【番外編 ネタバレ集】
朝に番外編が終了しましたので、夜はネタバレ集です。
ここから見た方は、朝に1話投稿してますので、そちらもご覧くださいね。
※こちらは本作での元ネタをご紹介するコーナーです。
どんなネタを仕込んだのかがわかりますのでお付き合い下さい。
番外編-6
アエス、タース
元ネタは夏のラテン語である『aestas』ですね。サムくん一家は前作のアキくんの娘であるナツちゃんの子孫なので夏にちなんだ名前にしています。
番外編-9
あ···、ありのまま今起こったことを話すよ!
元ネタは荒木飛呂彦先生の『ジョジョ3部』でのポルナレフの有名なセリフですね。前作でも引用しました。まさに似たようなシーンだったのでこのセリフを使ってしまいました。
あれ···?ウインちゃんってこんな子じゃなかったような気がするんですけど···?
しかしアキくんはなんでこのセリフも秘伝書に書いちゃったんでしょうね?秘伝書がどんな内容かちょっと気になります。
番外編-10
お褒めにあずかり光栄だ
元ネタはいつも作者にアドバイスしてくれている潟湖様の『マイナーゲーム世界で人生を切り拓く〜気がつけばそこは、誰も知らないドマイナーソシャゲの世界でした〜』で、執事のラウルがよく言うセリフから拝借させていただきました。
あちらの作品でも素晴らしい料理をされて『うまい!』と言われた際にこのセリフを言っており、本作でもアレバくんのパンがおいしかったので、これが一番だ!と思って使わせていただきました。料理全般だったらラウルさんの方が上ですけどね。
番外編-12
ノワール
元ネタは黒のフランス語である『noir』ですね。トルムくんはアキくんとリオくんの子孫ではないので、ちょっとキャラとしては目立ちにくいため、相棒を用意したほうがいいかな?と思って作ったキャラなんです。
番外編-13
トン・エイティー
元ネタはダーツの得点の『TON80(トンエイティー)』です。
ダーツのゲームにおいて、1ラウンド中に3本すべての矢が20点のトリプルにヒットすることだそうで、 1ラウンドでの最高得点を指すそうです。
ダーツを使った必殺技なので引用しました。魔法としてはトンを重量と見なして80倍の重力で押しつぶすというものにしました。
基本的に生物はその環境において最もエネルギー効率の良い体のつくりをしているため、某龍の玉を集めるアニメのように超重力に耐えることは原則できません。ですので、効果範囲内の生物は全部ぺしゃんこになってしまうんですね。
今回も元ダーツのプロである上司からネタをご提供いただきました!ありがとうございます!
ちなみに作者がへっぽこ小説家というのは会社の部長まで知ってます(笑)。印税生活をする気は年金生活するまでは考えておりませんのでご安心くださいと伝えてます(笑)。まぁ売れることはないでしょうが···。
番外編-14
ガスター
元ネタはガスタービン発電です。トルムくんにかかわった人たちはすべて火力発電の用語からとっています。
ガスタービン発電は燃料を燃やして発生した高温のガスを利用してタービンを回すエンジンでして、発電以外だと飛行機のジェットエンジンとして利用されています。超高速回転が可能で、最高回転数の時が最高効率なので変化しない一定負荷に対して使用されます。逆に負荷変動に弱く、負荷の変動に燃料消費がほぼ変動しないため、低負荷においてはめっちゃ効率悪いという特徴があります。
ティーゼ
元ネタはディーゼルエンジンです。女性なのでちょっと変えました。
ディーゼルエンジンは軽油かA重油を使用してピストン機構を用いてクランク軸を回すエンジンで、車でも使用されてますね。負荷変動に強く、小規模から大規模まで多くの用途で使用されているエンジンです。
ボイ
元ネタは火力発電の一種である汽力発電におけるボイラですね。
ボイラは蒸気を発生させる装置でして、多くのタイプがあります。効率よく蒸気を発生させるために炉筒煙管や還流式などがあり、現在では還流式がほとんどとなっていますが、大規模になると炉筒煙管が多いですね。
汽力発電とはボイラで発生させた蒸気でタービンを回す発電方式です。火力発電といえばだいたいがこの方式です。ちなみに原子力発電もこの方式です。湯を沸かす燃料が化石燃料か核物質の違い程度なんですね。構造がちょっと違いますけど。
コークス
元ネタは汽力発電において使用する燃料の一つです。石炭を高温で蒸し焼きにしたものでして、この工程を経ることで通常の石炭以上の火力を出せるようになるのです。そのために鉄鋼業などでも使用されていますね。
電験を受ける皆さんはこれは電力分野で出ますので、ちゃんと覚えておきましょうね~!
番外編-15
マイザー
元ネタは汽力発電における節炭器(economaizer)ですね。燃焼したガスの高温を利用してボイラへの給水を事前に熱してお湯にしておいて、ボイラですぐに蒸気を作り出すためにつけています。
フィード
元ネタは汽力発電における給水ポンプ(feed water pomp)ですね。
番外編-16
トイス
元ネタはフィンランド語の数字で13を表す『kolmetoista』です。
コルメちゃんもここからとってますので、弟くんは後半部分からとっています。
『kolme』が『3』で『toista』が『10』を指しているようですね。
ちなみに『ただの10』は『kymmenen』だそうです。
番外編-17
クラン
元ネタはエンジンのピストンが回す軸であるクランクですね。エンジンのピストンの数に応じてジグザグになっています。
ピストンがクランク軸を回す角度は360°をピストンの数で割った分になるんですね。6気筒なら60°担当するというかたちです。
番外編-19
シリン
元ネタはピストンのシリンダーです。このシリンダーがクランクを回してるんですね。
番外編-22
上から魔獣が来るぞ!気を付けろ!
元ネタはSSでクソゲーの帝王として有名なエコールソフトウェア様の『デスクリムゾン』でのオープニングで、主人公のコンバット越前が階段を上る映像の最中で言ったセリフである『上から来るぞ!気をつけろぉ!』ですね。
行動と言動が矛盾しているシュールなセリフだったので有名ですね~。
気泡をつぶしてやると強力な衝撃波が発生するんだ!
元ネタは水力発電所における水車の羽根を大きく傷つけてしまう現象である『キャビテーション』です。
流水は一定の速度で流れているように見えても、実は場所によって速度や圧力が一定ではありません。水管の近辺は管との摩擦で速度が落ちたりします。
この時、とある場所において圧力が極端に下がる現象が発生すると、わずかな水が蒸発して気体となります。
その気体となった水蒸気が圧力が高い場所に来た時に押しつぶされてしまうと、強烈な衝撃が発生して、その衝撃波が水車を侵食してしまうという現象で、水力発電ではこのキャビテーションを減らす数々の対策が行われています。
これ、電験に出ますから、試験を受ける人は対策について勉強しておきましょうね~!
コンくんは擬似的に再現して魔獣に衝撃波を与えました。実際にはできませんからね。
ここまでお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
第7章で大スランプに陥って気分転換に番外編を書きましたが、なかなかいい感じの話になったかなぁ~?と思います。明日からはちょっとシリアスな第5章が始まります。
それでは次回予告ですが、第4章の終わりから5年が経過して、ライくんは10歳になりました。
順調に冒険者やりながら魔獣討伐をする日々が続いてましたがある日、サムくんが担当のジェネさんに詰め寄ってるところを見てしまいました。
どうもSランクの報酬を3割削減してAランク以下の報酬を上げる方針になったそうですよ。割に合わない!とサムくんは激おこでしたが、ジェネさんたち担当も猛反発したそうですが覆りませんでした···。
どうも体制が変わるようで、ライくんたちはどうなってしまうのでしょうか?
それでは明日から第5章『順調だった日常の崩壊』全26話をお楽しみに〜!




