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白の魔術師は空を飛びたい

作者: 菜花

とある王国。王都パラディア。

レンガ造りの建物が城を取り囲むように放射状に建ち並ぶ。美しい都だ。

活気ある大通りでは、多くの人々がパラディアでの暮らしを満喫している。或いは、商売に来た人々や、周辺の町からの出稼ぎ、異国からの観光客が忙しなく道を行き交っていた。


少女が一人、人の合間を縫ってすごい勢いで走っていく。

白い絹の様なドレス。裾の後ろ側だけが長く、袖の右側と左側で長さが違う。胸の位置で結ばれた太いリボンは光に当たると少しだけきらきらと輝いた。

光り輝く純白のドレスは、その白い少女によく似合っている。

雪の様に白い肌。羽根のように白い髪。

白に紛れて輝く黄金の瞳。


少女は何度か躓きながら、それでも走っていた。

グラタンの美味しい食堂の前を横切る。戯れる天使の石像が掲げられた噴水を迂回。魔女の看板がかかる魔法の杖専門店で左折。

少女の目の前に巨大な門が現れる。

白亜の宮殿。パラディア城。


少女は門の手前で漸く立ち止まって、城に向かって叫んだ。

それは、糾弾。そして少女の宣誓であった。


「“白の魔術師”メアリー・ヴァイス。王妃になりに来ました。」



――――――――――――――――――――――――



そもそも、なぜ私が王妃などという面倒な地位につかねばならないのか。

始まりは15年も前に遡る。


当時3才だった私には、兄弟と呼んでも差し支えない程四六時中いっしょにいた友人がいた。名前はロート。

所謂、幼馴染というやつだ。

彼はどんくさい子供だった。くりくりと大きい目でぼんやり周りを眺めるのが好きで、その赤い髪も性格までもふわふわと掴みどころがないような。

しっかり手を握っていないと消えてなくなるのではないかと本気で信じていたくらいだ。


出会った経緯は覚えていない。

物心ついたころには既に彼と手をつないでいた。

私の記憶の始まりは3才になりたての時、そんな彼と仲良く森を散歩しているところから始まる。



「ねえどこまで行くの。」


ロートが情けない声を出す。深い森の中は昼間だというのに鬱蒼としていて、不気味な雰囲気を放っていた。


「もっと奥。だれにも見つからない所までいくの。」


私はロートの手を引っ張りながらどんどん森の奥へと足を進める。

彼に見せたいものがあった。親からは絶対に口外するなとさんざん言われていたけれど、私はその理由も意味も理解していなかった。


だって、ロートにだけならいいと思っちゃったのだ。

秘密はばらす瞬間が一番楽しい。内緒だよ、と口に人差し指を当てて囁く。


「私の秘密を教えてあげる。」


誰にも見つからないようにこっそり城を抜け出すのは楽しかった。物陰に隠れながら前に進む。訳も意味もない合図で走る。

幼い少年少女が歴戦の大人を撒けるわけがないなんて、ちっとも考えちゃいないのだ。


辿り着いた森の、さらに奥。少しだけ開けたその場所。

森の深淵で私は私の弱点を晒した。


服を突き破って翼が広がる。

白い翼。天を駆け、楽園にたどり着くための唯一の手段。

私が人ではなく、天使である証。


天使は空を飛ぶことを許され、楽園にたどり着けるから天使なのだ。

翼を失えば人に成り下がる。

私はロートに翼を見せた。すごいと言ってほしかった。綺麗だと褒めてほしかった。ロートは私が天使だったら喜んでくれると思った。


「おい、天使だ!捕まえろ!」


森の中に太い男の声が響く。

屈強な戦士たちが木々の影から次々と飛び出してくる。伸ばされた手が私の腕を、足を、髪の毛を乱暴に掴む。


「メアリー!」


ロートの泣き声。顔を涙でぐちゃぐちゃにして、私に向かって必死に手を伸ばしている。


「ロート殿下、こちらへ。」


男の一人が、優しく微笑んでロートを何処かえ連れ出す。

慣れた言動、ちらちらと見知った顔が混じっている。男たちは、ロートの護衛を務める人間たちだった。


地面に押し付けられる。頭の骨がぎしぎしと軋む。

視界には地面だけが映り込み、全身を抑える手の感覚だけがハッキリとわかる。


突然、背中に激痛が走る。ちかちかと視界が点滅する。

焼けるような痛み。声も出なくて、息が詰まる。痛い。いたい。

駄目だ。嫌だ。頭の中で大きく警報が鳴り響く。

いやだ。いたい。やめて。いやだ。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい。いたい!



――――――――――――――――――――――――



次の記憶は、8才まで飛ぶ。

目を覚ましたら知らない家のベッドに寝かされていて、知らないおばあさんが目覚めた私に酷く驚いた声を出した。


「まぁ!目を覚ましたのね?奇跡だわ!」


体に力が入らなくて、必死になって目を動かした。

ぼやけた視界はゆっくりとクリアになる。おばあさんの背後の窓から森が見えた。

あの城の近くの鬱蒼とした森ではない。

太陽の光を目一杯吸い込んで、光の舞う温かい森。ここはよく知った都ではない。私はすぐに理解した。


「昔、夫と王都に旅行に行ってね。その帰り道で血だらけのあなたを拾ったのよ。

驚いて、慌てて治療したのだけれど目覚めないから。名前も知り合いもわからないでしょう。悪いとは思ったのだけれど、連れてきちゃったわ。

5年も前の話よ。」


おばあさんがゆっくりと語る。

5年。その年月の重さは、まだ3年しか生きていない私には想像もできない。ああ、違う。

3年しか、そうじゃない。どれだけ繰り返し思い出してもあの日より前もあの日より後も思い出せない。

8才の私は、5年の空白と3年の喪失だけを抱えて目覚めた。


どうしようもなく叫びだしたい気分なのに、口は縫われたように動かない。手も足も、力が入らない。体のすべてが唯の土くれにでもなったように重たい。

なんとか時間をかけて瞬きだけが私に許された行為だった。


「お名前、なんていうのかしら。

ああ、しゃべれないわよね。5年も眠っていたんだもの。全身の筋肉が衰えちゃってるのは当然よ。

大丈夫。ちゃんと貴方が回復するのを手伝うわ。こう見えて私、若い頃はお医者さんだったのよ。

それに5年も待ったんだもの。あと数年、なんてことないわ。」


おばあさんが優しく微笑んだ。

その温かさに酷く安心して、私は再び眠りについた。



次の日、目を覚まして、おばあさんの背中を見つけて安堵した。

その安堵がちゃんと目覚められたことに対してなのか、それとももっと別のことに対してなのかはわからない。

ただ、温かさと安堵とは裏腹に、毎日は地獄の様な苦痛の連続だった。


筋肉がもう一度自分の意志で動かせるようにとおばあさんがマッサージをしてくれる。

体を起こして座る練習。足の運動、腕を持ち上げる訓練。

自分で口を動かすトレーニング。

何をしても激痛が走る。息をするのも精一杯で、どうしてこんなに必死で生きているのか。空っぽな私には意味も見出せなくて。


何度も投げ出して。このまま投げ出せば眠ってる間に楽に死ねるんじゃないかと思うのに。

それでもお腹は減って。

そしたら、おばあさんは決まって私の枕もとで昔話をしてくれた。暖かくて優しくて。ちょっとおかしな昔話を。

気が付いたら私はいつも泣いていて、おばあさんは困ったように優しく微笑んで。

それで、やっぱり生きていたいと思うのだ。



――――――――――――――――――――――――



月日は流れる。目覚めて半年で言葉を取り戻した。1年で自力で食事ができるようになった。1年半で手を取り戻し、2年で足も自由になった。


初めて声が出せた日、私はようやくおばあさんに名乗って泣いた。自分の名前を告げるだけに半年もかかった。その事実に無性に悲しいような嬉しような感情が混ざって大声で泣いた。

その次の日、声がかれてでなくなって、おばあさんと二人で大笑いした。声も出なかったし、顔も表情筋がぴくぴくと引きつっただけだったけど、久しぶりにたくさん笑った。


初めておばあさんのご飯を食べた時は、一口しか口にできなかったけど、柔らかくて優しい味がした。自分でスプーンを手に食べ物を口に運ぶのは、生きてると実感できて心が震えた。

そこから、しっかり文字が書けるようになって、次第に歩けるようになった。重たい1歩から始まって、2歩、3歩、3メートル、5メートル。

自由に歩ける距離が広がるの嬉しかった。足の裏から床の感触が伝わってきて、やっとここまで戻ってきたんだと思えた。


そして、私は12才になった。あの日から9年。目覚めてから4年。


「メアリー。畑を見てきて頂戴。

私は鳥小屋を見てくるわ。」


おばあさんの声が小さな森小屋に響く。少し贅沢な広さのキッチン。2人掛けの四角いテーブルに本棚が1つ、安楽椅子が2つならんで置かれたリビングダイニング。ベッドが2つおかれた寝室。

2人で住むのに十分な小屋は、温かみのある木製で、今はもういないおじいさんが造ったのだという。

おばあさんがおじいさんの話をする時、いつもとびっきり綺麗に微笑む。

そして寂しそうに言う。「メアリーがあんまりゆっくり寝てるから、待てずに先に行ってしまったのよ。少しせっかちなところがあったから。」私はなんて返したらいいかわからなくて、曖昧に笑ってしまうのだ。


「メアリー?寝ちゃったの?」


おばあさんの声が再び響く。慌てて持っていた本を置いて、安楽椅子を飛び出した。


「起きてるよ。鳥小屋も一緒に行ってくる!」


台所に立つおばあさんに声をかける。振り向いたおばあさんが私を見つけて微笑んだ。


「行ってらっしゃい。気を付けて。」


小屋の扉を開けて外に出れば、すぐ目の前に畑が広がる。色とりどりの野菜。なす。きゅうり。とまと。とうもろこし。きゃべつとかぼちゃも大きく育ったものを少しずつ収穫した。

食べ物は基本的に自給自足をする。畑は一年中何かしらの野菜を実らせ、おばあさん1人の時は一体どうやって管理していたのか全く不思議な広さを誇る。

小屋の裏手に回れば、小さな鳥小屋存在する。白い鳥が3匹、鳥小屋では飼われていて、毎日1,2個卵を産み落としてくれた。


小屋の周りには畑と鳥小屋以外は存在しない。360度森に囲まれ、隔離された優しい世界。


両手いっぱいの野菜と卵を手に小屋へと戻る。


「ただいま。今日は美味しそうなとまとがたくさんあってから少し多めに持ってきちゃった。」


テーブルに野菜を並べながら言う。返ってこない返事。

不審に思って台所を覗き込む。


見当たらない姿。空中をさまよった視線が、ふと床に向く。


「おばあさん?おばあさん!!」


床に倒れこんだ姿を目がとらえた。血の気が引いていく。

油断した幸せに冷水をかけられた。


半分引きずりながらベッドに運ぶ。用意した水を拒まれる。


力ない手で手を握られて、かすかな声を必死になって耳で拾う。


「王都に、知り合いがいるわ。……ハル・セオール。魔法を。

私、あなたの正体、知ってるのよ。かわいい天使。

翼をどうしたのか、分からないけれど、きっと取り戻、せるわ。魔法が、手掛かりに、なって、くれるはず。

……幸せになって。メアリー。」



――――――――――――――――――――――――



13才。10年ぶりの王都は、昔と変わらず美しく活気だっている。

ハル・セオールという人物はすぐに見つかった。王都でも名の知れた魔法の杖職人。

思いの外若い男で、32才だという。25年以上前に命を救ってもらい、しばらく手紙のやり取りもしていたらしい。

私が救われたのだと話すと、ハルさんは笑って同じだなと言う。おばあさんと同じ温かい人だった。


「私は何も持っていないけれど。お礼に何が出来るかも分からないけれど。

私に魔法を教えてください。」


頭をさげる。翼を取り戻せるかなんて分からないし、翼を取り戻したいのかも分からない。

けれど、おばあさんの最期の言葉を信じない理由が私には見つからなかった。


「いいよ。

だけど、条件がある。」


ハルさんが真剣な顔する。迷ったように、何度か首を捻ったり唸ったりして、それから口を開いた。


「復讐だけは、しないでくれ。」


息を呑む。そんなこと考えたこともなかった。だけど、その言葉を聞いて自分が復讐したい相手はすぐに思い浮かんだ。

もしかしたら心のどこかで考えていたのかもしれない。


私を地に落としたこの国への恨み。翼を奪われて、帰る場所も記憶もなくして。

おばあさんと過ごした時間は楽しかった。

けれど、おばあさんに自分が天使だったのだと隠していたのは、まだその事実が過去になっていないからだ。


私は少し慎重になってうなずいた。


「復讐はしない。“神”に誓うわ。」



――――――――――――――――――――――――



魔法は神から与えられた奇跡である。

何もないところに火を生み出し、水を生み出す。

私は驚くほど魔法が得意だった。けれど、不思議なことに初めからそうだと私は知っていた。

無い記憶が目覚めていく。

天使の魂の記憶。魔法は神が与えた奇跡。それを運ぶのが天使の仕事。


私は多くの魔法を学び、魂の記憶が戻るたびにこの世界に新しい魔法を運んだ。

空間を転移する魔法。時間を超越する魔法。

王都全体に永遠に綺麗を保つ魔法をかけたりなんかもした。


同時に、残酷な現実が突き付けられる。

この世界に空を飛ぶ魔法は存在しない。神だけが天使に与えることが出来る翼でしか。楽園にはたどり着けない。


ここまで思い出すと、楽園に帰らなければいけないという意思は本能だった。全身全霊が楽園を目指して悲鳴を上げている様に感じた。


必死だった。いつの間にか“白の魔術師”なんて呼ばれて、ハルさんには逆に魔法を教えるようになっていた。


それでも、空を飛ぶ魔法は見つからない。

何処にもない。


私は空を飛びたいのに。


「号外~号外~」


新聞屋の少年が、王都を走り回った。ペラペラの号外新聞。

新たな王の即位と、王妃選定の日取り。

そこに王妃絵の贈り物として書かれた“天使の翼”の文字を見たのは18才。1週間前の話である。



――――――――――――――――――――――――



目の前には門がある。

門の前には門兵。ハルさんとお店の人に見繕ってもらった白いドレスを身にまとい、決意を胸にする。

奪われたものは取り返してやろう。

1から空を飛ぶのは無理でも、翼があれば修復できる。

これは宣言。或いは宣戦布告。

目一杯空気を吸い込んで告げる。


「“白の魔術師”メアリー・ヴァイス。王妃になりに来ました。」



門はゆっくりと開かれた。

案内された広間には豪勢に着飾った美しい女性たちが何人も王の姿を待っていた。身分の差がにじみ出て自分が場違いだとわかる。

けれど、私はこの場にいる誰よりもあの翼にふさわしい。だってあれは私の翼だ。


だから、私は胸を張る。俯いたりしない。


広間の奥の扉が開いた。


「国王陛下のご入場です。」


騒めきが一瞬で静まり返る。その場にいる全員が膝をついた。

カツ、カツ。

硬い床をブーツの蹴る音が鳴る。

音が止まる。


「顔を上げよ。」


静かな声が広間に行き渡る。全員が一斉に顔を上げた。

玉座に座る王の姿は、随分若い。

まだ少年と呼べるくらいだ。ぱっちりと大きな目に、柔らかい赤い髪。

知っている。

私は王を知っている。


王妃候補の女性たちが、一人ずつ順番に前に出て挨拶をする。

ある女性は贈物を。ある女性は歌を。懸命に自分をアピールする。

最期の一人。私の番。

魔法を、披露しようと思っていた。


ゆっくり前に歩み出る。国王陛下と視線が絡む。

王の顔が驚きに染まる。それから歓喜。そして、泣きそうに顔をゆがめた。


私はもう名前を呼ぶだけでよかった。


前に立つ。息を吸い込んで、口を開く。

遥か昔。15年も前。当たり前に口にしていた名前。


「ロート。」


自然にこぼれた笑みに、ロートが涙を流した。

玉座から立ち上がり、確かめるように抱きしめられる。


「メアリー。生きていてくれてありがとう。ありがとう。メアリー。」


私はこの日王妃になった。

国中から祝福を受け、城ではすぐに結婚式が行われた。

ハルさんがヴァージンロードを一緒に歩いてくれた。頭には王妃の証であるティアラをのせられ、ロードは綺麗だと笑った。


私の背中には翼がある。空を飛び楽園へとたどり着くための翼が。


けれど、もう、楽園への焦燥は消えていた。ここには、思い出がある。

おばあさんに貰って、ハルさんに貰って、王都の人々から貰った大切な思い出。


なにより、あの日欲しかった言葉も。あの日欲しかった笑顔も。


私は、15年かかってようやく手に入れたのだ。

つらかった日々は、幸せに混ざって溶け込んだ。

空を飛ぶための翼を私が広げることはもうなかった。


幸せは続く。世界中に広がり、親から子へと受け継がれる。


これは、空を飛びたかった少女の空を飛ばない物語。

ここまで読んでくださりありがとうございました!!


長編は途中で飽きて続かないと反省したので初めて短編に挑戦しました。

これでいいのか分からない・・・


本当は報われない物語を書く予定でしたが、気が付いたら結婚させてましたなんで笑

一応、初めの構想は、ロートに王妃に選んでもらった日の夜、翼を取り戻すけど時間が経ちすぎててボロボロになってしまっていて結局空が飛べなくて絶望する。からの、すれ違い心中ロミジュリルートでした。


もっと言うと、題名考えた時は、天才魔法使いなのに超初級の飛行魔法だけ使えない、的ななんか馬鹿っぽい話にしようと思ってたとか内緒です。


短編は一気にかけるから面白いけど、どこまで描写を飛ばしていいのか難しいこと学びました。


本当に、こんな駄作をお読みくださった方、感謝いたします。


ありがとうございました!!!!

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