これは終わりであり、始まりでもある
他の選択肢選んだら、とか
このまま進んでたらどうなってたか、とか
そういうのをサブストーリーで書きたいな
結局あれから、クリス王子とも会ってないしマーカスとも会ってない
お兄さんは毎日送ってくれているが、あれ以降自分のことについても話さない
ルインといつ会ったのかも未だわかってないし、トリスとはクラスで挨拶をする程度だ
選択肢も急に出てこなくなり、ただ学園に行って学んでいる日々
ナターシャはたまに絡んでくるが、いつもルインに追い払われている
___まぁ、いわゆる嵐の前の静けさだったのだろう
いつものように起きて、リビングに向かうと兄のケインがいる
「おはよう」
「...」
ん?何で無視するんだ?私
「何をそんな不思議そうにしてるんだ?何かついてるか?」
そう言ってケインが自分を見回すも、特に変わった様子もない
何だろう、久々に選択肢でも出るのかな
「...」
「おーい、シオン?」
「いや、誰!??」
「「えっ?」」
なんか...声出た
「あー、あー。えっと...初めまして?」
「いや何でだよ」
「え、えええええええええ!????!!????」
ついにオートモードが切れました
やっとスタート地点って感じ