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【完結済】継承者ライ、荒廃した世界を生き抜く!  作者: ぷちきゅう
第1章 ライ、村を出る!

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【第1章ネタバレ集】

 本日は第1章完結ということで3回投稿しております!

 朝と昼に本編を1話ずつ投稿しておりますので、先にそちらをご覧ください。

 こちらはネタバレ集です。前作のアキくんみたいなネタはほとんどありません。専門用語ばっかりですが、こんな感じでネタを入れておりますよ~!

※こちらは本作での元ネタをご紹介するコーナーです。

 どんなネタを仕込んだのかがわかりますのでお付き合い下さい。


 1-2

 マイカ村

 元ネタは絶縁材料の雲母ですね。周囲から隔絶された村ということで絶縁材料のマイカを使用しました。本編では紹介しきれてませんでしたが、マイカ村はカルデラの中にあります。周囲を低い外輪山に囲まれた秘境なんですね。中央に湖があり、外輪山の切れている場所から川が流れており、ここからカパーの町への細い道があるんです。


 1-5

 スナ

 元ネタは半導体の防御回路である『スナバ回路』です。異常な電圧が半導体にかかった時に緩和するために設けられています。


 1-6

 ソレ、ノイド

 元ネタはコイルの別名であるソレノイドからですね。


 ダイナモの町

 元ネタは直流発電機ですね。ただ、現在は直流モータで発電することはほとんどありません。メンテナンスが大変なんですよ。

 ちなみに鉄道の直流1500Vは発電機ではなくて、変圧器で交流6相1260Vを作って整流器にかけて直流1700Vに変換して送り出しています。電車に届くまでに電圧が落ちちゃうので、高めにして送り出しているんですね~。

 身近で直流発電機といえばクルマのスピードメーターですね。回転数が電圧に比例することから、車軸に直流モータをつけてるんですよ。


 1-8

 カパーの町

 元ネタは銅線の銅の英語である『copper』ですね。絶縁材料であるマイカ村の隣なので導電材料の銅にしました。



 1-9

 アノド

 元ネタは半導体の一つであるダイオードのうちの端子名の一つである『アノード』ですね。入口側の端子なんですよ。

 ライくんへのチュートリアルの入口ということでつけました。


 1-11

 カソド

 元ネタはダイオードのもう一つの端子名である『カソード』ですね。チュートリアルの出口がギルドなのでこの名前にしました。


 ポーラ

 元ネタはトランジスタの正式名称である『バイポーラトランジスタ』です。


 バンド

 元ネタは半導体において電子が存在しない領域を指す言葉です。この部分は絶縁部分で電気は通しません。半導体はこの絶縁部分を拡大させたり縮小させることで電流を制御する回路なんですね。


 イグニス

 元ネタはエンジンを点火する部分の『イグニッション』ですね。ライくんの装備を整えて旅の起爆剤になるように!との考えで採用しました。



 1-23

 ボイド

 元ネタは2つあり、1つは『虚無』の英語である『Void』、もう1つは電気の高圧ケーブルをパンクさせる原因となる、絶縁体中の気泡であるボイドです。

 ケーブルに高電圧をかけると、隙間やひび割れ箇所などの弱点箇所に放電が発生しやすくなり、局所的に絶縁状態が悪くなるのです。これが進展してケーブルの表面に達するとケーブルが絶縁破壊を起こしてパンクしてしまい、停電が発生してしまうのです。この時に発生した絶縁破壊の形状が樹に似ており、主に水分のせいでもあることから『水トリー現象』と呼ばれています。

 経年劣化したケーブルに起きやすいですし、地中埋設だと地下水にドブ漬けなので劣化しやすいため、電気設備管理上、注意が必要なものなんですね。

 作者も一度パンクしたケーブルを見ましたが、針の穴のように空いて周囲が熱で溶けたような状態になってましたよ。

 世界を魔獣でパンクさせ、虚無にしてやるという思いを持つ悪神として、この名前にしてみました。

 ちなみに序章で賢者の遺産が目覚めたと気づいた人のうちの一人です。



 1-25

 ボード

 元ネタは制御工学で信号を制御回路に流すとどのような出力をするか?を示す『ボード線図』です。

 信号は様々な周波数成分を含んでおり、回路構成によってはとある周波数よりも高いと信号が出力されないとかが発生します。これを周波数を横軸に、縦軸に減衰率を表すデシベルをとった図なんですね。非常に難しいんですが、これも電験の機械分野の試験で出ますから、しっかり勉強しましょうね!作者は苦手でした(笑)。

 第1章完結までお付き合いいただきまして、ありがとうございました!

 第5章まではほぼ勢いで書いておりまして、シナリオなんて一切考えずに書いておりました。なかなかいい感じで書けたなぁ~!という気がしておりまして、とても楽しかったですね!

 現在は第6章を書いておりますが、シナリオ分岐が多く発生して、どれを選んだらいいかが迷ってちょっと難航しております。これも小説を執筆しているとぶつかる壁ではありますが、あれこれ考えるのもいい頭の体操になってるかと思いますよ。


 さて次回予告ですが、ライくんとテオくんはダイナモの町を出発してボードの町へ向かいます。道中には魔獣に滅ぼされて廃墟となった町がありました。魔獣被害の深刻さを身に染みて理解してしまいます。とりあえずその町でお昼ご飯にしますよ~!無限収納カバンに入ってる食材も使用してライくんは料理を作ります。どんな出来になるでしょうか?


 明日は夜勤なので朝に投稿します。

 それでは第2章『迷子になった先で···』全24話をお楽しみに~!

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