現代詩 沖縄所感
沖縄所感
沖縄は戦後日本の悲劇をみんな
背負っているような雰囲気だ
何時もいつも被害者意識があり
基地問題で日本国やアメリカに脅しをかけて
強請っているかのように見えるのだが
普天間基地周辺の沖縄人は
基地がなくなり街が寂れてしまうと嘆き
何時までもここに基地があることを願う
アメリカ兵が落としてくれる
お金で生計をたてている連中は
辺野古に基地を移設すると普天間の街が寂れるので
反対を唱えている輩もいる
沖縄の基地を海外に移設してくれって言うのは
たやすいけれど実際はどこも受け入れる先がなく
日本のどこかに移設しようとしても
移設先の都道府県は頑として受け入れない
もはや八方ふさがりだ
それでも沖縄基地を海外にと言う元総理がいて
ある程度基地があることに
なれ合いになっていた島民の感情を再び呼び起こし
基地を海外へと声高に叫ぶ
挙げ句の果ては海外に移設することも
夢の夢に終わり
国会議員を辞めた今でも基地を海外にって叫び
より沖縄県民に期待を持たせて
騒動だけを起こして平然としている
無責任な元総理がいる ああ イヤだ! イヤだ!
沖縄県民を翻弄する元総理なんて嫌いだ
沖縄県民の心を弄んでいる口だけの元総理だ
気の毒だけれどわかってくれないか
沖縄県民よ
日本は決して見捨てたわけじゃないんだ
何時も、いつも気にはかけてはいるが
どうしようもないんだ 日米同盟も大切なんだ
だから堪えてくれないか
日本の敗戦の傷跡を何時までも残している
沖縄を救いたい気持ちはあるが
どうしようも出来ないんだ
世界に戦争がなくなれば
こんな問題はきっとなくなるのだけれど
今は世界のあちらこちらで戦争が起き
穏やかな時代ではないんだ
人間はいつまで経っても戦争が好きなようだ
愚かなのは人間だ
遠い 遠い昔からずっと戦争ばかりしている
その上で提案だが
もともと独立国だった琉球が一八七九年に
日本に併合され太平洋戦争後の米軍統治を経て
一九七二年に日本に「復帰」した際も
「住民投票という正式な手続きを経て
本土復帰を実現したものではない」とし、
米軍基地を押し付けられている現状だから
「琉球は日本の植民地である」
と位置付けられている
沖縄は独立国家を目指すわけではなく
日本に併合されて百三十五年
日本の領土としてやってきたわけだから
日本の援助なしでは
もはややっていけない県になっている
日本政府はこの悲劇を救うため沖縄県に
三四〇〇億円もの補助金を出し
基地被害の代替えとして金で堪えて貰っているのだ
決して沖縄を捨てたわけじゃないんだ
沖縄の痛みもわかるし気の毒なのはわかるが
しかし今いい案はない
キッと沖縄にも将来があることを願いつつ
でも沖縄は百三十五年前日本に併合されたが
琉球王国として独立をしても良いんだよ
敗戦国の日本に併合されて不満なら
米軍の基地問題でどうのこうの言うのなら
本土を見捨てて独立してもいいんだよ
このごろイギリスでもスペインでもウクライナでも
独立がどうのこうのと言って
揉めているから沖縄だってここらで
本土と揉めても良いんだよ!
翁長知事も誕生した事だし
住民投票をして
本土を見捨てて
独立しても良いんだよ!
沖縄が一番得をする手段こそが最善の解決策だ
誇れる沖縄にすることが沖縄県民の使命だ
※参考文献 J-CASTニュース 九月十七日(水)配信
※二〇一四年九月十八日