森のブラウン管があるボロアパートに住むおねぇサラリーマンが農民文学少女、幕末名探偵、忍者おにぎり、暇つぶしドラゴン、必殺技をコントロールできない伝説聖女とブラック企業の大魔王入道雲を倒し偽物牛乳を消す
タイトル考えつくのに1時間かかりました。
軽く後悔してます。
日本昔話、何故牛乳が白いのか。
昔々ある森のボロアパートに、おねぇサラリーマンがいました。
「んもうやーねぇ、このブラウン管テレビつかないじゃないって、ええ!?」
おねぇが文句を言うとテレビがピカーと光り、その瞬間中から3人の男女が出て参ります。
「どうも農民文学少女でございます」
「バーロー幕末名探偵だ」
「拙者忍者おにぎりでござる」
突然ブラウン管から現れた三人衆は……え、もう180文字? 仕方ありません、重要な部分だけ抜き取ります。
「私達は過去から牛乳が全て脱脂粉乳になるという未来を止めに来ました」
「まあなんて事、それは止めないと!」
牛乳が全て脱脂粉乳になるのは世界の危機、おねぇは立ち上がります。
え、脱脂粉乳を知らない?
詳しくはググってくださいませ。
「しかしこの4名では未来は防げない、このブラウン管から異世界に行きましょう」
なんたる事や、今は暴走トラックではなくブラウン管で異世界に行ける時代、4名はブラウン管で異世界に飛びます。
「ん? 貴様ら何者だ」
ここで自己紹介をすると1000文字を超えてしまうと思った4名は、目の前にいる聖女と暇そうなドラゴンに全てを話し仲間にします。
しかし聖女はうーんと唸っている。
不思議に思い質問をすると……。
「私の必殺技は下手すると世界を崩壊してしまうかもしれません……」
なんと聖女は必殺技をコントロール出来ないのでした。
これに4名は揃ってこう答えます。
「牛乳が全て脱脂粉乳になる未来よりかはマシ」
こうして5名と1匹は、諸悪の権化であるブラック企業の大魔王入道雲の前にたどり着き、緊迫した戦いをいたします。
「くっ……我が社をここまで追い詰めるとは!」
しかしブラック企業、精神論と信仰心でまだ倒れない。
これに聖女は必殺技を使います。
「くらえ! 改竄ビーム!」
この必殺技は聖女様が普段している事の延長戦、様々な黒を白に変えてしまう恐いビーム。
ブラック企業はホワイト企業になり、ふふんライダーブラックやRXもホワイトになってしまう。
もちろんそれは大魔王にも届き……。
「ぐわぁ、我が社がブラック企業からホワイト企業に! 残業代は払いたくないぃ!」
これが効果的面、大魔王はもがき苦しみ残業代を払い続ける。
しかし大魔王、悪あがきにとビームを牛乳に当ててしまいます。
「くっ! せめてこのビームで牛乳も白くしてくれるわ!」
そう叫んでビームを牛乳に当ててしまう。
こうして牛乳は白くなったのでした。
企画2作品目です。
もし他の短編に興味が湧いたら、見てくださると嬉しいです。
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