プロローグ 迫る頭痛と思い出せない過去
そう遠くもない過去、ある所に自分自身の人格以外を忘れた少年がいた。
自分の家族も友達も何も思い出せない少年。
その少年は自分自身が理解できないまま思い出せない過去に苦しみ。
苦しみから逃れるためわけもわからないまま跳躍しその命を捨てた。
だが少年の目の前に映ったのは花が咲き乱れる楽園でもなく、火柱がたち悲鳴が上がる地獄でもなく、、、。
無限に広がる幻想だった。
僕[………っ]
ここはどこだろう?
見た感じ木がいっぱいあるから、きっと森なのかな。
でもこんな所に来た覚えはないし、、。
そう思う少年の後ろから草が擦れるような音がしたと同時に少年に声がかかった。
女の人[ねえ…]
急にかけられた声に驚く少年
僕[ひっ]
びっくりした……。
この女の人昔行ったことある神社にいるような巫女さんの格好をしてる。
ちょっと裾が変だけど…。
女の人[ねえって]
僕[は…はい。]
女の人[君は、人里の子?]
人里?
なんのことだろう。
僕[いえ…。違います。]
女の人[そう、じゃあどこから来たのかしら?]
うーん。
記憶が曖昧で全然覚えてないや。
確か、最後にいたのは…電車?
ん?
え…。
急な頭痛が走り少年はうずくまる。
女の人[えっ。どうしたの?]
僕[ん、、う。]
呻き続ける少年に心配そうに声をかける女の人をよそ目に少年はさらに呻く。
なんだろう。
なんで痛むんだろう。
なんなんだろうこの痛みは。
少年は一瞬電車が目の前にまで迫る景色を思い出しながら、かち割れそうな頭の痛みを感じ気づいたら少年は気を失っていた。
どうもナマケモノです。
みてくれてありがとうございます!
語彙力と表現力が欲しい、、、。
こんな作品でも面白かったら次も見てください!