【第2章ネタバレ集】
本日朝の投稿で第2章は完結しました。
こちらはネタバレ集です。今回もかなり電気の用語を入れちゃいましたね~。電験を受ける方は知っておかないとマズイ重要な用語ばかりですので、ちゃんと覚えておきましょうね!
ちなみに本作と前作を読んで合格した!という方は感想などでお知らせください。『アンタはエライ!』と褒めますので。合格してからが倍以上勉強しないと実務できないので大変ですけどね。
※こちらは本作での元ネタをご紹介するコーナーです。
どんなネタを仕込んだのかがわかりますのでお付き合い下さい。
2-3
アス
元ネタは『接地』です。電気設備機器や電路と大地を電気的に接続することです。主に感電防止につけるもので、電子レンジや冷蔵庫、洗濯機などにもついていますね。コンセントにアースを接続する端子がある場合には必ずつけておきましょうね!
接地にもいろんな種類があり、電圧や用途に応じてA~Dの4種類があります。ビルや工場などの100Vなどの低圧受電でない需要家では年1回、接地抵抗値が規定値を上回ってないか点検する義務があります。上回っていたら地面掘り起こして新規に接地極を埋めたりしないといけないので、大工事になってしまいます···。
ライくんとどのような関係になるかはまだわかりませんが、少女が出たので『雷と対になるのは大地だな!』と思ってこの名前にしました。
ちなみにこのネタは電験の法規で出ますからね!試験受ける人は接地抵抗値の上限を必ず覚えておきましょうね。実務(法定年次停電点検など)でよく使いますから。B種がめっちゃややこしいですけどね···。
2-5
リーク、カレン
元ネタは漏電遮断器(Earth Leakage Circuit Breaker、通称『ELB』)です。
分電盤についてるブレーカーは主に2種類あり、配線用遮断器(Molded case circuit Breaker、通称『MCCB』)と漏電遮断器があります。
MCCBには漏電を検知して遮断する機能はありません。家庭用では台所やトイレ、風呂場などの水気のある場所に設置する電気機械は感電の恐れがあるため、ELBを設置することが『電気設備技術基準 第36条』で定められています。他の適用事例もありますが、省略します。
アスが接地から取ったので、リーク(漏洩)、カレン(電流)としました。
ちなみにこのネタも電験の法規で出ますからね!
2-6
グランド
元ネタは回路内における『基準電圧』の部分を指す用語です。基盤などに『gnd』って書いてあったりするんですが、これの事なんですね。
電圧は電気を仕事する可能性を表す『電位』の差なんですね。電位100Vと電位0Vがあったら電位差100Vと表現し、これがコンセントの電圧である100Vなんです。
ところがあくまで差なので、10100Vと10000Vの差も『100V』なんですよ。すると、それとは別の回路で100Vと0Vがあると、この間には10000Vの差があるので、その差を埋めるべく電流が流れてしまいます。冬場の静電気がこれなんですね。
アースは地球を基準電圧0Vと定義するためのもので、グランドは回路内における0Vを決めるために用意されるものでして、意味は似ていますが定義としては異なるんです。グランドは主に電子制御系によく使われていますね。
この町は接地の用語をよく使ってるので、これを採用しました。
ディーブ
元ネタは電力会社の送電線から100Vなどの低圧受電で家などに引き込む専用の電線である『引込用ビニル絶縁電線(Polyviny chloride insulated drop service wires、通称『DV線』)です。
電線の中でも引っ張りに強い電線なんですね~。学校の先生なので『知識を教え子に引き込む』と考えて名付けました。
2-13
レン、エル
元ネタはトラックの車種名である『レンジャー』と『エルフ』です。
アキくんの時代に特撮もののヒーローに憧れて活動していた金竜のアトラちゃんの子孫なんですね。アトラちゃんもトラックの車種名からとったので、子孫も車種名にしました。
コン
こちらも元ネタはトラックの車種名である『コンドル』です。コンくんは青竜のクオンちゃんの子孫です。この子はいつ登場するでしょうね?
コルメ
元ネタはフィンランド語の数字で13を表す『kolmetoista(コルメトイスタ)』です。
この子はアキくんの時代の白銀竜リナちゃんと赤竜コルくんの3番目のお子さんである赤竜のルメちゃんの子孫ですね。
リナちゃんのお子さんは作者が調子こいて7人兄弟にしてしまったために名づけが面倒くさかったので、日本語で言う一郎、二郎···、のように数字にあやかった名前にした経緯があり、その中でフィンランド語の数字の読み方で7人つけたんです。
というわけで、子孫もフィンランド語の数字の読み方から取ろう!ということと、3番目のお子さんの子孫だから桁上げて13番目にしちゃえ!ということでこれになったんですね。
2-14
シース
元ネタは高圧電線のケーブルのうち、CVケーブルと呼ばれている一般的なケーブルにおいて、電気を流す芯線を絶縁している部分に巻き付けた金属部分の事です。
この外側にも絶縁材があるので、ケーブルは外側絶縁・シース・内側絶縁・芯線の4層で構成されてるんですね。
このシースはアースに接続することで、ケーブルがパンクした際にもすぐ検知して回路を切り離すことが可能となるので、非常に重要なんですね。
また、停電点検でこのシース~芯線の間の絶縁抵抗を測る事でケーブルの劣化具合もある程度判別することができます。通称『G接地』と呼ばれていますね。
冒険者という荒くれさんたちが暴走しないように!という意味を込めてつけました。
2-19
アト
元ネタは圧力の単位である[atm](アトム)です。海面上の標準的な気圧である1013.3[hPa]と定義されていますね。大ハンマーで鉄に強烈な圧力をかけるから、圧力の単位をつけてみました。
2-23
ゲートの国の地形の元ネタは北海道の洞爺湖ですね。湖の中にお城はフランスのモンサンミッシェルをイメージしてみました。
洞爺湖は愛車で函館から登別へ行く際にショートカットで通ろうと思ったらマラソンやってて通行止めになっており、ぐるっと時計回りに洞爺湖を周るハメになったのはいい思い出です(笑)。モンサンミッシェルはフランスで行きたいところのひとつですね!いつ行けるかなぁ~?
ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました!
第2章は心がほっこりする内容でした。これまでのライくんは非常に厳しい環境に置かれてましたので、こういった事も経験しとかないとね!って思って書いてましたね。この後も非常に厳しい状況になりますので、こういった息抜きができる場所があるというのは精神衛生上大切なことなんですよ。
ライくんはちーむッス!のアドレス登録によってアスちゃんとグランドの町とのつながりができました。今後この関係がどうなっていくのか?もご期待いただければと思います。
さて次回予告ですが、やっとこさボードの町へたどり着くことができました!海を見るのはライくんは初めてで、ものすごく感動しますよ~!
そして町に入って今日の宿を探そうとするのですが、どこにあるか?そしてオススメがあるのかがまったくわからないのでギルドで聞くことにしますが、冒険者証を見せたらギルド長から直々に話が聞きたいという事になってしまいました。なんか嫌な予感が···。
明日と明後日は21時過ぎの投稿を予定しております。
それでは第3章『いろいろ(結果的に)寄り道しちゃって···』全18話をお楽しみに~!




