第6話 反撃作戦
前線会議室。
大型スクリーンに、
地図が映る。
赤いマーカー。
「魔王軍前線拠点、
推定三か所」
桜庭源次が、
指し示す。
「ここを、
一気に叩く」
探索者。
自衛隊。
政府関係者。
重苦しい空気。
「成功すれば、
侵攻速度は落ちる」
「失敗すれば、
壊滅的被害だ」
亮は、
前に出る。
「俺が、
先行する」
「妹が、
後方で強化」
ざわめき。
桜庭は、
静かに頷く。
「任せる」
作戦開始。
夜。
山間部。
巨大ゲート。
周囲に、
魔王軍の陣地。
見張り。
巡回。
完全武装。
亮は、
深く息を吸う。
「……行くぞ」
あみが、
手を握る。
光。
魔力が、
同期する。
亮の身体が、
熱を帯びる。
跳ぶ。
次の瞬間。
見張りが、
真っ二つ。
音が出る前に、
次。
次。
警報が、
鳴る。
「敵襲!」
魔物の群れ。
亮は、
突っ込む。
剣閃。
地面が、
割れる。
十体単位で、
吹き飛ぶ。
後方から、
砲撃。
自衛隊の
ミサイル。
爆炎。
陣地が、
崩れる。
亮は、
中央へ。
巨大魔人。
幹部級。
睨み合う。
「勇者か」
「違う」
「人間だ」
衝突。
拳と剣。
衝撃波。
亮は、
押し返す。
あみが、
歯を食いしばる。
「もっと……!」
光が、
強まる。
亮の一撃。
魔人の身体が、
砕け散る。
ゲートへ。
亮は、
剣を突き立てる。
魔力放出。
ゲートが、
崩壊。
轟音。
山が、
揺れる。
作戦成功。
だが。
あみが、
膝をつく。
「……はぁ……」
亮が、
抱きとめる。
「無茶するな!」
「……できるって、
分かった」
あみは、
笑う。
小さいが、
確かな笑顔。
人類は、
初めて
反撃に成功した。




