表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

36/41

蛇足 歴史小説のジャンル?

[〇]連載中にチェックを入れて、[⦿]完結にしたら、物語は、終了。


ここまで辿り着かれた皆様、なが~いこの物語をお読みいただき、本当にありがとうございます。


ここからは、いつもの蛇足をだらだらと書きすので、お時間がございましたらお付き合いください。


 ◆ ◆ ◆ 歴史小説と時代小説 ◆ ◆ ◆


「歴史小説」とは、主要人物が、歴史上実在しており、歴史の主要部分は、ほぼ史実の通りのお話。


「時代小説」とは、『銭形平次』のように架空の人物が中心であったり、実在の人物『水戸黄門』を使っても、史実と完全に異なるお話。


史実よりも、エンターテインメント性を重視しているのが特徴だ。


そういう意味でいうと、三国志演義も、吉川英治も、時代小説寄りのエンターテインメント歴史小説と言える。


時代小説寄りの歴史小説を、ひとまず「講談」タイプと呼ぼう。


 ◆ ◆ ◆ 「列伝」「人物伝」 ◆ ◆ ◆


「三国志 別伝」ってお名前。


「別伝」は、「人物伝」のこと。


そもそもの三国志自体が、六十五篇からなる「人物伝」の集まりなのだから、こういうタイプが、正統派であるはず!(呉書の最後、索引みたいになってるけれども・・・)


でも、「講談」タイプの歴史小説のジャンルと比べると、一般的ではない。


たぶん、それと比べて、エンタメ成分が少ないので、内容がつまらなくなるためだろう。


私の「別伝」は、「別伝」の「もどき」だ。


2022年に、三国志の「人物伝」が書きたくなって筆を滑らせたら、「別伝」というよりかは、「別物」と言うべき「もどき」が3本出来てしまったことがはじまり。


ということで、以前書いた3本が、どなたの「別伝」になるかと言うと・・・


【三国志 別伝 香りたつ甄夫人の手紙と 安郷侯 曹植の慟哭】は、【曹丕 別伝】と【曹植 別伝】もどき。


【三国志 別伝 周瑜の手紙 と 魯粛の深謀】は、【魯粛 別伝】もどき。


【三国志 別伝 果てしなき東国の親書と虞翻の計略】は、【虞翻 別伝】もどき。


さて、今回の【三国志 別伝 震天動地】は・・・


 【張松 別伝】


  【曹操 別伝】…至赤壁編


   【楊修 別伝】


    【龐統 別伝】


     【法正 別伝】


      【劉備 別伝】…入蜀編


       【諸葛亮 別伝】


        【劉焉 別伝】


         【劉璋 別伝】


          【張郃 別伝】


           【劉禅 別伝】


            【馬謖 別伝】


             【作者 別伝】


の「もどき」であるっ・・・長っ!


こうして、頑張って書いてみたものの、実は、海音寺潮五郎氏作品がこれを代表とするような「列伝」「人物伝」という歴史小説のジャンルが廃れて久しい・・・らしい。


良く知らないので、「らしい」としか言いようがない。


海音寺潮五郎氏の作品でさえ、知っている人が多くない以上、おそらく、廃れているのだと思う。


私も、ほとんど読んだことが無い!


お家のどこかに2冊くらいこの方の書いた日本の戦国武将「列伝」が連なった形式の本が、転がっているはずだと思うけれども、今、どこにあるやら???


そもそも、本屋さんに置いてないんだもの。


この手の「人物伝」は、基礎知識がないと楽しめない。


入門書ではないのが、ツラい。


どうしても、ライト層お断り作品になってしまいがち。


たぶん、書店に海音寺潮五郎氏作品を置いても売れないんだろうだなぁ。


今回の作品、頑張って、工夫はしてみた。


『孟徳新書』


『西蜀地形図』


正史に出てこないけれども、ゲームなんかには出てきそうなアイテムをご用意したのだ。


よしっ、これで初心者向けになっているはず!


ってことで、今、アイテムの登場部分を読み直してみた。


うん。これは、三国志を初めて読む人が見て、何を書いているか、分からない。


まず「『孟徳』って、何?」って思うもの。


どうせやるなら、『曹操の新兵法書』や『昔の四川省の軍事地形図』くらいまで徹底すべきである。


しかし、それでは、名前があまりに格好悪い。


それっぽくない!


よしっ。


潔く、三国志初見の方に、この話を読んでもらうのは、あきらめることにしよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ