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メルトアーマーサークル 名呉市臨時防衛部活動日誌。  作者: ショーさん
第二話 後編 寛解編
12/17

一ヶ月前 16:30

おおよそ一カ月前


封鎖から2〜3日ぐらいが経過した頃。


俺は叔父さんに電話を入れた。


アーマーを着て怪人と戦いたい・・・


大まかな内容はメッセージで連絡を入れておいたが・・・


そんな願い、許される訳がない。


だから、それ以降のメッセージも全て無視していた。


だが・・・流石に・・・


叔父さんには世話になった。無事にやれていると、連絡したかった。


そして・・・最後の連絡にするつもりだった。


「・・・もしもし、叔父さん。」


「・・・登君!!なんで・・・なんで今まで連絡を・・・!!」


「・・・叔父さん、ごめん、聞いて欲しい事があるんだ」


俺はこれまでの全てを話した。


レギュラスの事、ノアの事、そして・・・


「俺、このまま目の前で誰かが死んでいくの、見たくないんだ、だから、戦わせて欲しい。頼む・・・」


答えはノー、そうに決まっていた。


だが、叔父さんからの答えは意外な物だった。


「・・・わかったよ。」


!?


まさか・・・肯定されるとは思わなかった。


「ただし、連絡を忘れずに入れる事、無茶しない事、それだけは守って欲しい、出来る?」


「・・・ああ、出来るよ」


「後は健康にも、ね、叔父さんは家で待ってるから・・・嫌になったら帰ってくるんだよ・・・」


「・・・ありがとう・・・」


俺は電話を切った。


まさか・・・許されるとは思ってなかった・・・。


けど、これで、心置きなく戦える・・・


今考えると、少し都合の良い解釈だ。

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