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対象を選ぶ段階に入ったというわけか

他の選択肢選んだときもちょっと気になるよね


選択肢...



何を選ぶかによって今後仲良くする人が変わるということだろうか?



「頼りにしてるね」は完全にケインと仲良くすることになるだろうし

「大丈夫だよ」はケインとの関わりがだいぶ下がるんだろう

「行きだけお願い」は...これは完全に複数人狙ってるやつだ



しかし、誰と仲良くすべきか未だよくわかっていない

多少の罪悪感はあるが...3つ目を選ぼう






「じゃあ、行きだけお願いしてもいい?」



「うん、そうだな。帰りはいつになるかわからないし...学園でできた友達とでも一緒に帰ってきてくれ」



「うん、そうする!」





支度が終わり、ケインと一緒に家を出た


歩いていると、何やら妬みや羨望の眼差しを感じる



【あ、いつも顔合わせてるから気づかなかったけど...お兄ちゃんってイケメンなんだ...】



まじまじとケインの顔を見つめていると、視線に気づいたケインが「どうした?」と首を傾げる


「っ!な、何でもないよ!」



【何だろう、急にドキドキしてきちゃった...】



見境なしか!

イケメンなら何でもいいのか!雑だな!!




「着いたぞ」


どうやら学園に着いたようだ



「帰りは気をつけてな」


「うん、ありがとうお兄ちゃん!」




そのまま教室へ向かい、何事もなく授業が終わった


どうやらナターシャは来なかったようだ




【よし、授業も終わったし帰ろうかな】





===============




*選択肢*




→ 忘れ物がないか確かめる


校内を少し散策してみる


すぐに学園を出る




===============






また選択肢だ


まぁ、次会った人と帰るんだろうから、トリス、ルイン、王子だろうなぁ...

ハイネは先生だから一緒に帰れないだろうし



んー、ここで王子と会わなかったら今後関われなさそうじゃないか?

うん、よし、帰ろう!




そのまま学園の門をくぐると、フードを被った青年が立っていた



「あ!この前の!あの時はありがとうございました!!」



【ここで会えるなんて偶然だな〜!】




偶然なわけあるかい。どうせ私のこと待ってたんだろ



「あ、ああ。...1人で帰るのか?」




「はい。少し怖いですけど、まだ友達がいないので...」



「...送ろうか?」



「えっ!?いいんですか!!是非お願いします!よかったぁ〜」




【優しい人だな、やっぱ王子様みたい】




どこがだ。どっちかと言えばストーカーだろ




そうしてしばらく歩いていると、男性が焦ったようにこちらへ向かってきた




「クリス王子!!!こんなところで何をしていらっしゃるんですか!国王様も王妃様も心配されてますよ!!!」



「マーカス!ちょ、やめろ!」



「...王子?」



パチクリと瞬きをする私に、王子はため息をついた



「すまない、騙すつもりはなかったんだが面倒ごとに巻き込みたくなくてだな...」



「い、いえ。そんな騙されたとか思ってないですよ!そもそも自己紹介もされてなかったですし」




いや動じろ、私?

王子様に用心棒させてたことに恐縮するだろ普通!!



「今日はここまででいいか?」



「全然大丈夫です!本当なら1人で帰ってたので!」



「すまないな、行くぞマーカス。帰ったら説教だ」



「えぇ!?抜け出したのは王子なのに!!!」




【王子様みたいとは思ってたけど...本当に王子様だったんだ...】





...うん、それよりもマーカスって人にキラキラのエフェクトが付いてたことに恐怖を禁じ得ないよ

ケインに送ってもらうのを拒否した場合、ハイネ先生が出てきます


つまりオートモード中はもう、ハイネ先生は出てきません

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