気難しい蓮田さん
「世界はもっと輝いていると思っていた」
中学2年生の春、始業式を頭痛でサボった私は
薄く汚れた保健室の天井を見ながら呟いた。
所属している吹奏楽部の練習はキツいし、
来年には受験が控えている。
受験が終わってもまた勉強勉強勉強受験就職。
このまま決められたレールを歩きそして死ぬのだろうか。
春休み明けの憂鬱さからか暗い事ばかりを考えてしまう。
おや、外で教師達の会話が聞こえるぞ。
どうやら私のクラスに転校生が来るらしい。
部活も吹奏楽部希望なのか。
一体どんな人なのだろうか。
ちょっと面白くなってた。
変わらないと思っていた日常の彩度が少し上がった。
中学2年生の春、始業式を頭痛でサボった私は
薄く汚れた保健室の天井を見ながら呟いた。
所属している吹奏楽部の練習はキツいし、
来年には受験が控えている。
受験が終わってもまた勉強勉強勉強受験就職。
このまま決められたレールを歩きそして死ぬのだろうか。
春休み明けの憂鬱さからか暗い事ばかりを考えてしまう。
おや、外で教師達の会話が聞こえるぞ。
どうやら私のクラスに転校生が来るらしい。
部活も吹奏楽部希望なのか。
一体どんな人なのだろうか。
ちょっと面白くなってた。
変わらないと思っていた日常の彩度が少し上がった。
春が来た、転校生も来た
2021/01/21 00:14
(改)