食事がありそうだよね〜!


 ついでにお魚とかの食材も買っておこう!無限収納カバンに入れておけば、いつでも食べれるからね〜。



「じゃあテオ、町を見に行こうか!」


「おう!おいしいもの探すぜ〜!」


「食べる事だけじゃなくて、他も見て回るんだよ?」


「わかってるって!」



 ···これ、言葉のとおりで受け取っていいのかなぁ〜?まぁいいか!というわけで宿を出た。



 宿は海のそばだったので、すぐ近くに船着き場があった。と言っても魚をとるための小舟がほとんどだった。


 陸地から離れた海の上にはたくさんの小舟が浮かんでいた。それもどんどんこっちに戻ってきてるね。もう終わっちゃったのかな?


 船着き場では小舟からたくさんの魚とかが入ったカゴが運び出されていた。生きているのも多かったね〜!


 そんな様子を見ていると···、



「こら!ボウズたち!邪魔だ!」


「あっ!?ごめんなさい!」


「この時間はみんな忙しいんだ!あっち行ってろ!」



 怒られちゃった···。様子を道の真ん中で見てたって気づいたのは怒られた後だった···。


 そして、今度は別の人が近づいてきた。



「どうしたんだい?漁が珍しいのかい?」


「は、はい。ボク、海を見たことなかったんです。昨日食べたお魚がおいしかったので、どうやってるのかなぁ〜?って思って見てたんです」


「···へ?海が初めて?ここの町の子じゃねえんだな?」


「はい。ボクたち、旅をしてるんです」


「···は!?親は?」


「魔獣に村が滅ぼされた時に···」


「こりゃ悪い事聞いちまったな···。すまん」


「いえ、今は楽しく旅をしてますから」


「しかし、町の外は魔獣だらけだろ?大丈夫かよ?」


「ボクたちCランク冒険者なんです」


「···マジか。すげえな」


「ははは···。そうそう、ここの海はいっぱいお魚がいるんですね?」


「そうだな。ここは『アトム湾』のど真ん中だからな。ネプツ川も近いから栄養がたっぷりあるんだよ」


「『アトム湾』?それって何ですか?」


「ああ、ここの町の子じゃないから知らないか。ここは元々海じゃなかったらしいぜ?元々大きな国があったらしいけど、災厄戦争の時に使われた『龍脈爆弾』ってのがここに使われて国が丸ごと吹き飛んでしまったんだとさ。底が見えないぐらいの穴が空いて、近くにあった海から海水が流れ込んでできたのが『アトム湾』なんだよ」


「···え!?ここ、元々国があったんですか!?」


「そうだぜ。町の裏に山があるだろ?あそこに当時の遺跡がわずかに残ってるんだ。どうもその爆発の力で地面が盛り上がってできた山らしいぜ?」


「そ、そんな威力があったんだ···」


「ははは!もう数百年も昔の話らしいけどな。この町の連中ならみんな知ってる話だな」



 なんだかとんでもない話を聞いちゃったね···。遠くまでぐるっと円を描くようになってるのは、爆弾で巨大な穴が空いたからだったんだ···。


 町の北側にある山も爆発の影響でできたって···。とんでもない威力だな···。


 その時、遺産の知識で龍脈爆弾が出てきたよ!かつて大魔王が浮遊大陸を墜落させたり地上を制圧するために作った爆弾だって···。


 浮遊大陸でもいくつか爆発しちゃったらしいけど、その時は神様の力で抑えきったらしいね。アキさんたちも奮闘したようだよ。



 さっき親切に説明してくれたおっちゃんは漁師さんだったので、このあと直接お魚を買い取った。教えてくれたお礼ってのもあるけど、お魚が新鮮だったからね!


 さて次は町の中に行ってみよう!


 町は東西方向に細長く伸びている。山と海がものすごく近いからだ。さっきの爆弾の話を聞くと納得の形だね。


 海に近いほどお店があり、山の方は住宅街のようだ。ただ、あんまりきれいではなく、ところどころにダイナモの町のような避難民みたいな人たちが敷物を敷いた上でボーっとしていた。中にはボクたちをジロジロ見てる人も···。


 そんな時だった。



「おい、痛い目に遭いたくなきゃ金を置いてけ!!」



 後ろから声をかけられた。ボクとテオが振り向いた時にはすでに殴りかかるモーションだった!


 ボクは身体強化魔法ですぐにしゃがみ込んで足払いをかけた!テオは竜気で弾き返したよ!



「ぐわっ!?な、何が!?」


「イッテェーー!!み、右手がぁーー!?」



 襲いかかってきたのは2人の少年だった。足払いをかけた子は倒れたままこっちに悪態をつき、もう1人は右手の痛みでうずくまっていた。



「ボクたちに何か用?いきなり攻撃してきたからとっさにやり返しちゃったけど」


「クソッ!身なりのいいガキだと思って襲ったのに!そっちの獣人もただ者じゃないな!?」


「身なりって···。普通の服なんだけどなぁ〜」


「ただ者じゃないって、見てわかんないのかよ?オレはドラゴン族だぜ?」


「ド、ドラゴン族だって!?あの伝説の!?」



 あ〜、いつも通りの反応だなぁ〜。とりあえずどうしようかな?とりあえず注意だけしとくか。



「襲ってお金取っちゃダメだよ。お金はちゃんと働いてもらうものだからね」


「そんな事わかってるわ!バカにしてんのか!?」


「じゃあ、襲ったキミたちはバカって事になるね」


「なぁっ!?」


「ボクはちゃんと冒険者ってお仕事でお金もらってるんだ。だから、何かお仕事したらいいよ」


「テメェみたいなガキが冒険者だと!?」


「そう。ほら。Cランクだよ」


「マジか···。とんでもねえバケモノを襲っちまった···」


「もういいかな?さよなら」


「クソォッ!!」



 あとで知ったんだけど、このあたりはスラム街って無法地帯なんだそうだよ。いつどこで襲われてもおかしくなかったんだって。


 ···知らないってのは危ないことなんだなぁ〜。

 龍脈爆弾の恐るべき威力を実感できたかと思います。地形を変えてしまう規模なので、どちらかと言えば隕石衝突規模ですね。某ロボットアニメのコロニ◯落としよりかはマシかとは思いますが···。


 あと、ライくんとテオくんが絡まれてしまいました。まぁ、手を出しても張っ倒されますけどね。

 こんな魔獣はびこる世界なので、孤児はたくさんいます。どの町にもスラム街が形成されてしまうんですね。なかなか難しい問題ですよ。


 さて次回予告ですが、山にあるという遺跡に行ってみますが、そこもスラム街になっていて見ることができませんでした。昼食を食べてから宿で釣りを始めると、お隣の部屋にも冒険者の方が釣りを始めて交流しますよ〜。


 次回は本日夜に投稿します。お楽しみに〜!

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