月に向かってスッポンポン
月に向かってスッポンポンになると、二つの玉が月と合わさり月食を起こした。
月食を起こした玉は、お互いに震え合い、大きな大きな大樹を形成させた。
その光景を見た男性は、大きな大きな声を上げながら驚いた。
「これが、ユグドラシルの大樹なのか!」
月食効果により、ユグドラシルの大樹から、白いオーラを吹き上げた。
白いオーラが黒い大地に降り注ぐと、そこから沢山の子供たちが産まれた。
聖なる大地に産まれたユグドラシルの子供たち。
男性は、その子供達を掬い上げた。
すると、なぜか、遠くから赤いパトランプを光らせた車がやってきた。
男は、その音を聴くと同時に急いで現場から離れよう身支度した。
しかし、間に合わなかった。
現場から離れると同時に、皆既月食が解除され、ユグドラシルの大樹は、ドングリになれ果ててしまった。
次の日、目が覚めると何故か留置所にいた。
そして、微笑ましく満面な笑みで呟いた。
男「どうやら、異世界に転移できたようだな!」