始まり
私の名前は火室舞、17才の高校生。
今日は家族でおばあちゃんの家に行くことになった。
おばあちゃんちは山の中にあり、正直行きたくない。。。
怖いから(笑)
そう思った時に行くのをやめてればこんなことにはならなかった。
数時間前
「ねぇねぇ、まだおばあちゃんちまだつかないの?」
私が聞くとお母さんが、
「そろそろ着く頃なんだけど。・・・ここさっきも通ったわね。」
「え!?もしかして迷ったの!?勘弁してよぉ。」
バスを降りて約二時間。私の足はめったに登らない山を登って行くに連れ痛くて動かなくなっていった。
「もうダメー!!お母さん少し休もうよ!」
私がそう言うと、少し先に灯りが見える。
「そうね。あそこの灯りのところで少し休もうか。」
そういってもう少し歩くことに。
ただ、私は一つ気にることがあった。
そう。
それはさっきまであんな灯りついてなかったような。
私が叫んだ瞬間についたような気がしていた。
だけど、私も早く休みたかったのであまり深く気にすることなく灯りのある場所まで歩くことにした。
休みたいが一心で歩くと、灯りが見えていた場所は小さな祠。
もちろんだが人などいる気配はなかった。
「なんか、気味悪いんだけど。」
と、私がお母さんに言うと、
「確かに気味が悪いわねぇ。だけど大丈夫!お母さんが育った場所だし。ここがどの辺かわかればなんとかなるから!」
・・・それがわからないから今迷子になってるんじゃん。
と、心の中で私は思った。
その時だった。祠の先から声がした。
「・・・待っていました。」
え!?
私がお母さんの方を見て言った。
「なんか、声が聞こえる!女の人の声!」
?
「そんな声聞こえないわよ。怖い怖いと思ってるからそうゆう声が聞こえてくるのよ。」
そんなんじゃないと思うんだけど。
やっぱり気のせいだったのかな。そう思った。
でも、
「・・・助けてください。」
!!!
「やっぱり聞こえる!私ちょっと見てくる!」
そういって私は祠の先に向かい歩いていった。
普段怖がりの私だが、今は自然と怖いとゆう気持ちはなかった。
なぜかはわからないが。
少し歩くと随分と古くボロボロになった社があり、社の中には赤く輝く水晶があった。
「すごく綺麗。でも、なんか不思議な感じ。」
すると、水晶が光だし瞬く間に辺りをつつんだ。
「え!?なに!?なに!?」
・・・そこに一人の女の人が現れ、
「よく来てくれました。私はあなたの事をずっと待っていました。」
私は訳がわからなくなりました。
水晶が光ったと思ったら周りに何もなく、さっきまで一人だったはずなのに目の前には知らない女の人もいる。
しかも、その人に待っていましたって言われても訳がわかりません。
「あなたは誰なんですか!?てゆうか、ここどこ?!なんで周りみんな真っ白なの!?」
そう聞いてみると、
「私の名前はフレイヤ。フレイヤ・エクシードと申します。
今、あなたがいる場所は地上と神魔界との間の世界。魂だけが来れる世界です。」
・・・意味がわからない。
そんな説明されても納得もできないし、私さっきまで日本にいたよね!?フレイヤ!?外人!?
もぉ訳わかんない!!
そんなことばっかり考えていたら、
「そろそろ神魔界に着きますので、続きはまた後でお話ししますね。」
フレイヤがニコッと笑みを浮かべた瞬間、また水晶が光だし眩しくて目をつぶった。
そして、恐る恐る目を開けた。
開けたはいいが、私は自分の目を疑った。
見渡す限りの砂漠が広がり、山や木が一つも見当たらない。
「私さっきまで山の中にいたよね!?祠とかあったよね!?」
そう思っていると足元には祠にあった水晶が落ちていた。
私はそれを持ち上げた。
すると今度は水晶が赤い光を放ちだした。
私は眩しさのあまりまた目をつぶった。
その瞬間、手が重くなった。
気づくと水晶はブレスレットへと形を変えていた。
不思議なことだが、とりあえず、
「綺麗だけど邪魔だからはずしておこう。」
そう思いはずそうとしたが、、、外れない。
仕方なくそのままにする事に。
それよりももっと大きな問題がある。
忘れかけていたが・・・
「ここどこぉーー!!!」
とりあえず歩きまわるが砂漠しか見えない。
すると、
「おーい!そんな所で何してんだぁ?」
どこからか声が聞こえる。
「お前大丈夫か?なんでこんなとこにいるんだ?とりあえず俺の住んでるところまで来い。つれてってやる!」
半ば強引に、いや、ほとんど強制的に連れていかれることになった。