なぜストーリーが進まないのか(1)
自分の小説のストーリーが進まない場合、「アウトプットの力が足らないからだ」と言い切ることは出来ません。なぜならストーリーの進み具合は技術的なことも関わってくるからです。今回はその技術にも触れようと思います。
ストーリーを作る上でまずいやり方は
前から順番に書く、ことです。
なぜこれがまずいかと言いますと理由は二つありまして
1つ、息詰まったときに困る
2つ、加筆バランスが崩れる
の2つです。
前から書いている場合、続きが出てこなければ、下手すると半年くらいは放置する可能性があります。だってそこから進みませんから。そういう場合確定してるシーンだけ先に書いてしまいます。例えば、転の箇所で主人公が死ぬ描写があるとします。そういう場合、転を一旦書いてしまってから、逆算していくのが安全です。転の文字量から、起と承がどれくらいの分量になるのかで、加筆バランスを調整するのです。
前から順に作ってしまうと、冒頭がすごく長くなってしまったり、途中から中だるみしてしまったりします。
確定するシーンのデータは保存してあるので、そこに行きつくまでの道のりをぞれぞれ(作者が)どうするかで作品を速く完成させることが出来ます。
小説家になろうでは、執筆中小説が保存出来ますので、予定しているタイトルだけでも保存しておくのはとても良い方法です(ちなみに作者は小説本文は「。」だけ打って保存してます)。予定しているタイトルからある程度のアタリをつけておくと無駄がありませんので、どんどんアウトプットしていくと良いです。