鈴の音とともに
カズオは小さい頃から、世界から存在を否定されていた。
両親は妹のヒメコにだけ愛情を注ぎ、学校にも彼の居場所はなかった。
そんな彼にとって、唯一安らげる場所だったのが、近所にある河津桜の綺麗な神社だった。
そこで出会った盲目の少女のハルと、かけがえのない時間を過ごしていたカズオだったが、いつしかハルは姿を消し、再びカズオは独りぼっちになった。
18歳の誕生日を迎えたカズオは、今では妹の学費を稼ぐためにコンビニでアルバイトをする中卒の青年になっていた。
何もかもに諦めを抱いていたカズオだったが、ある夜に近所の神社で謎の女性サクラと出会う。
「この世界から消してあげる」
そう言ったサクラは、その言葉の通りにカズオの存在をこの世界から消失させてしまった。
誰からも認知されない存在となったカズオは、ここで初めて「自分のやりたかったこと」を探し始めるようになる。
エブリスタにも同作品を掲載中
https://estar.jp/novels/25805122
両親は妹のヒメコにだけ愛情を注ぎ、学校にも彼の居場所はなかった。
そんな彼にとって、唯一安らげる場所だったのが、近所にある河津桜の綺麗な神社だった。
そこで出会った盲目の少女のハルと、かけがえのない時間を過ごしていたカズオだったが、いつしかハルは姿を消し、再びカズオは独りぼっちになった。
18歳の誕生日を迎えたカズオは、今では妹の学費を稼ぐためにコンビニでアルバイトをする中卒の青年になっていた。
何もかもに諦めを抱いていたカズオだったが、ある夜に近所の神社で謎の女性サクラと出会う。
「この世界から消してあげる」
そう言ったサクラは、その言葉の通りにカズオの存在をこの世界から消失させてしまった。
誰からも認知されない存在となったカズオは、ここで初めて「自分のやりたかったこと」を探し始めるようになる。
エブリスタにも同作品を掲載中
https://estar.jp/novels/25805122